機能変更ではない訂正
 4000枚を超えるカードが用語変更されているのに、個別に言葉を変える重箱の隅つつきを出動させるのはばかげているかもしれない。皆が好奇心旺盛なことは知っているから、駆け足でいこうと思う。先に説明した「戦場」だとか「唱える」だとか「追放する」だとかの変更はココには無い。

《反目/Antagonism(USG)》、《不和の精/Discordant Spirit(MIR)》、《せっかち/Impatience(UDS)》、《ケルドの黄昏/Keldon Twilight(PLS)》、《食屍鬼/Scavenging Ghoul(4ED)》
 「そのターン」を「このターン」に変更。

《Arboria》
 「カード」を「トークンでないパーマネント」に変更、さらに理解しやすいように言葉遣いを改めた。

《狼の血/Aspect of Wolf(5ED)》、《マンガラの公平/Mangara’s Equity(MIR)》、《始源の軟泥/Primordial Ooze(5ED)》、《コビトカバ/Pygmy Hippo(VIS)》
 これらは「Xは~である」と書かずに「Xは~と等しい」と書いているカードで、《マンガラの公平》はXが無くなり言葉遣いが変わり、従って「等しい」も消された。同様に《始源の軟泥》は「AかBをする」という言葉遣いになっていたので、これは「あなたはAをしてもよい。そうしない場合、Bをする」に改める。

《Basal Thrull》
 マナ・シンボルをかこうカッコがなかった。

《ボガーダンの獣/Beasts of Bogardan(CHR)》
 「どの」を「いずれかの」にする。

《ボガーダン・フェニックス/Bogardan Phoenix(VIS)》
 これは最後にこれをコントロールしていたプレイヤーのコントロール下で戦場に戻る。オーナーに限らない。「あなたのコントロール下で」を加えて明確化した。

《セファリッドの幻術師/Cephalid Illusionist(TOR)》
 《空民の雲の双輪車/Soratami Cloud Chariot(SOK)》に合わせた。

《兵員の混乱/Confusion in the Ranks(MRD)》
 「共通するタイプ」を「共通するカード・タイプ」に変更。

《争乱の崖地/Contested Cliffs(ONS)》、《戦争の三角/Triangle of War(VIS)》
 「各クリーチャー」を「それらの各クリーチャー」《闘技場/Arena(TSB)》に合わせた。

《死体のダンス/Corpse Dance(TMP)》
 「そのクリーチャー」を「それ」《浅すぎる墓穴/Shallow Grave(MIR)》に合わせた。

《選別の秤/Culling Scales(MRD)》
 《ぐらつき/Topple(NEM)》や《斑岩の節/Porphyry Nodes(PLC)》などに近くするためにいくつか不必要な単語を削除。

《生命のサイクル/Cycle of Life(MIR)》、《獣たちの女帝ジョルレイル/Jolrael, Empress of Beasts(TSB)》、《生+死/Life+Death(APC)》、《自然の類似/Natural Affinity(MMQ)》
 最初の3つは「である」を「になる」に変更。後ろから3つは「ターン終了時まで」を能力の最後に移動。土地をクリーチャー化するテンプレートに沿っていなかった。

《果敢な抵抗/Defiant Stand(POR)》、《虎威将軍 趙雲/Zhao Zilong, Tiger General(PTK)》
 「ターンの終了時まで」を「ターン終了時まで」に変更。

《夢のつなぎ紐/Dream Leash(RAV)》
 奇妙な2番目の能力は「あなたは夢のつなぎ紐を唱えるに際し、夢のつなぎ紐の対象としてアンタップ状態のパーマネントを選べない」と変更。

《終わりなき囁き/Endless Whispers(5DN)》
 「戦場から」は不要なので消した。最後の文章は少し明確化されている。「クリーチャー・カード」を「カード」に、「置く」を「戻す」に。

《流刑の終末論者/Exiled Doomsayer(SCG)》
 注釈文の「クリーチャー」を「クリーチャー呪文」に変更。

《殻竿ドレイク/Flailing Drake(TMP)》、《豚乗りゴブリン/Goblin Swine-Rider(VIS)》、《聖なる餌食/Sacred Prey(MMQ)》、《Serra Inquisitors》
 「とき」を「たび」に変更、同様にいくつかの単語を《豚乗りゴブリン》からは削除、「各攻撃クリーチャーと各ブロック・クリーチャーにそれぞれ2点のダメージを与える」とする。

《Frankenstein’s Monster》
 能力の最後に「その上に」を追加。

《猟場番/Gamekeeper(UDS)》、《生相の否命/Iname, Life Aspect(CHK)》、《根こそぎカヴー/Rooting Kavu(INV)》
 「あなたは~を追放してもよい」を「あなたはこれを追放してもよい」に変更。《一なる否命/Iname as One(SOK)》と《アカデミーの学長/Academy Rector(UDS)》に合わせた。

《這い集め虫/Gleancrawler(RAV)》、《悪人に休息なし/No Rest for the Wicked(10E)》、《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》、《黄昏の番人/Twilight Shepherd(SHM)》
 これらは同じことをする。これらのテンプレートは同じように変更した。

《ゴブリン徴募兵/Goblin Recruiter(6ED)》
 《ドワーフ徴募兵/Dwarven Recruiter(ODY)》に合わせた。

《総体の知識/Holistic Wisdom(ODY)》
 「タイプ」を「カード・タイプ」に変更した。注釈文を復活させた。

《Illusionary Terrain》
 関係ない「of」を削除。(日本語的には変更不可能)

《イクシドロン/Ixidron(TSP)》
 不必要な「戦場にある」を削除。「それらは2/2クリーチャーである」は注釈文になった。その効果を扱ったルールは変異の項目から「裏向きの呪文やパーマネント」の項目に移ったからである。

《巣を守るものカンジー/Kangee, Aerie Keeper(INV)》、《カイレンのオモチャ/Kyren Toy(MMQ)》、《風食礫の壷/Ventifact Bottle(MIR)》
 マナシンボルの順番が変更。(Xが先に来る)《風食礫の壷》の2つめの能力はXが取り除かれて書き換えられた。同じカードに意味の違うXがあるのは必要ないし紛らわしい。

《ぼんやり/Lost in Thought(JUD)》、《ヴォルラスの呪い/Volrath’s Curse(TMP)》
 「能力を無視する」を「この効果を無視する」に変更。《減衰のマトリックス/Damping Matrix(MRD)》や《セイレーンの呼び声/Siren’s Call(4ED)》に合わせた。

《マンガラの祝福/Mangara’s Blessing(MIR)》
 不必要な「あなたの手札から」を削除。

《マンガラの秘本/Mangara’s Tome(MIR)》
 《平行思考/Parallel Thoughts(SCG)》に合わせた。

《Martyr’s Cry》
 2番目の能力から重複する「白」を削除。

《気まぐれなトビ/Mercurial Kite(SCG)》、《眩暈の落とし子/Vertigo Spawn(GPT)》
 ほかのカードとも合わせるため、何がアンタップしないかを明確化するために「それ」を「そのクリーチャー」に変更。

《反転の一撃/Mirror Strike(PCY)》
 ダメージ移し変え効果の一般的なテンプレートに沿わせる。

《メテンダ・グリフィン/Mtenda Griffin(MIR)》、《魂の操作/Soul Manipulation(ARB)》
 「あなたの墓地にある」を「あなたの墓地から」に変更。(日本語的には変更不可能)

《彼方からの呟き/Murmurs from Beyond(SOK)》、《粛清の大鎌/Purging Scythe(USG)》
 「それらの」の後に「いずれかの対戦相手が選んだ」と「あなたが選んだ」をそれぞれ追加。

《オーガの処罰者/Ogre Enforcer(VIS)》
 前回変更されたがまだ明確ではない。総合ルールで紹介された新しい用語を加えた。

《ファイレクシアの処理装置/Phyrexian Processor(USG)》
 これはXが《ファイレクシアの処理装置》が戦場に出た際に支払われたライフに等しいX/Xのトークンを作る。

《プレインズウォーカーの好意/Planeswalker’s Favor(PLS)》《プレインズウォーカーの憤激/Planeswalker’s Fury(PLS)》《プレインズウォーカーの嘲笑/Planeswalker’s Scorn(PLS)》《プレインズウォーカーの笑い/Planeswalker’s Mirth(PLS)》《プレインズウォーカーのいたずら/Planeswalker’s Mischief(PLS)》
 「そのプレイヤーの手札にある」を「そのプレイヤーの手札から」に変更

《想起/Remembrance(USG)》
 「クリーチャー・カード」を「カード」に変更。クリーチャー化された土地などが墓地に置かれたときにクリーチャーでないカードを探すことになるためである。

《セイレーンの呼び声/Siren’s Call(4ED)》
 唱えるための制限は「セイレーンの呼び声はいずれかの対戦相手のターンの間で攻撃クリーチャーが宣言される前しか唱えることができない。」と他のカードに合わせた。

《スカイシュラウドのコンドル/Skyshroud Condor(TMP)》
 《タララの大隊/Talara’s Battalion(EVE)》に合わせた。

《停滞の繭/Stasis Cocoon(5DN)》
 2番目と3番目の能力はひとつの能力にした(《信仰の足枷/Faith’s Fetters(RAV)》のように)。

《力のうねり/Surge of Strength(ALL)》
 「それの」は「そのクリーチャーの」に変更、追加コストで捨てたカードではなく対象にとったクリーチャーを参照することを明確化。

《渦巻く霧/Swirl the Mists(CHK)》
 能力はテキスト変更効果を生み出すため、テキストは「文章」から「変更」を含むように調整された。

《千年霊薬/Thousand-Year Elixir(LRW)》
 不必要な「the」を削除。

《織端の石/Thrumming Stone(CSP)》
 《啓発のジン/Djinn Illuminatus(GPT)》、《大渦のきずな/Maelstrom Nexus(ARB)》などに合わせ「コントロール」を「唱える」に変更。理論的には機能変更になる(あなたが唱えていない呪文をコントロールできる)が、あなたが唱えた呪文にしか働かないので実質的に変わらない。

《Tidal Control》
 最後の2つの能力(コスト以外同じもの)は、2つのコストを選ぶ一つの能力になった。印刷されたものに沿っている。

《Touch of Vitae》
 文章の真ん中にピリオドがあるので具合が悪い。「ターン終了時まで」を最初の能力のはじめに持ってきてスムーズにした。

《旅人の外套/Traveler’s Cloak(INV)》
 能力の順番を変更。《五制術の護法印/Pentarch Ward(TSP)》に合わせた。

《Varchild’s War-Riders》
 コンマをセミコロンに。(他のカードも同じように注釈文にセミコロンが加わっている)

《新緑の抱擁/Verdant Embrace(TSP)》
 「あなたのコントロール下で」を《新緑の魔力/Verdant Force(10E)》から削っている。これもそうした。

《Word of Command》
 「使う」を「費やす」に、「吸い取る」を「~によって生み出された」に変更。(実際のオラクルを見てから検証します)

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