無限になるという都市伝説
2005年11月13日 【マジック】《最下層民の盾/Pariah’s Shield(RAV)》と《石炭運びの豚/Coalhauler Swine(RAV)》が「無限ループになる」という都市伝説があるようですが、せめてここを読んでいる人にはその誤解を解かなければならないでしょう。
正確に言えばそれだけのカードでは「有限のループ」にしかならないからです。処理のループは確かにありますが、必ず終わります。
本当にこの2枚を使って無限ループを作ろうとする場合、いくつか条件がつきます。「《石炭運びの豚》が破壊されない」「対戦相手および自分にその処理を止める意志が無い」「対戦相手が『敗北しない』」の条件を満たす状況とカードが必要になると。
《最下層民の盾》のついた《石炭運びの豚》がいる状態で、豚かあなたにダメージが与えられると、あなたへのダメージは置き換えで豚に。豚にダメージが与えられたら同じ数だけあなたに、を繰り返し行います。
ここで処理が複数回に及ぶのは、「豚が誘発型能力だから」という点にあります。豚は、ダメージが与えられることでダメージを与える効果を発生させます。その能力のダメージが置き換えられて自身に与えられ、それがまた新しい誘発型能力を誘発させる・・・といった按配。
この連続処理が終わるのは、処理を続けることで先に挙げた条件のいずれかを破ることになるからです。
《豚》は与えられたダメージを蓄積していきますから、1点のダメージも4回繰り返すことで致死ダメージに達し、破壊されます。その時点でこの処理は終わります。
どちらかのプレイヤーが対応して《豚》か《盾》を破壊してしまえば、やっぱり終わります。
あなたへのダメージは1点たりとも与えられませんが、対戦相手のライフが0になればそこでゲームが終了します。
この3つの条件を満たす場合、本当にループを止める手段がなくなります。そのデュエルは引き分けになります。
クリーチャーとプレイヤーの間をダメージがいったりきたりするのは、以前にも《背信の絆/Treacherous Link(UL)》と《最下層民/Pariah(7E)》を同じクリーチャーにつける、という例があります。
しかし、ここで注意して欲しいのは、「どちらも置換能力である」ということです。
419.6aにより、置換能力は、1つのイベントを一回しか置換しません。
ですから、どちらかに与えられたダメージは、それぞれが1回置換してもとに戻っておしまい、というのが結論です。無限にもループにもなりません。
正確に言えばそれだけのカードでは「有限のループ」にしかならないからです。処理のループは確かにありますが、必ず終わります。
本当にこの2枚を使って無限ループを作ろうとする場合、いくつか条件がつきます。「《石炭運びの豚》が破壊されない」「対戦相手および自分にその処理を止める意志が無い」「対戦相手が『敗北しない』」の条件を満たす状況とカードが必要になると。
《最下層民の盾》のついた《石炭運びの豚》がいる状態で、豚かあなたにダメージが与えられると、あなたへのダメージは置き換えで豚に。豚にダメージが与えられたら同じ数だけあなたに、を繰り返し行います。
ここで処理が複数回に及ぶのは、「豚が誘発型能力だから」という点にあります。豚は、ダメージが与えられることでダメージを与える効果を発生させます。その能力のダメージが置き換えられて自身に与えられ、それがまた新しい誘発型能力を誘発させる・・・といった按配。
この連続処理が終わるのは、処理を続けることで先に挙げた条件のいずれかを破ることになるからです。
《豚》は与えられたダメージを蓄積していきますから、1点のダメージも4回繰り返すことで致死ダメージに達し、破壊されます。その時点でこの処理は終わります。
どちらかのプレイヤーが対応して《豚》か《盾》を破壊してしまえば、やっぱり終わります。
あなたへのダメージは1点たりとも与えられませんが、対戦相手のライフが0になればそこでゲームが終了します。
この3つの条件を満たす場合、本当にループを止める手段がなくなります。そのデュエルは引き分けになります。
クリーチャーとプレイヤーの間をダメージがいったりきたりするのは、以前にも《背信の絆/Treacherous Link(UL)》と《最下層民/Pariah(7E)》を同じクリーチャーにつける、という例があります。
しかし、ここで注意して欲しいのは、「どちらも置換能力である」ということです。
419.6aにより、置換能力は、1つのイベントを一回しか置換しません。
ですから、どちらかに与えられたダメージは、それぞれが1回置換してもとに戻っておしまい、というのが結論です。無限にもループにもなりません。
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