4月オラクル変更点その3
2009年4月23日 【マジック】その他、機能変更ではないオラクル変更点
《頭の混乱/Addle(INV)》
このカードは「その後」を「そして」に戻す。それが印刷されたテキストであり、他の同種カードとも合致するからである。印刷されたテキストのこの部分が問題ないなら、多様であることの意味が無い。「見る」を「公開する」に変更したエラッタはそのままだ。
《頭の混乱/Addle(INV)》の新オラクルテキスト:
プレイヤー1人を対象とする。色を1色選ぶ。そのプレイヤーは自分の手札を公開し、あなたはその中からその色のカード1枚を選ぶ。そのプレイヤーはそのカードを捨てる。
《疾風のマングース/Blurred Mongoose(INV)》
2つの能力の順番は間違っている。
《疾風のマングース/Blurred Mongoose(INV)》の新オラクルテキスト:
Blurred Mongooseは打ち消されない。
被覆.(このパーマネントは呪文や能力の対象にならない。)
《混沌のグー/Chaotic Goo(TMP)》
標準的でない「Chaotic Gooに+1/+1カウンターを加える」というテキストを一般的な「Chaotic Gooの上に+1/+1カウンターを1個置く」に改める。(あんかばリストはすでにそうなっています。)
《混沌のグー/Chaotic Goo(TMP)》の新オラクルテキスト:
Chaotic Gooは、その上に +1/+1 カウンターが3個置かれた状態で場に出る。
あなたのアップキープ開始時に、あなたはコイン投げをしてもよい。あなたがコイン投げに勝った場合、Chaotic Gooの上に +1/+1 カウンターを1個置く。あなたがコイン投げに負けた場合、Chaotic Gooから +1/+1 カウンターを1個取り除く。
《Darkpact》
「あなたのライブラリーの一番上」は「あなたのライブラリーの一番上のカード」であるべきである。
《Darkpact》の新オラクルテキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にDarkpactをあなたのデッキから取り除く。
アンティにあるカード1枚を対象とする。あなたはそれのオーナーである。そのカードとあなたのライブラリーの一番上のカードを交換する。
《滅殺の命令/Decree of Annihilation(SCG)》
前回の更新で、領域全部からカードをゲームから取り除くカードのテキストは、領域にあるすべてのカードをゲームから取り除くというように変更されている。(混乱しやすいからだ)《滅殺の命令/Decree of Annihilation(SCG)》を忘れていた。検索に引っかからなかったのだ。
《滅殺の命令/Decree of Annihilation(SCG)》の新オラクルテキスト:
全てのアーティファクトと、全てのクリーチャーと、全ての土地と、墓地にある全てのカードと、手札にある全てのカードをゲームから取り除く。
サイクリング {5赤赤}.
あなたがDecree of Annihilationをサイクリングしたとき、全ての土地を破壊する。
《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》&《埋め合わせ/Recoup(ODY)》
《埋め合わせ/Recoup(ODY)》のテキストは単純で、すぐに問題が起こった。これは墓地のカードに影響する。《埋め合わせ/Recoup(ODY)》によって与えられたフラッシュバック能力を使ってプレイしてカードがスタックに移動すると、それは新しいカードとして扱われ、フラッシュバックを持たなくなってしまう。もっと重要なのは、《埋め合わせ/Recoup(ODY)》が与えたフラッシュバック・コストも存在しなくなっているので、スタックに乗っている状態で呪文のコストを支払うために、これは問題となる。
よって《埋め合わせ/Recoup(ODY)》には奇妙な訂正が入り、そののち《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》が出たときにこれも基本的に同じ問題が起こった。この問題をなんとかするのに別の方法がある。217.1cは、領域を移動したカードはそれが以前あった記憶を忘れるというルールである。その後に続く5つの例外を除いて。
我々はこれを6つめの例外にする。なにかが土地でないカードにプレイを許可する能力を与えた場合、その方法でプレイされた結果としてスタックに移動したあとも、能力はそのカードを参照し続ける。そのため《埋め合わせ/Recoup(ODY)》は印刷されたテキストに近いものにし、《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》もそれに合わせる。
《死者の王、ドラルヌ/Dralnu, Lich Lord(TSP)》の新オラクルテキスト:
Dralnu, Lich Lordにダメージが与えられる場合、その代わりに、その点数に等しい数のパーマネントを生贄に捧げる。
{T}:あなたの墓地にあるインスタント・カード1枚かソーサリー・カード1枚を対象とする。ターン終了時まで、それはフラッシュバックを得る。それのフラッシュバック・コストはそれのマナ・コストに等しい。(あなたはあなたの墓地にあるそのカードを、そのフラッシュバック・コストでプレイしてもよい。その後それをゲームから取り除く。)
《埋め合わせ/Recoup(ODY)》の新オラクルテキスト:
あなたの墓地にあるソーサリー・カード1枚を対象とする。それはターン終了時までフラッシュバックを得る。それのフラッシュバック・コストはそれのマナ・コストに等しい。(マナ・コストには色も含まれる。)
フラッシュバック {3赤}.(あなたはあなたの墓地にあるこのカードを、このフラッシュバック・コストでプレイしてもよい。その後これをゲームから取り除く。)
《無数のゴキブリ/Endless Cockroaches(POR)》
余分な「to」を消した。(日本語版に影響はありません。)
《無数のゴキブリ/Endless Cockroaches(POR)》の新オラクルテキスト:
Endless Cockroachesが場からいずれかの墓地に置かれたとき、Endless Cockroachesをそのオーナーの手札に戻す。
《踏査/Exploration(USG)》
この種の能力の一般的なテキストとして、《栄華の儀式/Rites of Flourishing(FUT)》や《迷える探求者、梓/Azusa, Lost but Seeking(CHK)》と同じようにする。
《踏査/Exploration(USG)》の新オラクルテキスト:
あなたは、あなたの各ターンに追加で土地を1枚プレイしてもよい。
《波動機/Fluctuator(USG)》
《触媒石/Catalyst Stone(ODY)》や《オーリオックの鋼打ち/Auriok Steelshaper(MRD)》に見られるテキストに合わせる。
《波動機/Fluctuator(USG)》の新オラクルテキスト:
あなたが支払うサイクリング・コストは最大{2}まで少なくなる。
《ハートストーン/Heartstone(STH)》&《Power Artifact》
前回の更新で《ハートストーン/Heartstone(STH)》は新しいテキストになった。しかしすぐに「1マナ」より「1マナ」のほうが良いことに気づいた。それに加えて、《Power Artifact》は《ハートストーン/Heartstone(STH)》と2行目が同じ文章である。一方が変わるならそれに沿って変えなければならない。(日本語版が反映”できない”部類の変更です。漢数字でも使えと?)
《ハートストーン/Heartstone(STH)》の新テキスト:
クリーチャーの起動型能力をプレイするためのコストは{1}少なくなる。この効果は、能力をプレイするためのコストのマナの量を1マナより減らすことはできない。
《Power Artifact》の新テキスト:
エンチャントされているアーティファクトの起動型能力をプレイするためのコストは{2}少なくなる。この効果は、能力をプレイするためのコストのマナの量を1マナより減らすことはできない。
《不滅のオーラ/Indestructible Aura(CHR)》
より明確なテキストにした。(変更はありません。というか旧オラクルに対応してなかったぽいですが、結果オーライで)
《不滅のオーラ/Indestructible Aura(CHR)》の新オラクルテキスト:
クリーチャー1体を対象とする。このターン、それに与えられる全てのダメージを軽減する。
《Infernal Denizen》
誘発型能力に妙な部分があった。これは継続的効果を生み出し、別の文章にその効果の持続時間が書いてある。ほかの能力と同じように、ひとつの文章で一緒に働くようにする。
《Infernal Denizen》の新オラクルテキスト:
あなたのアップキープ開始時に、沼(Swamp)を2つ生贄に捧げる。あなたがそうできない場合、Infernal Denizenをタップし、対戦相手1人は、「Infernal Denizenが場に出ている限り、そのプレイヤーが選んだ、あなたがコントロールするクリーチャー1体のコントロールを得る」ことを選んでもよい。
{T}:クリーチャー1体を対象とする。Infernal Denizenが場に出ている限り、それのコントロールを得る。
《西涼の戦士 馬超/Ma Chao, Western Warrior(PTK)》
「それ」を「それ」にする。(日本語版に影響はありません。)
《西涼の戦士 馬超/Ma Chao, Western Warrior(PTK)》の新オラクルテキスト:
馬術.
Ma Chao, Western Warriorが単独で攻撃するたび、これはこの戦闘でブロックされない。
《マナの網/Mana Web(WTH)》
「引き出すことのできる」とか「生み出せる」とか書かれている。総合ルールで定義されているので、双方の場所で同じ言葉遣いに直した。
《マナの網/Mana Web(WTH)》の新オラクルテキスト:
いずれかの対戦相手がコントロールする土地がマナを引き出す目的でタップされるたび、そのプレイヤーがコントロールする土地のうち、タップされた土地が生み出すことのできるタイプのマナのいずれかのマナを生み出すことのできる全ての土地をタップする。
《研究+開発/Research+Development(DIS)》
《恐るべき下層流/Dire Undercurrents(SHM)》が「ことを選んでもよい」とあるが、《開発/Development》は「引かせない限り」と書いている。「引かせる」よりは「ことを選んでもよい」のほうが良い。
《研究+開発/Research+Development(DIS)》の新オラクルテキスト:
研究/Research
ゲームの外部にある、あなたがオーナーであるカードを最大4枚まで選び、それらをあなたのライブラリーに加えて切り直す。
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開発/Development
いずれかの対戦相手が「あなたがカードを1枚引く」ことを選ばない限り、赤の (3/1) のエレメンタル(Elemental)・クリーチャー・トークンを1体場に出す。この手順をもう2回繰り返す。
《Scarwood Bandits》
「場にある」よりは、他の同種のテキストと同じく「場に出ている」にすべきである。
《Scarwood Bandits》の新オラクルテキスト:
森渡り.
{2緑},{T}:アーティファクト1つを対象とする。それのコントローラーが{2}を支払わない限り、Scarwood Banditsが場に出ている限りそのアーティファクトのコントロールを得る。
《魂の捕縛/Seize the Soul(GPT)》
前回の更新で「白でない」と「黒でない」にコンマを入れていたのだが、このカードが2回その単語を使っていたことを失念していた。修整する。(日本語版には影響しません。)
《魂の捕縛/Seize the Soul(GPT)》
白でも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。飛行を持つ白の (1/1) のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
憑依.
Seize the Soulが憑依しているクリーチャーが墓地に置かれたとき、白でも黒でもないクリーチャー1体を対象とし、それを破壊する。飛行を持つ白の (1/1) のスピリット(Spirit)・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
《センの三つ子/Sen Triplets(ARB)》
アラーラ再誕のこのカードは、「あなたは~プレイできる」ではなく「あなたは~プレイしてよい」とすべきである。
《センの三つ子/Sen Triplets(ARB)》の新オラクルテキスト:
+ あなたのアップキープの開始時に、対戦相手1人を対象として選ぶ。このターン、そのプレイヤーは呪文や起動型能力をプレイできず、そのプレイヤーは自分の手札を公開したままプレイする。このターン、あなたはそのプレイヤーの手札のカードをプレイしてもよい。
《シロッコ/Sirocco(MIR)》
テキストを最近のカードに合わせた。例としてMidnight Bargainを見て欲しい。(《月光の取り引き/Moonlight Bargain(RAV)》のことですか?)
《シロッコ/Sirocco(MIR)》の新オラクルテキスト:
プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーは自分の手札を公開する。これにより公開された青のインスタント・カード1枚につき、そのプレイヤーは4点のライフを支払わない限りそのカードを捨てる。
《サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas(TMP)》
オラクルテキストは「防御プレイヤー」を参照している。これはこの能力が戦闘フェイズ以外で起動された場合、防御プレイヤーがいないために混乱してしまう。印刷されたテキストでは対戦相手を参照しているので、そちらに従う。
《サルタリーのゲリラ/Soltari Guerrillas(TMP)》の新オラクルテキスト:
シャドー.(このクリーチャーは、シャドーを持つクリーチャーのみブロックでき、シャドーを持つクリーチャーによってのみブロックされる。)
{0}:クリーチャー1体を対象とする。このターンにSoltari Guerrillasがいずれかの対戦相手に次に戦闘ダメージを与える場合、その代わりに、これはそのダメージをそれに与える。
《Transmute Artifact》
色つきアーティファクトが登場したおかげで、コストの差分を支払うよう要求されたときに色まで考慮するべきかどうかを決めるために、印刷されたテキストを見直した。これが印刷された当時は、アーティファクトはすべて無色だったのだからいまいちピンとこない。結局、「ノー」という結論を下した。これは点数で見たマナ・コストだけを問題とする。コストが2マナのアーティファクトを生け贄に捧げた場合で、3WUBのアーティファクトを探してきたとしたら、あなたが支払うのは{4}である。あなたが何を支払うのかということに関してこのテキストはあいまいだったので、より明確にした。
《Transmute Artifact》の新オラクルテキスト:
Transmute Artifactをプレイするための追加コストとして、アーティファクトを1つ生贄に捧げる。
あなたのライブラリーからアーティファクト・カード1枚を探す。そのカードの点数で見たマナ・コストが生贄に捧げられたアーティファクトの点数で見たマナ・コスト以下である場合、それを場に出す。それよりも大きい場合、あなたは{X}を支払ってもよい。Xは、その差分である。そうした場合、それを場に出す。そうしなかった場合、それをあなたの墓地に置く。その後あなたのライブラリーを切り直す。
《双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon(MMQ)》
「できる」を使うべきで「してもよい」ではない。(あんかばリストには変更はありません)《Floral Spuzzem》、誰がこれを考えたんだろうな?
《双頭のドラゴン/Two-Headed Dragon(MMQ)》の新オラクルテキスト:
飛行.
{1赤}:Two-Headed Dragonは、ターン終了時まで +2/+0 の修整を受ける。
Two-Headed Dragonは、2体以上のクリーチャーによってしかブロックされない。
Two-Headed Dragonは、追加で1体のクリーチャーをブロックできる。
《新緑の魔力/Verdant Force(10E)》
現在まで、《新緑の魔力/Verdant Force(10E)》は苗木を「あなたのコントロール下で」場に出すと明記されていた。このテキストは必要ないが、誘発条件が他のプレイヤーを参照するときには誰がコントロールしているかを明確にしていた。誘発条件が何も変更がなく、《ドラゴンの大母/Dragon Broodmother》がこの種のテキストを使っていないため、それに合わせる。
《新緑の魔力/Verdant Force(10E)》の新オラクルテキスト:
各アップキープ開始時に、緑の (1/1) の苗木(Saproling)・クリーチャー・トークンを1体場に出す。
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