カードリスト更新中
2003年5月20日データサイトとって最大の恩恵は、いちはやく、正確な情報が届くこと。
どこよりも早く正確なカードリストを公開できるのも強力なバックアップあってのことですから、これは感謝せねばなりません。
ただ、エラーチェックで恩を仇で返しているような気になるところが心苦しくはありますが。
全カードのチェックも終了し(143枚は半分の労力で済むのでありがたい)、まずは第一段階終了。
ここから裁定が出るまでがまた長いのですが・・・
mtgTODAYでいろいろ突っ込まれているようですが、こちらで微妙に補足。
まず《Final Punishment/最後の罰(SCG)》のテキストですが、
Target player loses life equal to the damage already dealt to him or her this turn.
「him or her」は通常ならば"そのプレイヤー"として訳されます。
しかし、同じプレイヤーが影響を受ける・あるいは参照される場合は、「そのプレイヤー」の重複を避けて「自分」という語に変換されます。
これはテキストがいたずらに長くなってしまうのを避ける意味合いもあり、わかりにくいかもしれませんがそういうテンプレートだと覚えてほしいところです。また、「自分」という語は、「you(your)」が連続するときにも同様に使われます。
《Lingering Death/長引く死(SCG)》
そんなにわかりにくいカードだとは思えませんが、どういう機能を持っているかをすぐには把握できないのかもしれません。
要は、これは自分のターンにのみプレイでき、そのクリーチャーのコントローラーのターンの終了時になってようやく生贄に捧げられるという、即効性のある除去ではなく、時限式の除去カードだということです。
自分のクリーチャーにつければ自分のターンの終了時までは生きていますし、相手のクリーチャーにつければ、自分のターンを過ぎ、相手のターンの終了時までそのクリーチャーは生きていることになります。
当然、相手は自分のターンに死んでしまうくらいならとクリーチャーを攻撃に参加させる可能性は高いでしょう。あるいは、アンタップ・ステップとドロー・ステップを経るため、この《Lingering Death/長引く死(SCG)》を除去する手段を見つけられるかもしれません。(たとえばエンチャント破壊や《霊体の地滑り》で回避できます)
不確実性はありますが、じゃあ役に立たないかというとそうでもありません。これによる除去は「生贄」であり、再生持ちですら難なく除去することが可能で、火力と違ってタフネスを気にすることもなく、黒除去のように黒のクリーチャーを殺せないこともありません。
ただプロテクションには確かに弱いですが、基本的にプロテクションはそういった単体除去を無効化する能力なので、これはLingering Death/長引く死(SCG)》に限ったことではないのです。
《Dimensional Breach/次元の突破口(SCG)》
誤訳か?と報じられていますが、決して誤訳ではありません。該当部分ですが、
As long as any of those cards remain removed from the game
この「removed from the game」は「ゲームから取り除かれた」という語ではなくCR217.7. Removed from the Gameによる、「ゾーン名」としての「ゲーム外」を指します。でなければその直前に「remain」を使っていることが文法上おかしいのです。
英語からではわかりにくいタイミングとしての「until end of turn(ターンの終了まで)」と「at end of turn(ターン終了ステップに)」と同じようなものです(テキスト内ではアンタップのみ「step」がつきます)。
これは「該当条件で取り除かれたカード」が「該当ゾーン」にある限り、遅延誘発を発生しつづけるという効果です。
あと、某掲示板で《ドカーン!/Kaboom!》の訳が変だと言っていたバカがいたみたいですが、擬音系のカード名の訳というのはどれを選んでも微妙であり、しかも開発側が「狙ってる」カード名を出した以上、訳もそれに倣ったものを選ぶべきです。
また、年齢層の考慮、使用禁止単語の増加、言葉から与えるインパクト等を考慮する必要もあるため、一概にぱっとみて「おかしい」とか言うのはむしろそちらの考えナシがおかしいのでしょう。
当然、「ドカーン!」以外にも選択肢はあるでしょうが、ではどういう観点から「ドカーン!」が選ばれたのかということも考えてほしいものです。賛否はあると思いますが、この訳には理由が必ずあるはずです。(「理由:その場のノリ」もアリでしょ?)
以上、カードリスト屋からの観点で見た解説でした。
堅い話はここまでにしておいて、恒例のスラング辞書へ追加しようと思っている読みをいくつか紹介。
@てんぷら 《Noble Templar/気高き院僧》
@どん 《Dawn Elemental/曙光の精霊》
@へんいしゅ 《Pemmin’s Aura/ペミンのオーラ》
@かーぼ 《Carbonize/炭化》
@どらごらむ 《Form of the Dragon/ドラゴン変化》
@すた 《Stabilizer/波停機》
あとラグナですが1Mのエル原買ってしまいました。
あちゃー・・・みんなも気をつけましょう。欲しいと思ったときにこそ落とし穴が待っているもんで。
コモドまでに精錬できないなあ・・・誰かお金貸してーッ
どこよりも早く正確なカードリストを公開できるのも強力なバックアップあってのことですから、これは感謝せねばなりません。
ただ、エラーチェックで恩を仇で返しているような気になるところが心苦しくはありますが。
全カードのチェックも終了し(143枚は半分の労力で済むのでありがたい)、まずは第一段階終了。
ここから裁定が出るまでがまた長いのですが・・・
mtgTODAYでいろいろ突っ込まれているようですが、こちらで微妙に補足。
まず《Final Punishment/最後の罰(SCG)》のテキストですが、
Target player loses life equal to the damage already dealt to him or her this turn.
「him or her」は通常ならば"そのプレイヤー"として訳されます。
しかし、同じプレイヤーが影響を受ける・あるいは参照される場合は、「そのプレイヤー」の重複を避けて「自分」という語に変換されます。
これはテキストがいたずらに長くなってしまうのを避ける意味合いもあり、わかりにくいかもしれませんがそういうテンプレートだと覚えてほしいところです。また、「自分」という語は、「you(your)」が連続するときにも同様に使われます。
《Lingering Death/長引く死(SCG)》
そんなにわかりにくいカードだとは思えませんが、どういう機能を持っているかをすぐには把握できないのかもしれません。
要は、これは自分のターンにのみプレイでき、そのクリーチャーのコントローラーのターンの終了時になってようやく生贄に捧げられるという、即効性のある除去ではなく、時限式の除去カードだということです。
自分のクリーチャーにつければ自分のターンの終了時までは生きていますし、相手のクリーチャーにつければ、自分のターンを過ぎ、相手のターンの終了時までそのクリーチャーは生きていることになります。
当然、相手は自分のターンに死んでしまうくらいならとクリーチャーを攻撃に参加させる可能性は高いでしょう。あるいは、アンタップ・ステップとドロー・ステップを経るため、この《Lingering Death/長引く死(SCG)》を除去する手段を見つけられるかもしれません。(たとえばエンチャント破壊や《霊体の地滑り》で回避できます)
不確実性はありますが、じゃあ役に立たないかというとそうでもありません。これによる除去は「生贄」であり、再生持ちですら難なく除去することが可能で、火力と違ってタフネスを気にすることもなく、黒除去のように黒のクリーチャーを殺せないこともありません。
ただプロテクションには確かに弱いですが、基本的にプロテクションはそういった単体除去を無効化する能力なので、これはLingering Death/長引く死(SCG)》に限ったことではないのです。
《Dimensional Breach/次元の突破口(SCG)》
誤訳か?と報じられていますが、決して誤訳ではありません。該当部分ですが、
As long as any of those cards remain removed from the game
この「removed from the game」は「ゲームから取り除かれた」という語ではなくCR217.7. Removed from the Gameによる、「ゾーン名」としての「ゲーム外」を指します。でなければその直前に「remain」を使っていることが文法上おかしいのです。
英語からではわかりにくいタイミングとしての「until end of turn(ターンの終了まで)」と「at end of turn(ターン終了ステップに)」と同じようなものです(テキスト内ではアンタップのみ「step」がつきます)。
これは「該当条件で取り除かれたカード」が「該当ゾーン」にある限り、遅延誘発を発生しつづけるという効果です。
あと、某掲示板で《ドカーン!/Kaboom!》の訳が変だと言っていたバカがいたみたいですが、擬音系のカード名の訳というのはどれを選んでも微妙であり、しかも開発側が「狙ってる」カード名を出した以上、訳もそれに倣ったものを選ぶべきです。
また、年齢層の考慮、使用禁止単語の増加、言葉から与えるインパクト等を考慮する必要もあるため、一概にぱっとみて「おかしい」とか言うのはむしろそちらの考えナシがおかしいのでしょう。
当然、「ドカーン!」以外にも選択肢はあるでしょうが、ではどういう観点から「ドカーン!」が選ばれたのかということも考えてほしいものです。賛否はあると思いますが、この訳には理由が必ずあるはずです。(「理由:その場のノリ」もアリでしょ?)
以上、カードリスト屋からの観点で見た解説でした。
堅い話はここまでにしておいて、恒例のスラング辞書へ追加しようと思っている読みをいくつか紹介。
@てんぷら 《Noble Templar/気高き院僧》
@どん 《Dawn Elemental/曙光の精霊》
@へんいしゅ 《Pemmin’s Aura/ペミンのオーラ》
@かーぼ 《Carbonize/炭化》
@どらごらむ 《Form of the Dragon/ドラゴン変化》
@すた 《Stabilizer/波停機》
あとラグナですが1Mのエル原買ってしまいました。
あちゃー・・・みんなも気をつけましょう。欲しいと思ったときにこそ落とし穴が待っているもんで。
コモドまでに精錬できないなあ・・・誰かお金貸してーッ
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