【マジック】

レジェンドルールが変わったんだってば

まだちょっと浸透してないようなので改めて。
この時期にレジェンドルール改変ってのも珍しいなとは思ったんだけど、要は来るべき9版に向けてのルールを整理している感じかな。

まず、「レジェンド」はこれ以降「伝説のクリーチャー」となります。
1、「レジェンド」はもはやクリーチャー・タイプではありません。クリーチャー・タイプを選ぶ関係の呪文はのきなみテキストが変わりました。
2.伝説のクリーチャーのなかには、クリーチャー・タイプをもたないものもいます。(LEのレジェンドたちとか)
3.同じカード名の伝説のクリーチャーが2体以上場に出ると、それら全てが状況起因効果で墓地に置かれます。(公式ガイドでは「破壊される」と書いてあって非常に残念。破壊じゃ再生できちゃうでしょ真木さん)

さて、このルールになった理由がいくつか考えられます。
ひとつは、他の伝説のパーマネントとのルールの統一。
また、「伝説の」を特殊タイプにすることでの「伝説の〜」がクリーチャー化することも単純化されることになります。
新しいレジェンドルール下では「もっとも長く伝説性を持ったパーマネントがどれか」を気にしなくてよくなった。面倒なタイムスタンプを気にしなくてよくなったのは改良としては素晴らしいですな。

しかも、伝説性を特殊タイプにしたことで、エンチャントに伝説性がつくようにもなった。これで全部のパーマネント・タイプに「伝説の」が問題なくつけられるというわけで。タイプの裾野が広がるのはめでたい。

今まであったエンチャント(ワールド)は・・・なんだか知らないがこれも「ワールド・エンチャント(場)」として、特殊タイプになったようです。ルール的にどう変わるのかCR(まだ出てない)を見てみないとわからないんですが・・・マダー?

・神河物語 公式ハンドブックは面白い!
今回から鶴田氏に代わって真木孝一郎さんがライターとなりました。
また、構築・限定の有用度を星の数で示したりとより具体的な表現でカードを評価しています。
真木氏はSBJのライター時代からも軽い語り口調とそこかしこに溢れるジョーク精神で我々を楽しませてくれていましたが、公式ガイドでもその「真木節」がこれでもかと書かれており、回を重ねるごとに味気なくなっていったこれまでの公式ガイドの文章から一転して、「読んでも面白い」カード紹介がされています。
もちろん、時間をかけて書かれたことにはまちがいない。もともと鶴田氏の公式ガイドに割ける時間も問題だったため、これだけの内容と密度であれば十分読み物としても耐えうるのではないかと愚考しますが。
まずは神河ブロック、真木流公式ガイドを楽しみにしてみようではないか。

また、今回公式ガイドでは簡単なストーリーやキャラクターの紹介(星野氏の翻訳だからハズレはない)があったりと物語面でも神河物語を楽しむことができます。
そしてコンセプトアートチームの一員であり、今回も素晴らしいイラストでカードを彩っている一徳氏のインタビューもあるなど、これまでの公式ガイドにはない充実ぶり。

また、大判のカードイラストはやや減少しています。枚数的に紙面に空きスペースがないためやむをえないところでしょう。
あと、《山崎兄弟/Brothers Yamazaki(CHK)b》(通称「おとじゃ」>双子なんだってね)も小さく紹介されているのでイラストが気になっていた人は要チェック。

神河から日本語版カードにルビがふられるようになったのでさほど重要ではないですが、日本語・英語さくいんもきちんとついています。

今回の公式ガイド、1000円の価値はありますぜ。

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