シャドウムーア小ネタ その2
2008年5月15日 【マジック】取り上げずにはいられない小ネタとしてシャドウムーアのアーティストが挙げられるでしょう。
まずは初登場アーティストから。
Howard Lyon
この人はローウィンから参加のアーティスト。代表作は《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》や《恐ろしい発見/Ghastly Discovery(SHM)》《黄金光の蛾/Goldenglow Moth(SHM)》など独特の透明感のある光を描く人です。
Chuck Lukacs
この人もローウィンから。注目はやはり《増え続ける成長/Incremental Growth(LRW)》と《増え続ける荒廃/Incremental Blight(SHM)》の対の絵でしょう。
Omar Rayyan
《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk(FUT)》で登場したのですが基本的にはローウィンから参加のアーティスト。身隠しに見られるとおり、そのまま絵本の挿絵にできそうなブラシ加減が素晴らしい人。代表作は《タール火/Tarfire(LRW)》や《風立ての猛禽/Windbrisk Raptor(SHM)》と《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》のペア。
Thomas Denmark
この人もローウィンから。ローウィン〜シャドウムーアを通じて世界観を変えるためにかなりの新規アーティストが参加してきていますね。代表作は《悪名高き群れ/Notorious Throng(MOR)》。
Steven Belledin
10版、コールドスナップ、次元の混乱とちまちまと登場していましたが、メインはローウィン〜シャドウムーアで描いてる人です。
代表作は《草原恵み/Meadowboon(MOR)》のモフモフさ加減やみんな大好き《大霊の盾/Shield of the Oversoul(SHM)》。
Jeremy Enecio
シャドウムーアで初参加。3枚のカードを手がけています。ちょっとダークな雰囲気をかもしだす絵です。
Jason Chan
《雨雲の迷路/Nimbus Maze(FUT)》と《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》の後沈黙を破ってなんとシャドウムーアで再参加。
つぶらな瞳の《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》や純白が目にまぶしい《黄昏の番人/Twilight Shepherd(SHM)》と良作に事欠きません。期待の新人さんです。現在6枚。
Izzy
シャドウムーアから初参加。《安寧砦の二人組/Safehold Duo(SHM)》のおっぱいや《悲哀吸い/Woeleecher(SHM)》のぶよぶようわキモまで多彩な芸風が目を引きます。現在4枚。
Jesper Ejsing
シャドウムーアのプレビューコラムでも触れられていましたがローウィンから参加、というか熱烈に招かれたアーティストの一人。《木化/Lignify(LRW)》や《変わり身のタイタン/Changeling Titan(LRW)》でお世話になっている人は多いはず。
E. M. Gist
コールドスナップで初参加、ローウィンには居ませんがシャドウムーアで再び参加。どれもマイナーなカードばかりなので目にする機会が少ないのがかわいそう。《溺れさせる者の信徒/Drowner Initiate(SHM)》の「はどうけん」や《命取りの幼虫/Deadly Grub(PLC)》あたりが代表作でしょうか。
Scott Altmann
未来予知で初参加、シャドウムーアで2回目の登場という新進。枚数も少なくマイナーなカードが多い。《焦熱のダイフリン/Blistering Dieflyn(SHM)》や《呪文狂いのアウフ/Spellwild Ouphe(FUT)》のような独特の顔を描くのが特徴。《深洞のインプ/Deepcavern Imp(FUT)》をリミテッドで使った人も多いのでは。現在8枚。
Ron Brown
シャドウムーアで初参加。4枚のうち3枚がアーティファクトという神器描き。
Lucio Parrillo
未来予知で初参加、シャドウムーアで2回目の登場という新進その2.有名なカードといっても《グールの大群/Mass of Ghouls(FUT)》が10版に再録されてびっくり、とかそのあたりしかない罠。現在8枚。
Daarken
ふざけたペンネームですが腕は確か。未来予知で初参加、有名どころは《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade(FUT)》が筆頭。《真夜中のバンシー/Midnight Banshee(SHM)》《湖のコリガン/Loch Korrigan(SHM)》など名前に恥じぬダークっぷりに定評のあるアーティストです。10枚のうち9枚が黒関連のカード。どんだけー
Carl Frank
テンペスト以来の復活をとげたのが未来予知。のちローウィンで1枚、シャドウムーアで2枚。これだけの歴史があるのに手がけたカードが5枚というレア・アーティスト。俺もよく気づいた。
Larry MacDougall
ローウィンから参加。《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie(LRW)》や《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide(LRW)》など濃ゆいけれども愛嬌のあるキャラクターとやわらかいタッチでローウィン世界を描いている人。
Eric Fortune
初出は未来予知ですがローウィン〜シャドウムーアとさまざまなカードを手がけているローウィン世界を任されたアーティストたちの一人。
Nils Hamm
10版、未来予知とちまちま描いていましたが本格的にローウィンから参加。
代表作?もちろんあの《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》や《石塚の放浪者/Cairn Wanderer(LRW)》ですよ。
Dave DeVries
次元の混乱が初出ですがシャドウムーアまできていまだ3枚。なかなかお呼びがかからない新進アーティスト。
Richard Whitters
シャドウムーアが初参加。カードは2枚担当。
Ian Edward Ameling
シャドウムーアが初参加。カードは《魂魄流/Torrent of Souls(SHM)》1枚のみ。
Richard Kane Ferguson
そして注目のアーティストといえば。やはりこの方。あの《Arcane Denial(ALL)》や《奪取/Desertion(6ED)》というカオス絵で古参のファンも多い御大です。実は時のらせんではタイムシフトに3枚、新作2枚と「アーティストもタイムシフトしてきた祭り」がひそかに行われていたのは有名な話ですが(え、有名じゃないの?mjd?)、シャドウムーアでは3枚の新作で存在感をアピール。注目はやはり超強力カード《恒久の拷問/Everlasting Torment(SHM)》。
Drew Tucker
リチャード氏と同じく時のらせんでタイムシフトしてきたアーティストその2。シャドウムーアではちゃんと形がわかる!わかるよ!
要注目の《飢えたスプリガン/Hungry Spriggan(SHM)》とか、物の形がはっきりしすぎて驚くべき変化を遂げています。
Terese Nielsen & Ron Spencer
あと注目したいのはこちら。《マナの反射/Mana Reflection(SHM)》などの反射サイクル5枚をこの兄妹が合作で手がけるという大事件。似ても似つかぬ芸風ながら、各カードの画風は実に芸が細かいので見比べてみてください。
とまあざっと紹介してみましたが、ローウィン〜シャドウムーアで新しく契約したアーティストがこんなに多いことにちょっとびっくりです。いつものメンツがわりと少なく、ゲストががっちりと世界観を構築していることに驚きを禁じえません。これはコラムでも少し触れられていましたが、スタイルガイドが存在していながらも、アート注文がわりとアバウトでアーティストのデザイン力に頼るものが大きいのにかかわらずこれだけの世界が構築されているのが素晴らしい。ローウィン・ブロックに参加しているアーティストたちはまさに一流のデザイナーであり、アーティストであると言えます。
もちろんそれを監修するアートデザイン・チームの労力も並大抵ではないでしょう。短い期間で4つもエキスパンションを出し、枚数のわりに締め切りがやばそうなブロックだからこその豪華ゲストなんでしょうかねー。
まずは初登場アーティストから。
Howard Lyon
この人はローウィンから参加のアーティスト。代表作は《ブライトハースの指輪/Rings of Brighthearth(LRW)》や《恐ろしい発見/Ghastly Discovery(SHM)》《黄金光の蛾/Goldenglow Moth(SHM)》など独特の透明感のある光を描く人です。
Chuck Lukacs
この人もローウィンから。注目はやはり《増え続ける成長/Incremental Growth(LRW)》と《増え続ける荒廃/Incremental Blight(SHM)》の対の絵でしょう。
Omar Rayyan
《ミストメドウの身隠し/Mistmeadow Skulk(FUT)》で登場したのですが基本的にはローウィンから参加のアーティスト。身隠しに見られるとおり、そのまま絵本の挿絵にできそうなブラシ加減が素晴らしい人。代表作は《タール火/Tarfire(LRW)》や《風立ての猛禽/Windbrisk Raptor(SHM)》と《風立ての高地/Windbrisk Heights(LRW)》のペア。
Thomas Denmark
この人もローウィンから。ローウィン〜シャドウムーアを通じて世界観を変えるためにかなりの新規アーティストが参加してきていますね。代表作は《悪名高き群れ/Notorious Throng(MOR)》。
Steven Belledin
10版、コールドスナップ、次元の混乱とちまちまと登場していましたが、メインはローウィン〜シャドウムーアで描いてる人です。
代表作は《草原恵み/Meadowboon(MOR)》のモフモフさ加減やみんな大好き《大霊の盾/Shield of the Oversoul(SHM)》。
Jeremy Enecio
シャドウムーアで初参加。3枚のカードを手がけています。ちょっとダークな雰囲気をかもしだす絵です。
Jason Chan
《雨雲の迷路/Nimbus Maze(FUT)》と《否定の契約/Pact of Negation(FUT)》の後沈黙を破ってなんとシャドウムーアで再参加。
つぶらな瞳の《萎れ葉のしもべ/Wilt-Leaf Liege(SHM)》や純白が目にまぶしい《黄昏の番人/Twilight Shepherd(SHM)》と良作に事欠きません。期待の新人さんです。現在6枚。
Izzy
シャドウムーアから初参加。《安寧砦の二人組/Safehold Duo(SHM)》のおっぱいや《悲哀吸い/Woeleecher(SHM)》のぶよぶようわキモまで多彩な芸風が目を引きます。現在4枚。
Jesper Ejsing
シャドウムーアのプレビューコラムでも触れられていましたがローウィンから参加、というか熱烈に招かれたアーティストの一人。《木化/Lignify(LRW)》や《変わり身のタイタン/Changeling Titan(LRW)》でお世話になっている人は多いはず。
E. M. Gist
コールドスナップで初参加、ローウィンには居ませんがシャドウムーアで再び参加。どれもマイナーなカードばかりなので目にする機会が少ないのがかわいそう。《溺れさせる者の信徒/Drowner Initiate(SHM)》の「はどうけん」や《命取りの幼虫/Deadly Grub(PLC)》あたりが代表作でしょうか。
Scott Altmann
未来予知で初参加、シャドウムーアで2回目の登場という新進。枚数も少なくマイナーなカードが多い。《焦熱のダイフリン/Blistering Dieflyn(SHM)》や《呪文狂いのアウフ/Spellwild Ouphe(FUT)》のような独特の顔を描くのが特徴。《深洞のインプ/Deepcavern Imp(FUT)》をリミテッドで使った人も多いのでは。現在8枚。
Ron Brown
シャドウムーアで初参加。4枚のうち3枚がアーティファクトという神器描き。
Lucio Parrillo
未来予知で初参加、シャドウムーアで2回目の登場という新進その2.有名なカードといっても《グールの大群/Mass of Ghouls(FUT)》が10版に再録されてびっくり、とかそのあたりしかない罠。現在8枚。
Daarken
ふざけたペンネームですが腕は確か。未来予知で初参加、有名どころは《黒き剣の継承者コーラシュ/Korlash, Heir to Blackblade(FUT)》が筆頭。《真夜中のバンシー/Midnight Banshee(SHM)》《湖のコリガン/Loch Korrigan(SHM)》など名前に恥じぬダークっぷりに定評のあるアーティストです。10枚のうち9枚が黒関連のカード。どんだけー
Carl Frank
テンペスト以来の復活をとげたのが未来予知。のちローウィンで1枚、シャドウムーアで2枚。これだけの歴史があるのに手がけたカードが5枚というレア・アーティスト。俺もよく気づいた。
Larry MacDougall
ローウィンから参加。《ボガートの汁婆/Wort, Boggart Auntie(LRW)》や《川の案内者、シグ/Sygg, River Guide(LRW)》など濃ゆいけれども愛嬌のあるキャラクターとやわらかいタッチでローウィン世界を描いている人。
Eric Fortune
初出は未来予知ですがローウィン〜シャドウムーアとさまざまなカードを手がけているローウィン世界を任されたアーティストたちの一人。
Nils Hamm
10版、未来予知とちまちま描いていましたが本格的にローウィンから参加。
代表作?もちろんあの《アメーバの変わり身/Amoeboid Changeling(LRW)》や《石塚の放浪者/Cairn Wanderer(LRW)》ですよ。
Dave DeVries
次元の混乱が初出ですがシャドウムーアまできていまだ3枚。なかなかお呼びがかからない新進アーティスト。
Richard Whitters
シャドウムーアが初参加。カードは2枚担当。
Ian Edward Ameling
シャドウムーアが初参加。カードは《魂魄流/Torrent of Souls(SHM)》1枚のみ。
Richard Kane Ferguson
そして注目のアーティストといえば。やはりこの方。あの《Arcane Denial(ALL)》や《奪取/Desertion(6ED)》というカオス絵で古参のファンも多い御大です。実は時のらせんではタイムシフトに3枚、新作2枚と「アーティストもタイムシフトしてきた祭り」がひそかに行われていたのは有名な話ですが(え、有名じゃないの?mjd?)、シャドウムーアでは3枚の新作で存在感をアピール。注目はやはり超強力カード《恒久の拷問/Everlasting Torment(SHM)》。
Drew Tucker
リチャード氏と同じく時のらせんでタイムシフトしてきたアーティストその2。シャドウムーアではちゃんと形がわかる!わかるよ!
要注目の《飢えたスプリガン/Hungry Spriggan(SHM)》とか、物の形がはっきりしすぎて驚くべき変化を遂げています。
Terese Nielsen & Ron Spencer
あと注目したいのはこちら。《マナの反射/Mana Reflection(SHM)》などの反射サイクル5枚をこの兄妹が合作で手がけるという大事件。似ても似つかぬ芸風ながら、各カードの画風は実に芸が細かいので見比べてみてください。
とまあざっと紹介してみましたが、ローウィン〜シャドウムーアで新しく契約したアーティストがこんなに多いことにちょっとびっくりです。いつものメンツがわりと少なく、ゲストががっちりと世界観を構築していることに驚きを禁じえません。これはコラムでも少し触れられていましたが、スタイルガイドが存在していながらも、アート注文がわりとアバウトでアーティストのデザイン力に頼るものが大きいのにかかわらずこれだけの世界が構築されているのが素晴らしい。ローウィン・ブロックに参加しているアーティストたちはまさに一流のデザイナーであり、アーティストであると言えます。
もちろんそれを監修するアートデザイン・チームの労力も並大抵ではないでしょう。短い期間で4つもエキスパンションを出し、枚数のわりに締め切りがやばそうなブロックだからこその豪華ゲストなんでしょうかねー。
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