自分達が作ったカードを全肯定するならば、そもそもスタンダードすら存在しないわけで。

親和のメカニズムがどこまで環境に悪影響を及ぼすと見極められなかったか、あるいは「未来がある」とある程度の甘い希望的観測でしかなかったのか。

《火の玉/Fireball(DST)》《爆破/Detonate(MRD)》《火炎崩れ/Flamebreak(DST)》と親和/結合対策用を盛り込んでみたつもり、および《神の怒り/Wrath of God(8ED)》でなんとかなるだろうと踏んでいたか、そもそもテストプレイの段階でアーティファクトランドが考慮されていなかったせいか。

禁止カードというのは、「このカードはダメだ」と否定するもんではないと思います。自分達でも予測のつかなかった「親和一色」の環境を打開するため、そして神河ブロックが現スタンダードにほとんど影響を与えていない原因が親和にあるとしたら。

ミラディンブロックが落ちるまでプレイヤーにじっと耐えてもらう?

夏に9版が発売されて、新規参入者を呼び込むためにキャンペーンを打つときに、「あと3ヶ月しか使えないけどトーナメントで勝ちたいなら親和組んでね」とは言えないでしょう。

謀叛が環境参入してきたタイミングでスタンダードから親和を締め出すのは、そうせざるをえない状況にまで、これらのカード群が環境を染めていたということでしょう。
トーナメントに参加していると、自分の使っているデッキが全否定されたようで憤慨するのも無理はないと思いますが、環境が変化するのもスタンダードの常であり、MoMaしかりメグリムジャーしかり、安直に勝てる手段はスタンダードでは特に嫌われている性格はいまだ健在だということがはっきりしたと、そういうことですか。

あと、アメリカと日本の温度の差というものもひとつ問題になるかもしれません。アメリカほどショップ大会や認定大会が多くないうえ、エクステンデッドの文化がさほど浸透していない&スタンダードにあらずんばマジックにあらず、的な空気は日本ならではだと思います。

そのあたりのフォロー含めて、日本のマジック関係者は対応を考えたほうがいいかもしれないですね。

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