Q6:《卑劣漢の大鎌/Scythe of the Wretched(MRD)》を装備したクリーチャーが自分自身にダメージを与えましたが。それでは死にませんでした。そのあと生贄に捧げるとクリーチャーは戻りますか?
A6:戻ります。
 《卑劣漢の大鎌》は、装備したクリーチャーがダメージを与えたクリーチャーが、このターンに墓地に置かれると誘発します。墓地に置かれた理由がそのダメージによるものでなくてもです。ゲームは装備しているクリーチャーがダメージを与えたということを覚えており、クリーチャーを生贄に捧げたときにまだ《卑劣漢の大鎌》がそのクリーチャーについていれば、誘発してそのクリーチャーを場に戻します。

Q7:《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will(UZ)》は自分を取り除きますか?《Regrowth》や《Timetwister》で何回も使用できるんでしょうか。
A7:自分自身も取り除きます。
 この「墓地に置かれるカードをゲームから取り除く」置換効果は、解決時に開始します。そして、カードじたいが墓地に置かれるのは解決の最後です。置換効果は有効になっているので、自分自身をゲームから取り除きます。《燃え立つ願い/Burning Wish(JUD)》や《Ring of Ma’Ruf》のようなものを使わないと取り戻すことはできません。

Q8:《周囲の圧力/Peer Pressure(ONS)》を使ったとき、「タイプなし」を宣言し、《自然の類似/Natural Affinity(8ED)》を使ってすべての土地をコントロールすることはできますか?
A8:できません。
 クリーチャー・タイプを指定するよう書かれているものは、ゲームに存在するタイプのなかから選ばなければなりません。詳細ルールの「クリーチャー・タイプ」を参照してください。

Q9:《洗い流し/Wash Out(IN)》を使ったとき、銀色とか無色を選んでアーティファクトを手札に戻すことはできますか?
A9:できません。
 色を指定するよう書かれているものは、白、青、黒、赤、緑のなかからしか選ぶことはできません。

Q10:《ゴブリンの溶接工/Goblin Welder(UL)》で《虚空の杯/Chalice of the Void(MRD)》を持ってきたとき、マナを支払ってカウンターを乗せることはできますか?
A10:できません。
 マナ・コストに含まれるXは、カードを呪文として、スタックを使用してプレイする際にしか支払えません。別の方法で直接場に出したときは、蓄積カウンターを置くことはできません。
 それは蓄積カウンターを一個も持っていませんが、つまりXをゼロとしてプレイしたのと同じことになります。ですから、コストがゼロの呪文を打ち消すことはできます。

Q11:アーティファクトランドと《聖なる場/Sacred Ground(8ED)》を持っています。対戦相手は《魔力流出/Energy Flux(MM)》を出していて、自分のアップキープにマナを支払えませんでした。《聖なる場》でアーティファクトランドを戻せますか?戻るならマナを出して墓地に送って、また戻してを繰り返せますか?これで無限マナはできますか?
A11:これはループを引き起こしません。無限マナもできません。
 《魔力流出》はアーティファクトにアップキープにマナ支払いを要求する能力を与えます。これはアーティファクト自身が持ち、アップキープに1回だけ誘発し、あなたが能力をコントロールします。ですから、《聖なる場》は誘発しません。対戦相手の呪文や能力によるものではないからです。
 (#もし戻ったとしても〜、のくだりは仮の想定からの解説なので一つの文にまとめました)

Q12:自分は《映し身人形/Duplicant(MRD)》を出し、対戦相手が持っている裏向きのクリーチャーを対象に取りました。表向きになったそのカードは《皇帝ヘルカイト/Imperial Hellkite(LGN)》でした。この《映し身人形》は2/2ですか?それとも6/6ですか?
A12:6/6のドラゴンです。
 《映し身人形》はクリーチャー・タイプ、パワー、タフネスを、(色は除く)カードに印刷されている値を使います。場にあるときの値ではないことに注意してください。ゲーム外にあるカードは表向きですから、その値を使います。(#刻印されているカードのパワーやタフネスに*が含まれる場合、その*の値は0です。)

Q13:自分は《黒の防御円/Circle of Protection: Black(8E)》を持っていて、対戦相手が《涙の雨/Rain of Tears(MM)》を最後のアンタップ状態の土地に使ってきました。自分は相手の手札に《生命吸収/Drain Life(MI)》があることを知っているので、それを指定して《防御円》を起動したんですが、対戦相手はそれはできないといいます。本当ですか?
A13:そのとおりです。
 《防御円》はなんらかの発生源を選ぶ必要がありますが、選べるものはパーマネント、スタックに乗っている呪文(クリーチャー呪文でもOK)や、スタックに乗っているオブジェクトに参照されるオブジェクトです。(#さっぱりだと思うので補足。前者の「スタックに乗っているオブジェクト」は能力や戦闘ダメージ、後者の「参照されるオブジェクト」はカードやトークンなどになります。発生源はカードかトークンなどを指定します。)
 あなたはあらかじめ知っていたとしても、それ以外のものを選べません。《防御円》の解決時に発生源を選んでください。それ以外のタイミングで発生源を指定することはできません。
 (#発生源、に関してはきっちり把握している人は少ないかもしれないので少し解説。
  ・発生源は、カードかトークン、呪文のコピーである。
  ・発生源の選択は対象をとるものではない。効果でも能力でもない「選択」なので、呪文や能力の対象にならない等のものでも発生源に選ぶことができる。
  ・《黒の防御円》は、解決時に黒である発生源を指定し、それからのダメージだけを軽減します。《のたうつウンパス/Thrashing Wumpus(MM)》が2体いた場合、1回起動してウンパスAを指定すると、ウンパスAが与えるダメージ1回だけを軽減します。ウンパスBからのダメージはいっさい影響ありません。また、一回軽減するだけで、それが起動型能力によるものか戦闘ダメージかは問題にしません。2回能力を起動されたら、《防御円》も2回起動する必要があります。
  ・例外処理は一切無視しています。)

コメント

お気に入り日記の更新

最新のコメント

日記内を検索