好き放題レビューをするのは今のうち!オドレオドレー

カードリストはあんかばおよびイラストは公式を確認してね!

http://www.wizards.com/magic/tcg/article.aspx?x=mtg/tcg/alarareborn/spoiler
http://www.jfkmagic.sakura.ne.jp/
公式と連動して更新していきます。プレビューの要訳もできるといいなあ・・・完訳はさすがに追いつけないので無理ー


《エーテル階級の騎士/Ethercaste Knight》
色の濃い1/3賛美。色マナが十分にあれば能力としては破格なほうではあるけれど、実際はこれ単体で攻撃しても2/4と前衛に立たせるにはやや力不足。

ブロッカーにまわして賛美の底上げ要員として並べるしかない。リミテッドでは地味な働きをしそうだが、構築ではお呼びでない。

《青ざめた出家蜘蛛/Pale Recluse》
土地サイクリングが2種類ついた重めの蜘蛛。6マナ4/5とサイズとしては微妙だが、森サイクリング、平地サイクリングのいずれかが不特定2マナで起動できる点はそれなりにマナベースの安定に役立ちそう。

基本土地サイクリングが色マナが必要で、単なるサイクリングがこれと同じ2マナ。序盤のマナ確保と事故軽減、圧縮用のカードとしては十分と言えそう。ALAの7マナ軍団と比べると・・・さて、どっちを採用するかはセンス次第といったところか。

《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》
不思議なマナ・コストを持っているのでちょっとびっくりしてしまうが、慌てず騒がずテキスト欄を良く見よう。書いてあるのはフレイバーだけだと思っていたら大間違い。実は二段攻撃もフレイバーテキストの影に隠れて書いてあったりするので忘れないであげて欲しい。

ローウィン=シャドウムーアブロックでも登場していた混成マナ・シンボルがまた登場。今回はもう一段階複雑になってはいるが、基本的なことは同じなので実は大したことでもない。
1、このカードは赤であり、白であり、緑のカードである。実際に支払ったマナとは関係が無い。
2、このカードの点数でみたマナ・コストは4である。
3、このカードをプレイするには、緑マナ、なにか2マナ、そして赤マナか白マナのどちらかが必要。2RGか2WGかでコストを支払う。
4、攻撃すると2点の先制攻撃と2点の通常ダメージ。ただ立ってるだけでもがっちりとした安心感。

《瀝青破/Bituminous Blast》
瀝青とはアスファルトの色のこと。新機能「続唱/Cascade」がついたクリーチャー火力。
なにやら長い注釈文が書いてあるので箇条書きで追っていってみよう。
1、この呪文をプレイしたときに誘発するので、この呪文の解決前に誘発型能力がスタックに乗る。
2、ライブラリーの一番上のカードを順番にゲーム外へ置いていく。土地でなく、この呪文のコストより低いコスト(《瀝青破/Bituminous Blast》は5なので、点数で見たマナ・コストが4以下)のカードがゲーム外に置かれたらそこでストップ。
3、該当するカードを無料でプレイしてもいいししなくてもいい。ソーサリーだろうがクリーチャーだろうがプレイOK!
4a、プレイしたならその呪文がスタックに積まれる。解決するかどうかは続唱の解決が終わってから。5へ
4b、まだプレイするときじゃないなら5へ
5、続唱によってゲーム外に置かれたカードをよく切り直して、ライブラリーの一番下に置く。んだと思う。

プレイしたなら、そのカードはもうゲーム外にはなくスタックに移動しているので一番下には入らない。5まで終わったら、続唱によってプレイされた呪文があるならそれを解決するために優先権のやりとりを。プレイしてないなら《瀝青破/Bituminous Blast》の解決をするために優先権のやりとりをする。

詳しい続唱のルールが発表されるまではだいたいこんな感じでどうっすか。注釈文がはしょりすぎててよくわからないというのが感想。

《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》
色拘束の強い3マナ3/1。死にやすいのが難点だが、能力のほうがエグそう。アップキープに好きなクリーチャーを3/1で飛行持ちにしてしまう。これ、能力が上書きされるようにも見えるんだけどどうなんだろう?
もとの能力は持ったまま飛行が追加される。これが場を離れてもカウンターがある限りP/Tと飛行は持ち続ける →《水銀の泉/Quicksilver Fountain(MRD)》

もとの能力が残るか残らないかはおいとくとしても、自軍の1/1で遊んでるような《エルフの幻想家/Elvish Visionary(ALA)》とかを3/1フライヤーにして特攻させることもできるし、飛行クリーチャーをなんとかする方法があれば相手のタフな5/5クリーチャーを3/1にまで小さくしてしまえる。ただし、タフネスや能力を変える能力はこれ自身が場にないと意味が無いので、ブロックなり攻撃なりされたあとに《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》が除去されて本来の姿に戻って涙目にならないよう、細心の注意は払ってほしい。リミテッドでは使いどころが多そうな良クリーチャー。

《アニマの賢者/Sages of the Anima》
テキストはよく読んで欲しい。カードを1枚引くかわりに、ライブラリーの上から3枚を全員に見せて、そのなかのクリーチャー・カードを全部手札へ、残りはライブラリーの底へ。土地とクリーチャー以外の呪文カードは手札に絶対に来ない。絶対にだ。だから除去が欲しいときにこいつを場に出していないようにしたいのと、土地がないのにこいつを場に出しておくといろいろと困ったことになる。

クリーチャー・スペックだけで見ても5マナ3/4とやや大きめのクラスなので、「もうクリーチャーしかいらない」という状況でないかぎりはあまり急いで場に出すものではないかもしれない。

3枚ともクリーチャーなら3枚手札が増えていくので、リミテッドだと早々にクリーチャーを引ききってあとは土地とスペルだけ、というライブラリーになることうけあい。ちなみにそういう状況になったらコレが場にいる限りはライブラリーアウト負けはなくなるので、「俺はこのまま時間切れでもいいんだが」としゃがみガードするにはいいカードかもしれない。

《思考の大出血/Thought Hemorrhage》
《ロボトミー/Lobotomy(TMP)》に火力がプラスされた感じの呪文。リミテッドでは微妙だが、相手のエースがまだ出てないなら手札にあればラッキー、なければ確実に除去できると考えると悪いカードではないようにも思える。

盤面に影響しない手札、墓地、ライブラリー破壊なので盤面でも勝つ必要があるが、とりあえず手札とライブラリーを全て見れるのでリミテッドの1戦目は情報収集としてぶっぱしてもいい呪文。アラーラで採用されがちな優秀コモンカードを指名していれば大丈夫! でも外したせいで切り直した後エースを引かれたらバッドラックの極みということで。

同じカード名でないとダメージが増えないので、ダメージを与えるほうはどちらかというと構築向け。同じカードを抱え込むか、あるいは4積みしてまだライブラリーに眠っていれば、4マナソーサリーとしては破格の効果だと言える。

《魂震/Soulquake》
すさまじく重いがすさまじく効果も高いリセット呪文。場にいるクリーチャーが手札に戻り、墓地のクリーチャー・カードまで戻ってくるものだから、撃った瞬間に手札があふれてしまうことは間違いない。ついでに7マナもかけるもんだから重いクリーチャーをあらためて展開しなおすことが難しい。場はきれいになるけど相手はマナを自由に使える。効果はハデだがスキはでかい。場にトークンがあふれてたり妙なカウンターが乗ってたらぶちかましてもいいかもしれない。

10マナ残して《魂震/Soulquake》《サイカトグ/Psychatog(ODY)》!・・・あれ、攻撃できねえ

《新たなアラーラの騎士/Knight of New Alara》
略してあらあらナイト。自分自身は強化してくれないけど他のクリーチャーはいろいっこにつき+1/+1してくれる。すると、《融合の精霊/Fusion Elemental(CON)》は+5/+5されて13/13だ!《マリーシの双子爪/Marisi’s Twinclaws》はなんと+3/+3されて5/7DSだ!《ヴァレロンの異国者/Valeron Outlander(CON)》がなぜか4/4だ!《長毛のソクター/Woolly Thoctar(ALA)》が8/7だと・・・! こいつが場に出るといろいろとお祭り騒ぎが起きることうけあい。

しかも、自軍だけの強化!おいしすぎてデッキに10枚入れたくなるリミテッドの神。構築でも出番はあるかもしれない。2枚出すとお互いに修整を与えてうれしいね!・・・おや・・・《融合の精霊/Fusion Elemental(CON)》のようすが・・・!?

《ジャンドの斬刃/Jund Hackblade》
《マリーシの双子爪》と同じく、混成3色とでも言う感じのコストを持った2マナの人。BR、GRどちらでもプレイできるただの2/1、だと弱ッ!だけど、他に多色のクリーチャーがいるとなんと2マナ3/2速攻!

あれ・・・よわ・・・い・・・な

《道理の宿敵/Nemesis of Reason》
イミフな理不尽さが道理の敵。5マナで3/7、攻撃するだけで対戦相手は10枚のライブラリーが削れる。3回殴れればリミテッドではライブラリーが尽きます。そうでなくても、10枚のうちにエースカードがあればおいしおいし。

攻撃されてしまったら除去っても10枚確定なので、がんばってタップさせるなどして攻撃させないようにするしかない。
攻撃さえしてしまえば10枚いただけるので、どうあがいてもおいしいクリーチャー。タフネスの高い黒いクリーチャーというだけでも単純に評価が高い。ヘタをすると構築でブレイクしそうな雰囲気すらある。

あ、土地に変わるんですか?はい、すいませんでした

《呪文縛りのドラゴン/Spellbound Dragon》
5マナ3/5フライヤー、単純スペックは十分、しかも攻撃でドロー促進、パワーが上がるとなればリミテッドでは十分すぎるほどおいしいクリーチャー。でも重いカードや必要なスペル捨てるのはちょっと気がひけるかも

《王を葬る鎌、アンサイズ/Unscythe, Killer of Kings》
やたらと色の濃い有色装備品。でも装備コストは安いうえに+3/+3先制、なおかつ殺したクリーチャーはリムーブで自軍に2/2が増えると意味がわからない。攻撃したら素通し、立ってると攻撃もできない、大変困ったカマ。

アーティファクト破壊は忘れずに!

《終止/Terminate(PLS,ARB)》
エントリーセットにもすでに情報が出ていたけど、プレーンシフトの優秀除去が復活。黒赤アグロにとっては待ちに待った万能除去。これでなんとかできないのは破壊できないクリーチャーとプロテクション持ちくらい。ややクリーチャーの質がインフレしつつあるアラーラではあまりにも普通の呪文になりそうで心配ではありますが。

1マナでなんでもリムーブしちゃうアンコモンになんて負けない!     たぶん

コメント

JFK_
2009年4月8日21:23

《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》
クリーチャー化する土地のテンプレを思い出してみると、元からある能力を上書きして消すことはしない、と考えるのが妥当

nophoto
偽の人
2009年4月8日23:55

続唱ってよく読むとライブラリーの下に置くって書いてないんですけど、どないなんですかね。
英語版にもライブラリーって書いてないんでけど・・・

魚屋
2009年4月9日11:09

> 《エイヴンの擬態術士/Aven Mimeomancer》が除去されて本来の姿に戻って涙目
これ本体が死んでもカウンター載ってれば3/1飛行のままだと思うよ?と、つっこみしてみる

JFK_
2009年4月9日13:26

>偽の人
 文章があいまいなのが一番問題だと、書いています。
 ただ、「個人的な常識」に従えば、墓地、ゲーム外などで無作為の順番で一番下に置くというのはこれまでにない意味不明さがあり、かつ0マナの続唱があった場合(可能性の一つとして)、唱えたらライブラリーアウトする能力ではあまりにもプア、という見解に基づいて断定しました。

 ただ、予想の斜め上を行ってすごくプアな能力なのかもしれない、ということでプレビュー記事待ちです。

>魚屋
 《水銀の泉/Quicksilver Fountain(MRD)》だね 忘れてたわこんなカード

とまああえて断定することで自分自身のミスを見つけ、ルールやテキストの把握度を再確認するのには役に立つので、これからもどこか間違った記事を書きそれを修整しますよ

* の/ん/あ/く *
2009年4月10日8:28

《アニマの賢者/Sages of the Anima》
>土地とクリーチャー以外のカードは手札に絶対に来ない。
これ、土地も手札に来ないでしょ。

JFK_
2009年4月10日13:01

「}(土地)と(クリーチャー以外のカード)}は手札に」絶対に来ない。
 クリーチャー以外のカードの意味が2重になってるなあ

JFK_
2009年4月10日13:03

{(土地)と(クリーチャー以外の呪文カード)}は手札に絶対に来ない。
 こうか、
クリーチャー以外のカード}は手札に絶対に来ない。
 こうだわな

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