《ザスリッドの悪魔/Xathrid Demon(M10)》
 新しい《奈落の王/Lord of the Pit(10E)》。1マナ少ないかわりに、レアリティが上がった。そして生贄に捧げたクリーチャーのパワー分ライフを失わせることができるようになり、反面生贄がなかったときのデメリットがライフを失うことになったので防御円での踏み倒しが不可能になった。いいとこもあれば悪いところもある。単に6マナ7/7飛行トランプルと見れば優秀だけど、やはり他にクリーチャーが必要というのは使いづらい。

《カロニアのビヒモス/Kalonian Behemoth(M10)》
 7マナで9/9被覆とは恐れ入る。《夕暮れ谷のワーム/Duskdale Wurm(EVE)》とはP/T2違い、向こうはトランプルもち。《超大なベイロス/Enormous Baloth(10E)》より色拘束が増えてP/Tと能力が増えた。大きいことはいいことだけど、やはり被覆が微妙。相手も自分も触れないのでは、《蠢く骸骨/Drudge Skeletons(10E)》で乙。なんとかしたいが小回りが利かない、そんな巨大すぎるビヒモス。

《魔道士封じの鎧/Magebane Armor(M10)》
 鎧なのでタフネスが増える。なぜかパワーも増える。重いので飛行を失ってしまう。戦闘ダメージは防げないけど呪文や能力ではダメージを与えられない。ダメージに関係ない除去なら素通し。いまいち、微妙さが目立つけれども、リミテッドではそこそこ役に立ってくれそう。

《業火の精霊/Inferno Elemental(M10)》
 6マナ4/4と少しサイズが微妙なものの、攻撃、ブロックに関しては非常に安定感のあるクリーチャー。攻めてよし守ってよしな赤のクリーチャーというのは珍しいかも。ブロックしたとき、ブロックされたときに、それらすべてに3点ダメージをプレゼント。1/1でよってたかってブロックしようとしても全員死亡するだけという素敵な業火を振りまくので、パワーとタフネスが同等くらいないとこれの攻撃を止められないし、タフネスが4以上ないとこいつが立ってるときに攻撃できない。優秀ではあるがやはりちょっとコストが重い。

《吸血鬼の貴族/Vampire Aristocrat(M10)》
 新しいクリーチャー、とおもいきや《ナントゥーコの鞘虫/Nantuko Husk(10E)》の焼き直し。それでも、吸血鬼だから吸血鬼デッキに入るし、意外とならず者なのでならず者テーマにも居場所はあるかもしれない。リミテッドではわりと役に立つこの系統のクリーチャー。構築ではお呼びではない。

《墓地を刈り取るもの/Cemetery Reaper(M10)》
 吸血鬼のロードがいるけれど、実はゾンビのロードもいる。3マナ2/2、ほかの自軍クリーチャーを増強してくれるのはいいが、ゾンビを生み出すには墓地にクリーチャー・カードがないと使えない。能力がわかりやすいのはいいけど、使いにくさは特上。

《野生の狩りの達人/Master of the Wild Hunt(M10)》
 《新緑の魔力/Verdant Force(10E)》のように、トークンを生み出していくクリーチャー。狼をけしかけてクリーチャーを直接除去できる手段はかなり強烈。だけど4体狼がアンタップ状態で、《ボール・ライトニング/Ball Lightning(M10)》を除去しようとするとボール1体除去するのに狼3体が引き換えとなってしまう点は、この能力の使いづらさを示している。まあ継続的に狼は増えていくので早いターンに出されたら大変なことになるのは言わずもがな。

《自然のらせん/Nature’s Spiral(M10)》
 《Regrowth》は強すぎたのでマナを重くして《エルフの隠し場所/Elven Cache(POR)》になった。でも重すぎたので使えなかった。ならば、コストはそのままで使い勝手を減らしてみた。パーマネントしか戻せないが軽い再利用カードはきっと何かの役に立ってくれるはず。

《マーフォークの君主/Merfolk Sovereign(M10)》
 青には新しいうなぎ王様がもどってきた。コストは重くなってしまったけれど、マーフォークに突破口を開いてくれるので青らしい殴り合いができる。ゾンビ王様とはえらい違いが・・・

《不滅/Indestructibility(M10)》
 この手のオーラは、失いたくないクリーチャーが強ければ強いほど頼もしい。だが、破壊ではなく追放されるとどうしようもない、まあそういった呪文が本当に「強い」ということを証明しているわけなんだけど。

《ロウクスの長槍の達人/Rhox Pikemaster(M10)》
 兵士の王様・・・ではないけれど、自分が先制攻撃でがっしり、他の兵士も先制攻撃でがっしり。兵士デッキには欠かせない人になりそう。

《先兵の精鋭/Elite Vanguard(M10)》
 兵士デッキに欠かせないのはこの人もそう。《サバンナ・ライオン/Savannah Lions(9ED)》の焼き直しでしかないけど、ほかのカードとシナジーが見込めるのであれば、さらに1マナ2/1の株は上がるというもの。

《警備隊長/Captain of the Watch(M10)》
 こっちが兵士の王様。ゴブやうなぎと違ってかなり重いけど、P/T増強のうえに警戒もち、そのうえ1/1の部下3人のおまけつき。自身の能力で2/2が3体追加と言うことになるので、除去できないとけっこう厄介なことに。ウイニーに入れるには重すぎてどうしようもないのが最大の欠点だが、どうしたものか。

《スフィンクスの大使/Sphinx Ambassador(M10)》
 こいつが殴ってダメージを与えられたら、「これなーんだ?」ゲームがスタート。ライブラリーからカードを探され、「さあ、これはなんでしょう?」正解できたら、あるいは間違っていてもクリーチャー以外なら返却してライブラリーを切り直す。クリーチャー・カードを探されていて、しかも違うカード名を言ってしまった場合、そのクリーチャーは相手のコントロールで戦場に出てしまう。出さないことも選べるけど、普通はそうはしないだろう。
 ただでさえ5点殴られてるのに、ライブラリーを全部見られたうえにクリーチャーを盗まれる可能性がある(その可能性はデッキによるけれど)というのは実に踏んだり蹴ったり。

《変幻のハイドラ/Protean Hydra(M10)》
 能力はいつぞやの《幻影のケンタウロス/Phantom Centaur(JUD)》と同じ感じ。しかしカウンターが減ったら倍になって戻ってくるという違いは大きい。できれば5/5くらいで出していきたいところ。でもカウンターを増やすにはなんとかして減らす必要がある。育てるには一工夫必要だが、とりあえずX点のフレキシブルクリーチャーということで優秀は優秀。

《集団意識/Hive Mind(M10)》
 自分が唱えたインスタントかソーサリーは、相手も使える。相手が唱えたインスタントかソーサリーは、自分も使える。どちらかというと多人数戦向きなエンチャント。こんなの張ってるヒマがあったら普通に負ける可能性もあるので、フォーマットは選びたい。

《清浄の名誉/Honor of the Pure(M10)》
 自分の白のクリーチャーだけがパンプできる。そのぶんコストも安いのが有難い。白緑系のウイニーで多色クリーチャーで攻めていくのがいいかも?条件はあるけれども安く《栄光の頌歌/Glorious Anthem(10E)》を実現できるというのは、白混じりのウイニーにとっては僥倖。強いカードというのがあるとするなら、これを指すのだろう。

《大貂皮鹿/Great Sable Stag(M10)》
 3マナ3/3、しかも打ち消されないし場に出てもプロテクションで青と黒には万全。これほど「色殺し」な、「クリーチャー」も今までになかった。重すぎたり弱すぎたり、今までの対抗カードはどれもこれも中途半端だったけれど、こいつはマジパネェっすよ。

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