New Terms

マジック2010(とうぇんてぃ・てん)で登場する新しい用語について解説していく動画。
”BATTLEFIELD”
戦場。 これまでの”in play=場”にかわり、土地、クリーチャー、アーティファクト、エンチャント、プレインズウォーカーといったパーマネントが置かれる領域。 墓地、ライブラリー、スタックと同じように、固有の名前がつけられた。
comes(put) into play=場に出る は、enters the battlefield=戦場に出る と
《夜の群れの雄叫び/Howl of the Night Pack(M10)》
《物知りフクロウ/Sage Owl(M10)》

”CAST”
これまでの「呪文のプレイ」に相当するのが「唱える」。唱えることができる領域から、呪文カードを唱えることを「宣言し」、唱えるために「必要な選択をして」(モード選択や対象の決定など)、「コストを支払う」(コストを支払わずに唱えることもあるけど)ことが、「唱える」という一連の行動。

カード全般ではなく、呪文・・・つまり土地でないカードすべてが「唱える」行動を行う。パーマネントカードは単に「戦場に出る」こともあり、これは「唱えた」とは扱わない。同様に、呪文を「コピーする」というのは単に「スタックに乗る」ことを指す。これは「唱えた」ことにはならない。ただし、呪文のコピーを「唱える」ものも存在するので、呪文のコピーがどちらの行動を行うのかはきちんとテキストを読むこと。・・・というのは従来のルールでも何も変わっていない。要するに「呪文(カードかコピー)のプレイ」という用語が別になっただけ。
《天使の羽根/Angel’s Feather(M10)》

”ACTIVATE”
起動型能力を使うことを「起動する」と言うようになる。起動型能力の使用を宣言し、必要な行動を行い、コストを支払う・・・この一連の行動が「起動」である。
当然、起動型能力にしか使われない用語である。
《チビ・ドラゴン/Dragon Whelp(M10)》

カードのプレイ┬土地のプレイ
         └呪文カードを唱える

起動型能力―起動する

誘発型能力―誘発する

”EXILE”
追放する。これまで「ゲームから取り除く」行動がこれに変わる。それによって、「Removed from the game zone=ゲーム外領域」が、「Exiled zone=追放領域」へと変更され、ゲームの内部の領域として扱われるようになった。

これまでは
ゲーム内=アンティ、手札、場、墓地、ライブラリー、スタック、フェイズ・アウト
ゲームの外部=ゲーム外領域とゲーム内に無いオブジェクト
これからは
ゲーム内=アンティ、手札、戦場、墓地、ライブラリー、スタック、追放、フェイズ・アウト
ゲームの外部=ゲーム内に無いオブジェクト

「ゲームから取り除く」になっていたほとんどのカードは「追放する」に置き換わる。《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》、《永遠からの引き抜き/Pull from Eternity(TSP)》、《菌類ビヒモス/Fungal Behemoth(PLC)》のような待機も同様に変化する。
《消えないこだま/Haunting Echoes(M10)》

”AT THE BEGINNING OF THE END STEP”
終了ステップの開始時に。これまで「ターン終了時に」と「ターン終了時まで」が紛らわしかったので修整。これによって「ステップの開始時」であることがはっきりした。


戦闘に関する動画
数枚のM10カードが見られる。解説されているのはいつものように
・戦闘ダメージはスタックに乗らない
・ブロック後、戦闘ダメージを割り振って与えるまでに何かできるタイミングはブロック・クリーチャー指定ステップ中
・複数ブロックされたらダメージを与える順番を決める。致死ダメージにじゅうぶんなダメージを割り振らない限り次のクリーチャーにダメージを割り振ることは出来ない

接死
新しい接死は戦闘ダメージのときにも重要だし、誘発型でなくなったことでも変化がある
・《命取りの出家蜘蛛/Deadly Recluse(M10)》は、複数ブロックされたときにどのクリーチャーへもダメージを与えることができる。

・《ゴルゴンのフレイルGorgon Flail(M10)》をつけた《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(10E)》が能力を起動して《超大なベイロス/Enormous Baloth(10E)》にダメージを与えようとした。対応して《ショック/Shock(10E)》を《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》に唱えた。《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》は破壊される。
次にスタックに乗っている《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》の能力を解決する。《超大なベイロス/Enormous Baloth(10E)》は、「接死もちのクリーチャーからダメージを与えられた」ため、破壊される。

絆魂
新しい絆魂も同じく、誘発型能力でなくなったことで機能が変わっている。

・常在型能力となり、ダメージとライフ回復は同時に行われる。これによって、自分のライフが1のときに1/1クリーチャー2体でアタックされたとき、《夜の子/Child of Night(M10)》で1体をブロックすると、1点の戦闘ダメージと2点のライフ回復が同時に行われ、あなたは《夜の子/Child of Night(M10)》を失うものの、ライフが2点になって生き残る。

・《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》に《ロクソドンの戦槌/Loxodon Warhammer(10E)》をつけて、能力を起動した。対応して《ショック/Shock(10E)》を《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》に唱えられた。《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》は破壊される。そして、スタックに乗っている《放蕩紅蓮術士/Prodigal Pyromancer(M10)》の能力が解決する。「絆魂もちのクリーチャーがダメージを与えた」ため、1点のダメージを与え、あなたはライフを1点得る。

コメント

しらたか
2009年7月7日20:27

『まじっくとぅーおーわんおー』だと思ってた俺ガイルorz

nophoto
フェイジ釣り士
2009年7月8日4:25

はじめまして
いつも楽しく拝見してます

接死のルール変更されましたがフェイジさんに何かオラクル出たりしませんかねぇ
あの人の2つめの能力接死じゃないんでダメージの割り振りが…

nophoto
らぁ
2009年7月10日13:13

>これからは
>ゲーム内=アンティ、手札、戦場、墓地、ライブラリー、スタック、追放、フェイズ・アウト
>ゲームの外部=ゲーム内に無いオブジェクト

フェイズ・アウト領域も廃止になりますね。

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