プレビュープレビュー
2004年1月15日【マジック】
Heartseeker / 心臓追いの短剣 (4)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Darksteel,レア
装備しているクリーチャーは+2/+1の修正を受けるとともに、以下の能力を持つ。「(T),心臓追いの短剣をはずす:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」
装備(5)
Illus.Michael Sutfin (124/165)
昨日の文章の訂正です。「編集しろ」との声もありましたが間違いは間違いとしてもう一度書き直します。
コストは「つけられてるクリーチャーをタップ、このカードをはずす」で、攻撃面では使用できない。
パワー/タフネス上昇はあるものの、この装備は攻撃に参加するクリーチャーよりもブロック要員として立っているクリーチャーにつけておくべき。
また、クリーチャーに能力を与えるため、このターン中にコントロールを得た(プレイしたり奪ったり)クリーチャーではこの能力をプレイできない。
クリーチャーごとに5マナ支払えば1ターンに複数のクリーチャーを除去できるものの、そこまでの余裕がリミテッドにあるかどうかも疑問である。
しかしながら、除去能力は強力の一言につきる。押され気味のムードすら一変させることのできる良いカードであるが、きちんとマナが出てクリーチャーもそろっていなければリミテッドでも出すだけで終わる可能性も高い。枚数調整は慎重に行おう。
構築では除去ができるようになるカードよりも除去をするカードを選べるため、こういった装備の出番はほぼない。
Arcbound Slith / 電結スリス (2)
アーティファクト・クリーチャー ― スリス(Slith) Darksteel,アンコモン
電結スリスがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
接合1(これはその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で場に出る。それが墓地に置かれたとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたは「その上にそれらの+1/+1カウンターを置く」ことを選んでもよい。)
0/0
Illus.Vance Kovacs (???/165)
通常時に死んでもどれかのクリーチャーに+1/+1をつけることを選べるので、とりあえず呼んでおいても損がないのはメリットだ。
また2マナクリーチャーということで速効用としても悪くない。
序盤はいかに相手に連続してダメージを通すかを考え、ブロックされてしまう状況になったら素直にブロッカー+α程度の人員にしてしまおう。
そういった意味では積極的にピックしても決して有利にはならないクリーチャーだが、墓地からの再利用方法("黒破片"《骸骨の破片》)があるだけでプチ《ドラゴンの血》と化す。
組み合わせ次第ではスペック以上の働きをするものの、やはり単体では心もとないクリーチャーである。
やはりリミテッドでどう使うか、何と組み合わせられるかでこれを採用するかどうかが決まる。構築ではスリスは赤一択なのでそれ以上のものかと言われればNOだ。
Whispersilk Cloak (3)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Darksteel,コモン
装備しているクリーチャーはブロックされず、呪文や能力の対象にならない。
装備(2)
Illus.Luca Zontini (???/165)
《稲妻のすね当て》と比べると機能面では殴り合い向きのぶんこちらの装備のほうがクリーチャーを選ばないため、汎用性は高いと言える。
だがコスト面では出すのにやや重たい感じも受ける。リミテッドではこちらを出すかクリーチャーを出すかで迷うところもあるだろう。削りあいになっているのならブロック要員でお茶を濁すよりはよりアタックに傾いた方がいい場合もある、かもしれない。相打ちが取れるのならばブロック要員の方だが、チャンプブロックしかできないなら攻撃速度を上げたほうがマシだろう。1ターン早く削られることになるが、チャンプブロックするターンが後になるか先になるかだけの問題でさほど最終的な結果には変わりがない。
ともあれ、つけるクリーチャーを選ばないものの、つけたクリーチャーによっては(スリス系や屍族系のダメージが高いもの)その能力を十二ぶんに発揮してくれる。また「攻撃クリーチャーをどうこう」という《魂の閃き》のような除去カードも回避できる良いカードである。見たらピックしても損にはならない。
構築ではマナブーストの比率が高いストンピィでダメージを通すために役に立ってくれるかもしれないが、クリーチャーをならべるデッキに対する回答はすべからく《神の怒り》なので、はたしてこの程度の装備品がそういったデッキの後押しになるかどうかは疑問である。
Karstoderm
2緑緑
クリーチャー−ビースト(Beast) (0/0)
アンコモン
Karstodermは、その上に +1/+1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る。
アーティファクトが1個場に出るたび、 Karstodermから +1/+1 カウンターを1個取り除く。
Illus. Tony Szczudlo
かの《ブラストダーム》の後継とも言えるストンピィマニア垂涎のクリーチャー。
といってもアーティファクトへのアレルギー体質のため、親和デッキに対して全く無力なところも。
リミテッドになると、やはり序盤から中盤、Karstodermがプレイできる頃にはアーティファクトの展開もラッシュになるため、どうしても5/5のままではいられない場面は多々あることだろう。
また前任者と違うところは、結局「ただの5/5」でしかないということで、ありとあらゆるクリーチャー除去の的になってしまう。
また、アーティファクトならなんでも大嫌いということで、アーティファクトランドを出されるだけで4/4になってしまうところも大きなマイナスポイントだ。
相手の手札切れを見計らって出したとしても、相手のデッキにアーティファクトが入っている限り、引かれて出されたら弱体化につながるため、いまいち感は増すばかりだ。もっとも、それ以前に「ただの5/5」であるところも魅力減なわけだが。
コストが安いからといって安易にこの早くクリーチャーを出しても、リミテッドでは出すだけ損になる可能性も高い。
また昨今の親和デッキの暴れっぷりを見るとこれを入れるよりアーティファクト破壊や《腐食ナメクジ》のほうがよほどメタに沿っている。
アーティファクトぎらいの体質では、現環境ではお呼びではなさそうだ。
ほかのフォーマットならばそれこそ《ブラストダーム》がいるわけで、ほかのカードに頼らないと死んでしまう、あるいは1/1貧弱Karstodermになるというのは・・・積極的にピックするアンコモンである、とは言いたくない要素が存在するということで自分の感想にしよう。もしかしたら速攻3ターン目で出して殴りつづければ強いかもしれないからだ。それは、この虚弱能力と5/5の釣り合いが、相手及び自分のアーティファクト展開の速度にも関係するため、それがプラスに傾いたときにだけ「強い」と思えるだけかもしれないからだ。
Heartseeker / 心臓追いの短剣 (4)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Darksteel,レア
装備しているクリーチャーは+2/+1の修正を受けるとともに、以下の能力を持つ。「(T),心臓追いの短剣をはずす:クリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。」
装備(5)
Illus.Michael Sutfin (124/165)
昨日の文章の訂正です。「編集しろ」との声もありましたが間違いは間違いとしてもう一度書き直します。
コストは「つけられてるクリーチャーをタップ、このカードをはずす」で、攻撃面では使用できない。
パワー/タフネス上昇はあるものの、この装備は攻撃に参加するクリーチャーよりもブロック要員として立っているクリーチャーにつけておくべき。
また、クリーチャーに能力を与えるため、このターン中にコントロールを得た(プレイしたり奪ったり)クリーチャーではこの能力をプレイできない。
クリーチャーごとに5マナ支払えば1ターンに複数のクリーチャーを除去できるものの、そこまでの余裕がリミテッドにあるかどうかも疑問である。
しかしながら、除去能力は強力の一言につきる。押され気味のムードすら一変させることのできる良いカードであるが、きちんとマナが出てクリーチャーもそろっていなければリミテッドでも出すだけで終わる可能性も高い。枚数調整は慎重に行おう。
構築では除去ができるようになるカードよりも除去をするカードを選べるため、こういった装備の出番はほぼない。
Arcbound Slith / 電結スリス (2)
アーティファクト・クリーチャー ― スリス(Slith) Darksteel,アンコモン
電結スリスがプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、その上に+1/+1カウンターを1個置く。
接合1(これはその上に+1/+1カウンターが1個置かれた状態で場に出る。それが墓地に置かれたとき、アーティファクト・クリーチャー1体を対象とする。あなたは「その上にそれらの+1/+1カウンターを置く」ことを選んでもよい。)
0/0
Illus.Vance Kovacs (???/165)
通常時に死んでもどれかのクリーチャーに+1/+1をつけることを選べるので、とりあえず呼んでおいても損がないのはメリットだ。
また2マナクリーチャーということで速効用としても悪くない。
序盤はいかに相手に連続してダメージを通すかを考え、ブロックされてしまう状況になったら素直にブロッカー+α程度の人員にしてしまおう。
そういった意味では積極的にピックしても決して有利にはならないクリーチャーだが、墓地からの再利用方法("黒破片"《骸骨の破片》)があるだけでプチ《ドラゴンの血》と化す。
組み合わせ次第ではスペック以上の働きをするものの、やはり単体では心もとないクリーチャーである。
やはりリミテッドでどう使うか、何と組み合わせられるかでこれを採用するかどうかが決まる。構築ではスリスは赤一択なのでそれ以上のものかと言われればNOだ。
Whispersilk Cloak (3)
アーティファクト ― 装備品(Equipment) Darksteel,コモン
装備しているクリーチャーはブロックされず、呪文や能力の対象にならない。
装備(2)
Illus.Luca Zontini (???/165)
《稲妻のすね当て》と比べると機能面では殴り合い向きのぶんこちらの装備のほうがクリーチャーを選ばないため、汎用性は高いと言える。
だがコスト面では出すのにやや重たい感じも受ける。リミテッドではこちらを出すかクリーチャーを出すかで迷うところもあるだろう。削りあいになっているのならブロック要員でお茶を濁すよりはよりアタックに傾いた方がいい場合もある、かもしれない。相打ちが取れるのならばブロック要員の方だが、チャンプブロックしかできないなら攻撃速度を上げたほうがマシだろう。1ターン早く削られることになるが、チャンプブロックするターンが後になるか先になるかだけの問題でさほど最終的な結果には変わりがない。
ともあれ、つけるクリーチャーを選ばないものの、つけたクリーチャーによっては(スリス系や屍族系のダメージが高いもの)その能力を十二ぶんに発揮してくれる。また「攻撃クリーチャーをどうこう」という《魂の閃き》のような除去カードも回避できる良いカードである。見たらピックしても損にはならない。
構築ではマナブーストの比率が高いストンピィでダメージを通すために役に立ってくれるかもしれないが、クリーチャーをならべるデッキに対する回答はすべからく《神の怒り》なので、はたしてこの程度の装備品がそういったデッキの後押しになるかどうかは疑問である。
Karstoderm
2緑緑
クリーチャー−ビースト(Beast) (0/0)
アンコモン
Karstodermは、その上に +1/+1 カウンターが5個置かれた状態で場に出る。
アーティファクトが1個場に出るたび、 Karstodermから +1/+1 カウンターを1個取り除く。
Illus. Tony Szczudlo
かの《ブラストダーム》の後継とも言えるストンピィマニア垂涎のクリーチャー。
といってもアーティファクトへのアレルギー体質のため、親和デッキに対して全く無力なところも。
リミテッドになると、やはり序盤から中盤、Karstodermがプレイできる頃にはアーティファクトの展開もラッシュになるため、どうしても5/5のままではいられない場面は多々あることだろう。
また前任者と違うところは、結局「ただの5/5」でしかないということで、ありとあらゆるクリーチャー除去の的になってしまう。
また、アーティファクトならなんでも大嫌いということで、アーティファクトランドを出されるだけで4/4になってしまうところも大きなマイナスポイントだ。
相手の手札切れを見計らって出したとしても、相手のデッキにアーティファクトが入っている限り、引かれて出されたら弱体化につながるため、いまいち感は増すばかりだ。もっとも、それ以前に「ただの5/5」であるところも魅力減なわけだが。
コストが安いからといって安易にこの早くクリーチャーを出しても、リミテッドでは出すだけ損になる可能性も高い。
また昨今の親和デッキの暴れっぷりを見るとこれを入れるよりアーティファクト破壊や《腐食ナメクジ》のほうがよほどメタに沿っている。
アーティファクトぎらいの体質では、現環境ではお呼びではなさそうだ。
ほかのフォーマットならばそれこそ《ブラストダーム》がいるわけで、ほかのカードに頼らないと死んでしまう、あるいは1/1貧弱Karstodermになるというのは・・・積極的にピックするアンコモンである、とは言いたくない要素が存在するということで自分の感想にしよう。もしかしたら速攻3ターン目で出して殴りつづければ強いかもしれないからだ。それは、この虚弱能力と5/5の釣り合いが、相手及び自分のアーティファクト展開の速度にも関係するため、それがプラスに傾いたときにだけ「強い」と思えるだけかもしれないからだ。
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