except by

2003年6月6日
・マジック
 直訳では「〜以外によっては〜されない」がほとんど通例となっているが、なかなか良い訳が見つからず、日本語版もいろいろ工夫して訳している用語のひとつ。
 で、スカージにおいてまたこの訳が変更されたのだが。
Treetop Scout can’t be blocked except by creatures with flying.
樹上の斥候は、飛行を持たないクリーチャーにブロックされない。

 ここでの変更は、原文にはない二重否定になったことだ。一見悪くないテンプレートにも思えるが、実はexceprt byにはもうひとつのパターンがある。

Gorilla Berserkers can’t be blocked except by three or more creatures.

こちらを同様の方式で訳してしまうと、
(これ)は3体以上のクリーチャーによってでなければブロックされない。

となり、テンプレという「型どおり」の文章であるにもかかわらずパターンによって文章が変わってしまうことになりかねない。

「どれが一番」かを決めるのは難しいが、いまのところ「〜しか〜ない」を使用したODあたりの訳が無難なようだ。


話は変わって《平行思考》について面白い質問が寄せられている。
そこらの掲示板によくあるルール読め程度の質問ではなく、FAQにも例示がない「良い」質問の一つだ。

http://www.duelists.org/~kuin/cgi-bin/bbs4/trees.cgi?log=&;v=161&e=res&lp=161&st=0

http://www.duelists.org/~mamiya/bbs/qabbs/treebbs.cgi?vew=21491


きのうのこたえ
 というわけで答えは、
影響を受けない(ブロックされてても関係ない)クリーチャーは《茨の精霊》と《シルヴォス》の2体のみ。よって15点と。
 ここらへんはトランプルの項目でOK。あとは、《茨の精霊》のブロックされなかったかのように、の能力で直接防御側プレイヤーにダメージを割り振れる。

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