January 2010 Update Bulletin
2010年1月30日 【マジック】 コメント (1)岬くんからパスがきたのでエイヤッとやります。
※《たわむか折れるか/Bend or Break(INV)》のテキストがあまりに酷いので代替案を募集中~
《妖精からの助言/Advice from the Fae(SHM)》《霜剣山の背教者/Sokenzan Renegade(SOK)》《思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc(ONS)》《野生の犬/Wild Dogs(USG)》《野生のマンモス/Wild Mammoth(NEM)》《減衰機関/Damping Engine(ULG)》《ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre(CHR)》《緑濃き牧場/Greener Pastures(USG)》《周囲の圧力/Peer Pressure(ONS)》《拮抗/Rivalry(ULG)》の、「誰が」「誰より」「何が」「多い少ない」の並びについて統一見解がある方ご意見ください
◆ワールドウェイクの訂正
61/145
Nemesis Trap/応報の罠 4黒黒 インスタント -- 罠(Trap)
いずれかの白のクリーチャーが攻撃している場合、あなたはNemesis Trapのマナ・コストを支払うのではなく、{黒黒}を支払ってもよい。
+ 攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。そのクリーチャーのコピーである トークンを1つ戦場に出す。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
#対象がクリーチャー化していた場合出てくるトークンがクリーチャーでない可能性があるため、クリーチャー・トークンというテキストを改める。
131/145
Walking Atlas/歩く大地図 2 アーティファクト・クリーチャー -- 構築物(Construct) (1/1)
{T}:あなたは、あなたの手札にある土地カードを1枚戦場に出してもよい。
#タイプ「アーティファクト」が欠落している。これを補う。
◆機能変更が行われたカード
《Backdraft(LEG)》
これの印刷されたテキストでは探し求めるソーサリーがすでに解決された後にこれを唱えられるように意識して書かれているように読める。オラクルのほうは、そのソーサリーがスタックにある間しか唱えることができないようになっている。まだ解決していないのだ。レジェンドの頃の機能を真似ようとなんとかしてみた。
新テキスト:
このターンに1つ以上のソーサリー呪文を唱えたプレイヤー1人を選ぶ。Backdraftは、そのプレイヤーにそれらのソーサリー呪文のうちのひとつがこのターンに与えたダメージの半分に等しい点数のダメージを与える。 端数は切り捨て。
《たわむか折れるか/Bend or Break(INV)》
カードに書かれていることと新しいオラクルとを比較したら確かに機能変更だが、厳密に書かれたとおりにプレイされてこなかったため、本質的には機能は変わっていない。すべきことを明確に文章に示しただけだ。これは一度に複数のプレイヤーに影響する束分けカードだ。印刷されたテキストを厳密に読むと、それぞれの場合で選択をする対戦相手というのは、呪文のコントローラーの対戦相手であるべきだ。誰でもいいというのは良くない。同様にテキストを厳密に読めば、意図したプレイヤーがコントロールしている束だけではなく、どの束を選んでもよいということになる。それが何を意味するかは皆よくわかっている。が、自分の様な人間にとっては有難くない。意味するところは書いてあることが示すべきである。
新テキスト:
Each player separates all lands he or she controls into two piles. For each player, one of his or her piles is chosen by one of his or her opponents of his or her choice. Destroy all lands in the chosen piles. Tap all lands in the other piles.
各プレイヤーはそれぞれ、自分がコントロールする全ての土地を2つの束に分ける。それぞれのプレイヤーにつき、そのプレイヤーは自分の対戦相手のうちの1人を選び、自分の束を一つ選んでもらう。選ばれた束の土地を全て破壊し、残りの束の土地を全てタップする。
《Camouflage(2ED)》
2箇所変更されている。まずひとつ、これはあなたの攻撃クリーチャーにのみ影響すべきだ。だがオラクルでは他のプレイヤーのターンの間に唱えさせてその攻撃に影響できる。ブロックするためのあなた自身の能力で邪魔をしたくはないはずだ。事実、そういう選択肢があるべきではないし、もっと重要なところは、多人数戦であなたの対戦相手2人の邪魔ができてしまうのもまずい。カードはそういうことをしてはならない。もうひとつの変更も同様に多人数戦に関するものである。このカードはそもそも防御プレイヤーが1人しか居ないことを想定し、全てのクリーチャーがそのプレイヤーを攻撃すると想定して作られたものであり、多人数戦のためにはよりテキストを工夫しないといけない。ただ、「まだマシ」程度ということは言わせてほしい。このテキストはバカバカしくてひどいが、少なくとも機能的ではある、という程度だと。
新テキスト:
Camouflageは、あなたの攻撃クリーチャー 指定ステップの間しか唱えることができない。
このターン、ブロック・クリーチャーを指定する代わりに、各防御プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーを好きな数だけ選んで、 自分を防御プレイヤーとさせている攻撃クリーチャーの総数に等しい数の束に分ける。それぞれの束を無作為にそれらの攻撃クリーチャーのうちの別々のものに割り当てる。その束にあるクリーチャーのうち、割り振られた束にあるそのクリーチャーをブロックできる各クリーチャーは、それをブロックする。(束は空にできる。)
《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
印刷されたテキストでは、「メイン・フェイズの間」にマナを加えていた。フェイズ能力と呼ばれていたこの手のものは、記載されているフェイズに一度だけ利用できた。6版のルール変更時に全てのフェイズ能力は「開始時に」誘発する誘発型能力に変更され、このカードもそのように変更された。だが同時に別の変更もされてしまった。6版の前にはメイン・フェイズは2つではなく1つだけだった。(戦闘はメイン・フェイズの最中に起きるものだった)現在、1ターンの中にはメイン・フェイズが2つあり、このカードはいろいろ工夫された。もともと、戦闘の後でマナが欲しいならそうできたのである。現在は不可能である。戦闘前メイン・フェイズでしかマナを加えてくれないのだから。だが印刷されたカードでは「あなたのメイン・フェイズ」しかないので紛らわしい。1ターンに1回、効率的に使用できるよう、メイン・フェイズに誘発する新しいテンプレートを与えた。いまや、あなたはそうしたいなら戦闘後にマナを得ることが出来る。
新テキスト:
あなたの各メイン・フェイズの開始時に、あなたがCarpet of Flowersによりマナをマナ・プールに加えていない場合、 対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点まで加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の総数である。
《洞穴の虎/Cave Tiger(USG)》《ピグミー・トロール/Pygmy Troll(EXO)》《狂暴クズリ/Rabid Wolverines(EXO)》《仕返し/Retaliation(USG)》《ヴィーアシーノの武具職人/Viashino Weaponsmith(USG)》
これらのカードは印刷されたテキストと現在のオラクルの機能が異なったものであると自分は信じる。オリジナルはブロックしたクリーチャー1体につき1回誘発するべきものだ。それぞれは別々に解決し、誘発させた後で戦場を離れても修整は与えられるはずだ。オラクルだと1回しか誘発せず、解決時にブロックしているクリーチャーを数える。《エルフの狂戦士/Elvish Berserker(10E)》は新しいテキストで再録されているが、ほかのカードは再録されていない。もともとの能力にこれらを戻す。
《洞穴の虎/Cave Tiger(USG)》の新テキスト:
Cave Tigerがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Cave Tigerはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
《ピグミー・トロール/Pygmy Troll(EXO)》の新テキスト:
Pygmy Trollがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Pygmy Trollはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
{緑}:Pygmy Trollを再生する。
《狂暴クズリ/Rabid Wolverines(EXO)》の新テキスト:
Rabid Wolverinesがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Rabid Wolverinesはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
《仕返し/Retaliation(USG)》の新テキスト:
あなたがコントロールするクリーチャーは「 このクリーチャーがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、このクリーチャーはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける」を持つ。
《ヴィーアシーノの武具職人/Viashino Weaponsmith(USG)》の新テキスト:
Viashino Weaponsmithがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Viashino Weaponsmithはターン終了時まで +2/+2 の修整を受ける。
《暗黒の深部/Dark Depths(CSP)》
このカードが作り出すマリット・レイジ・トークンは伝説のクリーチャーで、黒で、飛行を持つ。それらは特性である。《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor(SOK)》でこのトークンをコピーすると、これらの特性もコピーする。しかし、破壊されないということは特性ではなく、トークンについての何かである。なので、逆嶋は破壊できてしまう。これは直感と反する。なぜなら、マリット・レイジ・トークンカードには「このクリーチャーは破壊できない」と書いてあるからだ。これは不本意な見落としだったので修正する。
新テキスト:
Dark Depthsは、その上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で戦場に出る。
{3}:Dark Depthsからiceカウンターを1個取り除く。
Dark Depthsの上にiceカウンターが無いとき、これを生贄に捧げる。そうした場合、「マリット・レイジ/Marit Lage」という名前の飛行と「このクリーチャーは破壊されない」を持つ 黒の (20/20) の伝説のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
《守備隊形/Defensive Formation(USG)》
「代わりに」という言葉があるが、置換効果は作らないのでそれを取り除く。次に、印刷されたテキストではあなたを攻撃しているクリーチャーがどのように戦闘ダメージを与えるかをあなたが決めることができた。それがM10ルールでどういう意味を持つのか?議論の末、我々はこのカードが現在はバンドが機能する方法で働くべきであると結論付けた。複数ブロックのように、ダメージ割り振り順を無視でき、好きなようにダメージを分散できる。
新テキスト:
攻撃プレイヤーではなくあなたが、あなたを攻撃している各クリーチャーの戦闘ダメージを割り振る。あなたはそのクリーチャーの戦闘ダメージを、それをブロックしているクリーチャーのうちのどれにでも配分することができる。
《Firestorm Phoenix(LEG)》
隠された情報を伴って証明が出来ない状況作り出してしまうので、このカードはダメだった。これが死んだら、手札に戻ってそのターン唱えることが出来ない。しかし、別の《Firestorm Phoenix(LEG)》は唱えることができる。そのプレイヤーが別のカードだと主張しても、他のプレイヤーにはそれを確かめる手段がない。そんなことは許されないので、カードに「公開する」という文面を加える。カードに否定的な衝撃を与えることにもなる。たとえば《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》を唱えたときに《Firestorm Phoenix(LEG)》を入れ替えたかどうかがわかってしまう。だが我々はこれが必要な変更だと考えている。
新テキスト:
飛行.
Firestorm Phoenixが戦場からいずれかの墓地に置かれる場合、その代わりに、Firestorm Phoenixをオーナーの手札に戻す。そのプレイヤーの次のターンまで、そのプレイヤーはこのカードを自分の手札で公開したままでプレイし、なおかつこれをプレイすることができない。
《無残な助言/Grim Reminder(MRD)》
実質的には変わってないが、テクニカル・タームという面では機能は変わっているのでこちらに分類されている。このカードでライブラリーを探しても、カードを見つからなかったことにしてもいい。対戦相手はライブラリーに何があるか確認できないのだから、いつでも「そんなカードはない」ということにできるのである。そうなると、カードを公開できず、それをライブラリーに戻して切り直すこともあできない。切り直すことなしにライブラリーの中身がわかってしまうということだ。そんなことを意図してはいない。もちろん、切り直しはしなければならない。問題はどういうテキストにすればそうできるか、ということだ。このカードの場合、ライブラリーからカードが動いていないので、「その後ライブラリーを切り直す」にすれば万事解決する。
新テキスト:
あなたのライブラリーから土地でないカードを1枚探して公開する。このターン、それと同じ名前のカードを唱えていた各対戦相手は、6点のライフを失う。その後あなたのライブラリーを切り直す。
{黒黒}:あなたの墓地にあるGrim Reminderをあなたの手札に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間しか起動できない。
《Infernal Medusa(LEG)》
印刷されたテキストに従うならば、「壁でないクリーチャー」という制限は攻撃時にだけ当てはまり、これがブロックするときには必要ない。壁はふつう攻撃しない。メデューサもそんなにブロックしにいかない。ということでオラクルの文章を短くするためだけにこの変更が行われたのだろうと推測できる。機能変更がそのままになっているのもおかしいので取り除く。
新テキスト:
Infernal Medusaがクリーチャーをブロックするたび、戦闘終了時に、そのクリーチャーを破壊する。
Infernal Medusaが壁(Wall)でないクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、戦闘終了時に、そのクリーチャーを破壊する。
《命綱/Lifeline(USG)》
このカードは自分にとっては最悪の印刷テキストで、いつも頭を悩ませている。とにかくいろいろありえない。他のクリーチャーが戦場にいるというのはいつチェックすべきなのか?全員に影響していいのかあなただけなのか?誰でも影響するなら誰のコントロール下でクリーチャーを戻すべきなのか?書かれていることは曖昧でどういう解釈でもできる。これまでは、《命綱/Lifeline(USG)》は誰にでも影響していた。そしてオーナーのコントロール下でクリーチャーを戻していた。それには満足していたが、そこで最初の質問に戻る。いつチェックすべきか。LTB誘発を扱うときのルールは、何が起こるかを見るために直前の情報を用いる。《命綱/Lifeline(USG)》があるときに《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》を唱えたら、クリーチャーAとBはAにとってはBがいるし、BにとってはAがいる。他のクリーチャーにとってもAとBを見ることができるので、結果的に全てのクリーチャーが死んで、全てのクリーチャーが戦場に戻ってくる。古いオラクルだとそうなるわけだが、これが正しいのか?直感的にはそうは思えない。新しいテキストでは、他のクリーチャーが戦場にいるかどうかを誘発時と解決時の両方でチェックする。別のクリーチャーは死んだクリーチャーが戻ってくるときにも戦場にいなければならない。
新テキスト:
クリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、別のクリーチャーが戦場に出ている場合、 次の終了ステップの開始時に、その前者のカードをそのオーナーのコントロールの下で戦場に戻す。
《Lord of Tresserhorn(ALL)》
印刷されたテキストではETB能力は対戦相手を対象にとっている。これを復活させた。解決時に対象がいなくなっていれば打ち消されるため、ライフの支払いも生け贄も起こらないことを意味している。(訳注:支払いじゃないですけどね)
新テキスト:
Lord of Tresserhornが戦場に出たとき、 対戦相手1人を対象とする。あなたは2点のライフを失い、あなたはクリーチャーを2体生贄に捧げ、そのプレイヤーはカードを2枚引く。
{黒}:Lord of Tresserhornを再生する。
《メルカディアの崩落/Mercadia’s Downfall(MMQ)》
このテキストではXの値が一つしかないので、複数に攻撃できる多人数戦で機能しない。ひとまとめにしてしまうのではなく、攻撃クリーチャー個別に防御プレイヤーと関連性を持たせればいい。
新テキスト:
各攻撃クリーチャーは、防御プレイヤーがコントロールする基本でない土地1つにつき、ターン終了時まで +1/+0 の修整を受ける。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids(EXO)》
印刷されたテキストでは、最後の文章の「置く」はすべて同時に1度に行う行動である。《ドラゴンの牙/Dragon Fangs(SCG)》や《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》が混ざっていたとき、《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》は同時に戦場に出るため、《ドラゴンの牙/Dragon Fangs(SCG)》は墓地に置かれる。しかし数ヶ月まえの更新で「置く」が2つになってしまった。他のカードを墓地に置く前に戦場にカードが置かれる。そんなことは意図していなかったので、修正する。
新テキスト:
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であり、かつ自分よりコントロールしているクリーチャーが多いプレイヤー1人を対象として選ぶ。その前者のプレイヤーは、クリーチャー・カードを公開するまで自分のライブラリーの一番上のカードを1枚ずつ公開し続けてもよい。そうした場合、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出す とともに、これにより公開された他の全てのカードを自分の墓地に置く。
《魔力消沈/Power Sink(6ED)》
印刷されたテキストでは、すべてのマナを生み出せる土地、とあるが、オラクルは全ての土地になっている。重要な部分ではないが、そう言っているだからそう戻す。
新テキスト:
呪文1つを対象とする。そのコントローラーが{X}を支払わない限り、それを打ち消す。支払わなかった場合、そのプレイヤーは、自分がコントロールする全ての マナ能力を持つ土地をタップし、自分のマナ・プールを空にする。
《Ring of Renewal(FEM)》
印刷されたテキストでは、効果の中にカードを引くことと捨てること両方が入っていた。カードを捨てることはコストだと解釈していたが、そうではない。手札が空なら単にカードを2枚引ける。
新テキスト:
{5},{T}:カードを1枚無作為に選んで捨て、その後 カードを2枚引く。
《騙し討ち/Sneak Attack(USG)》
印刷されたテキストでは、戦場に出したクリーチャーはずっと速攻を得る。多くの場合これは重要ではない。どうせすぐに生け贄に捧げられてしまうからだ。そこでオラクルはターン終了時まで速攻を得ることに変わった。終了ステップより前にコントロールを買えて生け贄を回避する方法において、その変更は問題となる。
新テキスト:
{赤}:あなたは自分の手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。そのクリーチャーは 速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生贄に捧げる。
《魂の残響/Soul Echo(MIR)》
Lord of Tresserhornと同じく、印刷されたテキストでは対象をとる能力がとらなくなっていた。対象が不正になったなら能力は打ち消されるので、次のあなたのアップキープまでは、カウンターが無くてもとりあえず戦場に残ったままだ。
新テキスト:
Soul Echoは、その上に残響(echo)カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたは、ライフが0点以下であることによってこのゲームに敗北しない。
あなたのアップキープの開始時に、 対戦相手1人を対象とする。Soul Echoの上にechoカウンターがないならSoul Echoを生贄に捧げる。そうでないならば、そのプレイヤーは「あなたの次のアップキープまで、あなたに与えられるダメージ1点につき、その代わりに、あなたはSoul Echoからechoカウンターを1個取り除く」を選んでもよい。
《胞子形成/Sporogenesis(USG)》
印刷されたテキストでは、ファンガスカウンターが乗っているクリーチャーが墓地に置かれたときにのみ2番目の能力が誘発していた。オラクルではどんなクリーチャーでも誘発してしまう。本質的に何の違いもないが、そういうもので誘発すべきではない。
新テキスト:
あなたのアップキープの開始時に、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上にファンガス(fungus)カウンターを1個置いてもよい。
その上にfungusカウンターが置かれたクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、その上に置かれているfungusカウンター1個につき、緑の (1/1) の苗木(Saproling)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
Sporogenesisが戦場を離れたとき、全てのクリーチャーからfungusカウンターを全て取り除く。
《硫黄の蒸気/Sulfuric Vapors(USG)》
プレインズウォーカーのために問題が浮上している。印刷されたテキストにはダメージを与えるものについて言及されていないので、「クリーチャー」に限定しないほうが良い。これによりプレイヤーから移し変えられたプレインズウォーカーへのダメージも1点増えることになる。
新テキスト:
赤の呪文が パーマネントかプレイヤーにダメージを与える場合、その代わりに、それは、その パーマネントかプレイヤーにそのダメージに1を足した値のダメージを与える。
《絡み森を歩む者/Tanglewalker(DST)》
《メルカディアの崩落/Mercadia’s Downfall(MMQ)》と同じように、多人数戦では各攻撃クリーチャーと各防御プレイヤーとの関係性は各々で扱うべきである。
新テキスト:
あなたがコントロールする 各クリーチャーは、防御プレイヤーがいずれかのアーティファクト・土地をコントロールしている限り、ブロックされない。
《犠牲/Victimize(USG)》
印刷されたテキストでは、クリーチャーの生け贄は呪文の効果の一部だった。オラクルでは追加コストに変えられていた。これを戻す。
新テキスト:
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード2枚を対象として選ぶ。クリーチャーを1体生贄に捧げる。そうした場合、選ばれたカードを タップ状態で戦場に戻す。
◆機能に影響しない変更が行われたカード
《妖精からの助言/Advice from the Fae(SHM)》など
1人のプレイヤーが自分より多い何かを持つかどうかをチェックするテキストが書かれたカードは数多くある。多人数戦だと他の1人だけでいいのか全員より多くないといけないのかが曖昧だ。《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro(SOK)》などは「各対戦相手よりも」というものが多い。これらのカードは「他のどのプレイヤーよりも」と直される。
変更されたカード:《減衰機関/Damping Engine(ULG)》《ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre(CHR)》《緑濃き牧場/Greener Pastures(USG)》《周囲の圧力/Peer Pressure(ONS)》《拮抗/Rivalry(ULG)》《野生の犬/Wild Dogs(USG)》《野生のマンモス/Wild Mammoth(NEM)》
《高層のアウフ/Aerie Ouphes(EVE)》
必要な空白が無かった。日本語版に影響なし。
《アラジンのランプ/Aladdin’s Lamp(4ED)》
「切り直す」という言葉は特別なものである。ライブラリーを切り直すことに関する能力にとっても、ライブラリーの一部を切り直すことはやめたほうがいい。続唱で「切り直す」を使わなかった理由もそこである。このカードも続唱と同じようにする。
新テキスト:
{X},{T}:このターン、あなたが次にカードを1枚引く代わりに、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見て、それらの中の1枚を除いて、その全てを無作為の順番であなたのライブラリーの一番下に置き、その後カードを1枚引く。Xは0にはできない。
増幅/Amplifyの注釈文
「このカードが」と書かれているが、トークンにも適用できるべきであるから、「このクリーチャーが」に改める。
《弧状の稲妻/Arc Lightning(USG)》
「好きな数の」とは書かれているが、普通「好きな数」というと0まで含んでしまう。これでは宜しくない。0の対象は選べないし、4つ以上の対象も選べない。この場合の「好きな数」とは実際には「1、2、3つの」である。「好きな数」どころではない。「1か2」呪文が示していることがより簡単に、わかりやすくなる。だが、4以上のものまで変えてしまうと文章が長すぎて困るので、そういうものに使われている「好きな数」は残してある。
新テキスト:
クリーチャーとプレイヤーの好きな組み合わせを1つか2つか3つ対象とする。Arc Lightningは、それらに合計3点のダメージをあなたが望むように振り分けて与える。
《弧炎の魔道士/Arc Mage(NEM)》《電解/Electrolyze(GPT)》《火+氷/Fire+Ice(APC)》《意のままの射撃/Fire at Will(EVE)》《火炎弾/Flameshot(PCY)》《無秩序の点火/Ignite Disorder(M10)》《スカークの火山使い/Skirk Volcanist(SCG)》《ワーム皮の鍛冶工/Wurmskin Forger(MRD)》
「各終了ステップの開始時に」
2009年のオラクル・アップデートで「ターン終了時に」をより正確な「終了ステップの開始時に」に改めた。「終了ステップの開始時に」は基本的に1度かぎりの誘発で使われている。しかし、各ターンに誘発するような場合は、「各終了ステップの開始時に」という言い回しを使うことにする。ちょうど「~したとき」と「~するたび」の違いのようなものだ。既にこれに似たものを使っている。「各プレイヤーの終了ステップの開始時に」は、効果がプレイヤーを参照するためにそう言わなければならないのだ。
変更されたカード:《聖なる報復者アズマイラ/Asmira, Holy Avenger(MIR)》《子守り大トカゲ/Brooding Saurian(CSP)》《土地の荒廃/Desolation(VIS)》《不和の精/Discordant Spirit(MIR)》《砂丘乗りの無法者/Dunerider Outlaw(PLC)》《力場の泡/Force Bubble(SCG)》《ドラゴン変化/Form of the Dragon(SCG)》《Khabal Ghoul(ARN)》《クロヴの吸血鬼/Krovikan Vampire(ICE)》《オーサイの禿鷹/Osai Vultures(4ED)》《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath(FUT)》《水銀の泉/Quicksilver Fountain(MRD)》《食屍鬼/Scavenging Ghoul(4ED)》《Spiny Starfish(ALL)》《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat(SHM)》《墓石の階段/Tombstone Stairwell(MIR)》《抵抗の壁/Wall of Resistance(MIR)》《疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish(TSB)》《傷の反射/Wound Reflection(SHM)》
「バウンス」の注釈文
「これが戦場にある場合にのみ戻す」という注釈文を持つ手札に戻るカードが5枚ある。《消し去りの水神/Kaijin of the Vanishing Touch(BOK)》《水銀のビヒモス/Quicksilver Behemoth(DST)》《奇襲の配備/Surprise Deployment(PLS)》《ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout(10E)》《ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker(9ED)》だ。これは能力の解決時に戦場になければ戻らないことを明確にしている。(初心者は墓地からでも戻せると思いがちだ)この注釈文をさらに4枚のカードに追加する。
変更されたカード:《ドラゴンの仮面/Dragon Mask(6ED)》《幻影の仔/Phantom Whelp(ODY)》《ガラクタの壁/Wall of Junk(USG)》《風の早船/Windscouter(PCY)》
《防壁/Bulwark(USG)》《闇の疑惑/Dark Suspicions(PLS)》
《防壁/Bulwark(USG)》は読み取りにくいカードだ。《Storm World(LEG)》のほうがまだわかりやすいので、こちらのテキストを使わせてもらう。《闇の疑惑/Dark Suspicions(PLS)》も同様に読みやすく変更する。
《解体/Deconstruct(MRD)》《灰塵化/Turn to Dust(MRD)》
印刷されたテキストにはマナを加える前に「その後」が使われている。呪文が打ち消されたりして最初の文章が失敗したら、2つめの文章もともに失敗することを明確にしたい。《地鳴りの撃ち込み/Seismic Spike(RAV)》がもっとも新しく、同じようなカードだが「その後」が使われていない。これに合わせて変更する。
《冒涜するハッグ/Desecrator Hag(EVE)》
highestに変更されましたが、パワー/タフネスは「大きい小さい」であるべきです。日本語版に影響しません。
《悪魔の隷従/Diabolic Servitude(USG)》
関連している能力のルールで決められたテンプレートから外れている。これを修整する。
消術/Fatesealと占術/Scryの注釈文
注釈文とカードが合っていないものがあったので、カードに合うよう注釈文を調整する。
変更されたカード:《催眠スリヴァー/Mesmeric Sliver(FUT)》《新ベナリア/New Benalia(FUT)》《神話送り/Spin into Myth(FUT)》《またたかぬ水疱/Unblinking Bleb(FUT)》
《焦熱のマントル/Fiery Mantle(USG)》《堅忍不屈/Fortitude(USG)》
この2枚は起動型能力の上に誘発型能力が書かれている。それはそういう規則に従ったものだが、現在の表記順は「それが使われやすいと思われる順番」である。戦場を離れたときの能力は最後に来るべきである。
《ギャンブル/Gamble(USG)》
このカードは「その後」が2回も使われているので見苦しい。修整する。
《Goblin Artisans》《モグの暗殺者/Mogg Assassin(EXO)》《戦いの潮目/Tide of War(CHK)》
16枚のコインフリップカードのうち、この3枚だけが「あなたがコイン投げに買った場合」「そうでない場合」という言葉遣いをしている。他のものに合わせて統一する。
《スズメバチ砲/Hornet Cannon(STH)》
「そのクリーチャー」を「それ」に変えた。
《ギザギザ稲妻/Jagged Lightning(USG)》
《酷暑/Swelter(JUD)》に合わせた。
《荒れ狂うインプ/Maddening Imp(TMP)》《嘲り/Taunt(POR)》
攻撃しなければならないクリーチャーはひとまとまりとして扱う。同種のカードとも統一する。
《マスティコア/Masticore(UDS)》
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore(10E)》と同じようにテキストを修整する。
《根囲い/Mulch(STH)》
《獣狩り/Beast Hunt(ZEN)》《アニマの賢者/Sages of the Anima(ARB)》と統一する。
フェイジングの注釈文
余分な空白を消した。影響なし。
《魔力の汚点/Power Taint(USG)》
古い「Aするか、Bする」言葉遣いを使っている。これは「Bしない限りAする」という言葉遣いに直す。
《荒れ狂う鬼の奴隷/Raving Oni-Slave(SOK)》《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》
誘発条件は違うが、効果はどちらも同じである。《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk(PLC)》にあわせて修整する。
《空乗りの見習い/Skyrider Trainee(GPT)》
《巣立つミサゴ/Fledgling Osprey(UDS)》の書き方に合わせる。単純な「~限り」のテキストを使う。日本語のテキスト不統一。とくに影響なし。
《テフェリーの世界/Teferi’s Realm(VIS)》
英語の文法間違いを正す。日本語版に影響なし。
《束の間の開口/Temporal Aperture(USG)》
接続詞を「その後」に変えた。
《スランのタービン/Thran Turbine(USG)》
印刷されたテキストでは最大2マナ、となっているので、シンボルに変える。ただし、最大{2}では具合が悪いので{1}か{2}を加えてもよい、とする。
《時空の満ち干/Time and Tide(VIS)》
クリーチャー・カードではなく、クリーチャーとすべきである。現在はフェイズ・アウトしたクリーチャーはまだ戦場にいるからだ。後半部分は日本語的に違いがないので日本語では変わりません。
《Timetwister(UN)》
「と、その後」が使われている珍しいカードだたので、「その後」を削除した。
《湧出/Upwelling(10E)》
《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》が新しいこの種の能力のテンプレートを使っているので、それに倣う。「ターン」が消えるが、そもそもステップやフェイズが終わらないとターンが終わらないので、言及する必要が無い。《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》はその言葉使いを使っているが、《湧出/Upwelling(10E)》の機能となんら変わるところはない。
変更されたカード:《さき子の印/Mark of Sakiko(BOK)》《夏の母、さき子/Sakiko, Mother of Summer(BOK)》《桜族の春呼び/Sakura-Tribe Springcaller(BOK)》《秋の呼び手、しず子/Shizuko, Caller of Autumn(BOK)》
《仮装の亡霊/Veiled Apparition(USG)》《仮装の大海蛇/Veiled Serpent(USG)》
印刷されたテキストどおりになるよう、いち文にまとめた。
《風食礫の壷/Ventifact Bottle(MIR)》
《サシーリウムの神語り/Sacellum Godspeaker(ALA)》にあるように、「その後」が無くても段階的処理は示せる。のでそうする。
《古木のヴァーデロス/Verdeloth the Ancient(TSB)》
《死の男爵/Death Baron(ALA)》に合わせて修整する。
《意外な授かり物/Windfall(USG)》
「いずれかのプレイヤーが捨てたカードの一番多い数」というのは不必要に曖昧である。もっと明確にする。
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will(USG)》
《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth’s Agenda(INV)》にあわせて「あらゆる領域から」を加えるべきである。
◆マロー爆発しろ
すまない。まだ爆発してないんだ。君たちと同じように俺も残念に思ってるよ。(原文どおり)
※《たわむか折れるか/Bend or Break(INV)》のテキストがあまりに酷いので代替案を募集中~
《妖精からの助言/Advice from the Fae(SHM)》《霜剣山の背教者/Sokenzan Renegade(SOK)》《思考繋ぎのプライモック/Thoughtbound Primoc(ONS)》《野生の犬/Wild Dogs(USG)》《野生のマンモス/Wild Mammoth(NEM)》《減衰機関/Damping Engine(ULG)》《ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre(CHR)》《緑濃き牧場/Greener Pastures(USG)》《周囲の圧力/Peer Pressure(ONS)》《拮抗/Rivalry(ULG)》の、「誰が」「誰より」「何が」「多い少ない」の並びについて統一見解がある方ご意見ください
◆ワールドウェイクの訂正
61/145
Nemesis Trap/応報の罠 4黒黒 インスタント -- 罠(Trap)
いずれかの白のクリーチャーが攻撃している場合、あなたはNemesis Trapのマナ・コストを支払うのではなく、{黒黒}を支払ってもよい。
+ 攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。そのクリーチャーのコピーである トークンを1つ戦場に出す。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。
#対象がクリーチャー化していた場合出てくるトークンがクリーチャーでない可能性があるため、クリーチャー・トークンというテキストを改める。
131/145
Walking Atlas/歩く大地図 2 アーティファクト・クリーチャー -- 構築物(Construct) (1/1)
{T}:あなたは、あなたの手札にある土地カードを1枚戦場に出してもよい。
#タイプ「アーティファクト」が欠落している。これを補う。
◆機能変更が行われたカード
《Backdraft(LEG)》
これの印刷されたテキストでは探し求めるソーサリーがすでに解決された後にこれを唱えられるように意識して書かれているように読める。オラクルのほうは、そのソーサリーがスタックにある間しか唱えることができないようになっている。まだ解決していないのだ。レジェンドの頃の機能を真似ようとなんとかしてみた。
新テキスト:
このターンに1つ以上のソーサリー呪文を唱えたプレイヤー1人を選ぶ。Backdraftは、そのプレイヤーにそれらのソーサリー呪文のうちのひとつがこのターンに与えたダメージの半分に等しい点数のダメージを与える。 端数は切り捨て。
《たわむか折れるか/Bend or Break(INV)》
カードに書かれていることと新しいオラクルとを比較したら確かに機能変更だが、厳密に書かれたとおりにプレイされてこなかったため、本質的には機能は変わっていない。すべきことを明確に文章に示しただけだ。これは一度に複数のプレイヤーに影響する束分けカードだ。印刷されたテキストを厳密に読むと、それぞれの場合で選択をする対戦相手というのは、呪文のコントローラーの対戦相手であるべきだ。誰でもいいというのは良くない。同様にテキストを厳密に読めば、意図したプレイヤーがコントロールしている束だけではなく、どの束を選んでもよいということになる。それが何を意味するかは皆よくわかっている。が、自分の様な人間にとっては有難くない。意味するところは書いてあることが示すべきである。
新テキスト:
Each player separates all lands he or she controls into two piles. For each player, one of his or her piles is chosen by one of his or her opponents of his or her choice. Destroy all lands in the chosen piles. Tap all lands in the other piles.
各プレイヤーはそれぞれ、自分がコントロールする全ての土地を2つの束に分ける。それぞれのプレイヤーにつき、そのプレイヤーは自分の対戦相手のうちの1人を選び、自分の束を一つ選んでもらう。選ばれた束の土地を全て破壊し、残りの束の土地を全てタップする。
《Camouflage(2ED)》
2箇所変更されている。まずひとつ、これはあなたの攻撃クリーチャーにのみ影響すべきだ。だがオラクルでは他のプレイヤーのターンの間に唱えさせてその攻撃に影響できる。ブロックするためのあなた自身の能力で邪魔をしたくはないはずだ。事実、そういう選択肢があるべきではないし、もっと重要なところは、多人数戦であなたの対戦相手2人の邪魔ができてしまうのもまずい。カードはそういうことをしてはならない。もうひとつの変更も同様に多人数戦に関するものである。このカードはそもそも防御プレイヤーが1人しか居ないことを想定し、全てのクリーチャーがそのプレイヤーを攻撃すると想定して作られたものであり、多人数戦のためにはよりテキストを工夫しないといけない。ただ、「まだマシ」程度ということは言わせてほしい。このテキストはバカバカしくてひどいが、少なくとも機能的ではある、という程度だと。
新テキスト:
Camouflageは、あなたの攻撃クリーチャー 指定ステップの間しか唱えることができない。
このターン、ブロック・クリーチャーを指定する代わりに、各防御プレイヤーは、自分がコントロールするクリーチャーを好きな数だけ選んで、 自分を防御プレイヤーとさせている攻撃クリーチャーの総数に等しい数の束に分ける。それぞれの束を無作為にそれらの攻撃クリーチャーのうちの別々のものに割り当てる。その束にあるクリーチャーのうち、割り振られた束にあるそのクリーチャーをブロックできる各クリーチャーは、それをブロックする。(束は空にできる。)
《花の絨毯/Carpet of Flowers(USG)》
印刷されたテキストでは、「メイン・フェイズの間」にマナを加えていた。フェイズ能力と呼ばれていたこの手のものは、記載されているフェイズに一度だけ利用できた。6版のルール変更時に全てのフェイズ能力は「開始時に」誘発する誘発型能力に変更され、このカードもそのように変更された。だが同時に別の変更もされてしまった。6版の前にはメイン・フェイズは2つではなく1つだけだった。(戦闘はメイン・フェイズの最中に起きるものだった)現在、1ターンの中にはメイン・フェイズが2つあり、このカードはいろいろ工夫された。もともと、戦闘の後でマナが欲しいならそうできたのである。現在は不可能である。戦闘前メイン・フェイズでしかマナを加えてくれないのだから。だが印刷されたカードでは「あなたのメイン・フェイズ」しかないので紛らわしい。1ターンに1回、効率的に使用できるよう、メイン・フェイズに誘発する新しいテンプレートを与えた。いまや、あなたはそうしたいなら戦闘後にマナを得ることが出来る。
新テキスト:
あなたの各メイン・フェイズの開始時に、あなたがCarpet of Flowersによりマナをマナ・プールに加えていない場合、 対戦相手1人を対象とする。あなたはあなたのマナ・プールに、好きな色1色のマナを最大X点まで加えてもよい。Xは、そのプレイヤーがコントロールする島(Island)の総数である。
《洞穴の虎/Cave Tiger(USG)》《ピグミー・トロール/Pygmy Troll(EXO)》《狂暴クズリ/Rabid Wolverines(EXO)》《仕返し/Retaliation(USG)》《ヴィーアシーノの武具職人/Viashino Weaponsmith(USG)》
これらのカードは印刷されたテキストと現在のオラクルの機能が異なったものであると自分は信じる。オリジナルはブロックしたクリーチャー1体につき1回誘発するべきものだ。それぞれは別々に解決し、誘発させた後で戦場を離れても修整は与えられるはずだ。オラクルだと1回しか誘発せず、解決時にブロックしているクリーチャーを数える。《エルフの狂戦士/Elvish Berserker(10E)》は新しいテキストで再録されているが、ほかのカードは再録されていない。もともとの能力にこれらを戻す。
《洞穴の虎/Cave Tiger(USG)》の新テキスト:
Cave Tigerがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Cave Tigerはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
《ピグミー・トロール/Pygmy Troll(EXO)》の新テキスト:
Pygmy Trollがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Pygmy Trollはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
{緑}:Pygmy Trollを再生する。
《狂暴クズリ/Rabid Wolverines(EXO)》の新テキスト:
Rabid Wolverinesがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Rabid Wolverinesはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける。
《仕返し/Retaliation(USG)》の新テキスト:
あなたがコントロールするクリーチャーは「 このクリーチャーがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、このクリーチャーはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける」を持つ。
《ヴィーアシーノの武具職人/Viashino Weaponsmith(USG)》の新テキスト:
Viashino Weaponsmithがクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、Viashino Weaponsmithはターン終了時まで +2/+2 の修整を受ける。
《暗黒の深部/Dark Depths(CSP)》
このカードが作り出すマリット・レイジ・トークンは伝説のクリーチャーで、黒で、飛行を持つ。それらは特性である。《騙り者、逆嶋/Sakashima the Impostor(SOK)》でこのトークンをコピーすると、これらの特性もコピーする。しかし、破壊されないということは特性ではなく、トークンについての何かである。なので、逆嶋は破壊できてしまう。これは直感と反する。なぜなら、マリット・レイジ・トークンカードには「このクリーチャーは破壊できない」と書いてあるからだ。これは不本意な見落としだったので修正する。
新テキスト:
Dark Depthsは、その上に氷(ice)カウンターが10個置かれた状態で戦場に出る。
{3}:Dark Depthsからiceカウンターを1個取り除く。
Dark Depthsの上にiceカウンターが無いとき、これを生贄に捧げる。そうした場合、「マリット・レイジ/Marit Lage」という名前の飛行と「このクリーチャーは破壊されない」を持つ 黒の (20/20) の伝説のアバター(Avatar)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
《守備隊形/Defensive Formation(USG)》
「代わりに」という言葉があるが、置換効果は作らないのでそれを取り除く。次に、印刷されたテキストではあなたを攻撃しているクリーチャーがどのように戦闘ダメージを与えるかをあなたが決めることができた。それがM10ルールでどういう意味を持つのか?議論の末、我々はこのカードが現在はバンドが機能する方法で働くべきであると結論付けた。複数ブロックのように、ダメージ割り振り順を無視でき、好きなようにダメージを分散できる。
新テキスト:
攻撃プレイヤーではなくあなたが、あなたを攻撃している各クリーチャーの戦闘ダメージを割り振る。あなたはそのクリーチャーの戦闘ダメージを、それをブロックしているクリーチャーのうちのどれにでも配分することができる。
《Firestorm Phoenix(LEG)》
隠された情報を伴って証明が出来ない状況作り出してしまうので、このカードはダメだった。これが死んだら、手札に戻ってそのターン唱えることが出来ない。しかし、別の《Firestorm Phoenix(LEG)》は唱えることができる。そのプレイヤーが別のカードだと主張しても、他のプレイヤーにはそれを確かめる手段がない。そんなことは許されないので、カードに「公開する」という文面を加える。カードに否定的な衝撃を与えることにもなる。たとえば《渦まく知識/Brainstorm(MMQ)》を唱えたときに《Firestorm Phoenix(LEG)》を入れ替えたかどうかがわかってしまう。だが我々はこれが必要な変更だと考えている。
新テキスト:
飛行.
Firestorm Phoenixが戦場からいずれかの墓地に置かれる場合、その代わりに、Firestorm Phoenixをオーナーの手札に戻す。そのプレイヤーの次のターンまで、そのプレイヤーはこのカードを自分の手札で公開したままでプレイし、なおかつこれをプレイすることができない。
《無残な助言/Grim Reminder(MRD)》
実質的には変わってないが、テクニカル・タームという面では機能は変わっているのでこちらに分類されている。このカードでライブラリーを探しても、カードを見つからなかったことにしてもいい。対戦相手はライブラリーに何があるか確認できないのだから、いつでも「そんなカードはない」ということにできるのである。そうなると、カードを公開できず、それをライブラリーに戻して切り直すこともあできない。切り直すことなしにライブラリーの中身がわかってしまうということだ。そんなことを意図してはいない。もちろん、切り直しはしなければならない。問題はどういうテキストにすればそうできるか、ということだ。このカードの場合、ライブラリーからカードが動いていないので、「その後ライブラリーを切り直す」にすれば万事解決する。
新テキスト:
あなたのライブラリーから土地でないカードを1枚探して公開する。このターン、それと同じ名前のカードを唱えていた各対戦相手は、6点のライフを失う。その後あなたのライブラリーを切り直す。
{黒黒}:あなたの墓地にあるGrim Reminderをあなたの手札に戻す。この能力は、あなたのアップキープの間しか起動できない。
《Infernal Medusa(LEG)》
印刷されたテキストに従うならば、「壁でないクリーチャー」という制限は攻撃時にだけ当てはまり、これがブロックするときには必要ない。壁はふつう攻撃しない。メデューサもそんなにブロックしにいかない。ということでオラクルの文章を短くするためだけにこの変更が行われたのだろうと推測できる。機能変更がそのままになっているのもおかしいので取り除く。
新テキスト:
Infernal Medusaがクリーチャーをブロックするたび、戦闘終了時に、そのクリーチャーを破壊する。
Infernal Medusaが壁(Wall)でないクリーチャー1体によってブロックされた状態になるたび、戦闘終了時に、そのクリーチャーを破壊する。
《命綱/Lifeline(USG)》
このカードは自分にとっては最悪の印刷テキストで、いつも頭を悩ませている。とにかくいろいろありえない。他のクリーチャーが戦場にいるというのはいつチェックすべきなのか?全員に影響していいのかあなただけなのか?誰でも影響するなら誰のコントロール下でクリーチャーを戻すべきなのか?書かれていることは曖昧でどういう解釈でもできる。これまでは、《命綱/Lifeline(USG)》は誰にでも影響していた。そしてオーナーのコントロール下でクリーチャーを戻していた。それには満足していたが、そこで最初の質問に戻る。いつチェックすべきか。LTB誘発を扱うときのルールは、何が起こるかを見るために直前の情報を用いる。《命綱/Lifeline(USG)》があるときに《審判の日/Day of Judgment(ZEN)》を唱えたら、クリーチャーAとBはAにとってはBがいるし、BにとってはAがいる。他のクリーチャーにとってもAとBを見ることができるので、結果的に全てのクリーチャーが死んで、全てのクリーチャーが戦場に戻ってくる。古いオラクルだとそうなるわけだが、これが正しいのか?直感的にはそうは思えない。新しいテキストでは、他のクリーチャーが戦場にいるかどうかを誘発時と解決時の両方でチェックする。別のクリーチャーは死んだクリーチャーが戻ってくるときにも戦場にいなければならない。
新テキスト:
クリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、別のクリーチャーが戦場に出ている場合、 次の終了ステップの開始時に、その前者のカードをそのオーナーのコントロールの下で戦場に戻す。
《Lord of Tresserhorn(ALL)》
印刷されたテキストではETB能力は対戦相手を対象にとっている。これを復活させた。解決時に対象がいなくなっていれば打ち消されるため、ライフの支払いも生け贄も起こらないことを意味している。(訳注:支払いじゃないですけどね)
新テキスト:
Lord of Tresserhornが戦場に出たとき、 対戦相手1人を対象とする。あなたは2点のライフを失い、あなたはクリーチャーを2体生贄に捧げ、そのプレイヤーはカードを2枚引く。
{黒}:Lord of Tresserhornを再生する。
《メルカディアの崩落/Mercadia’s Downfall(MMQ)》
このテキストではXの値が一つしかないので、複数に攻撃できる多人数戦で機能しない。ひとまとめにしてしまうのではなく、攻撃クリーチャー個別に防御プレイヤーと関連性を持たせればいい。
新テキスト:
各攻撃クリーチャーは、防御プレイヤーがコントロールする基本でない土地1つにつき、ターン終了時まで +1/+0 の修整を受ける。
《ドルイドの誓い/Oath of Druids(EXO)》
印刷されたテキストでは、最後の文章の「置く」はすべて同時に1度に行う行動である。《ドラゴンの牙/Dragon Fangs(SCG)》や《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》が混ざっていたとき、《ダークスティールの巨像/Darksteel Colossus(DST)》は同時に戦場に出るため、《ドラゴンの牙/Dragon Fangs(SCG)》は墓地に置かれる。しかし数ヶ月まえの更新で「置く」が2つになってしまった。他のカードを墓地に置く前に戦場にカードが置かれる。そんなことは意図していなかったので、修正する。
新テキスト:
各プレイヤーのアップキープの開始時に、そのプレイヤーは自分の対戦相手であり、かつ自分よりコントロールしているクリーチャーが多いプレイヤー1人を対象として選ぶ。その前者のプレイヤーは、クリーチャー・カードを公開するまで自分のライブラリーの一番上のカードを1枚ずつ公開し続けてもよい。そうした場合、そのプレイヤーはそのカードを戦場に出す とともに、これにより公開された他の全てのカードを自分の墓地に置く。
《魔力消沈/Power Sink(6ED)》
印刷されたテキストでは、すべてのマナを生み出せる土地、とあるが、オラクルは全ての土地になっている。重要な部分ではないが、そう言っているだからそう戻す。
新テキスト:
呪文1つを対象とする。そのコントローラーが{X}を支払わない限り、それを打ち消す。支払わなかった場合、そのプレイヤーは、自分がコントロールする全ての マナ能力を持つ土地をタップし、自分のマナ・プールを空にする。
《Ring of Renewal(FEM)》
印刷されたテキストでは、効果の中にカードを引くことと捨てること両方が入っていた。カードを捨てることはコストだと解釈していたが、そうではない。手札が空なら単にカードを2枚引ける。
新テキスト:
{5},{T}:カードを1枚無作為に選んで捨て、その後 カードを2枚引く。
《騙し討ち/Sneak Attack(USG)》
印刷されたテキストでは、戦場に出したクリーチャーはずっと速攻を得る。多くの場合これは重要ではない。どうせすぐに生け贄に捧げられてしまうからだ。そこでオラクルはターン終了時まで速攻を得ることに変わった。終了ステップより前にコントロールを買えて生け贄を回避する方法において、その変更は問題となる。
新テキスト:
{赤}:あなたは自分の手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。そのクリーチャーは 速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生贄に捧げる。
《魂の残響/Soul Echo(MIR)》
Lord of Tresserhornと同じく、印刷されたテキストでは対象をとる能力がとらなくなっていた。対象が不正になったなら能力は打ち消されるので、次のあなたのアップキープまでは、カウンターが無くてもとりあえず戦場に残ったままだ。
新テキスト:
Soul Echoは、その上に残響(echo)カウンターがX個置かれた状態で戦場に出る。
あなたは、ライフが0点以下であることによってこのゲームに敗北しない。
あなたのアップキープの開始時に、 対戦相手1人を対象とする。Soul Echoの上にechoカウンターがないならSoul Echoを生贄に捧げる。そうでないならば、そのプレイヤーは「あなたの次のアップキープまで、あなたに与えられるダメージ1点につき、その代わりに、あなたはSoul Echoからechoカウンターを1個取り除く」を選んでもよい。
《胞子形成/Sporogenesis(USG)》
印刷されたテキストでは、ファンガスカウンターが乗っているクリーチャーが墓地に置かれたときにのみ2番目の能力が誘発していた。オラクルではどんなクリーチャーでも誘発してしまう。本質的に何の違いもないが、そういうもので誘発すべきではない。
新テキスト:
あなたのアップキープの開始時に、トークンでないクリーチャー1体を対象とする。あなたはそれの上にファンガス(fungus)カウンターを1個置いてもよい。
その上にfungusカウンターが置かれたクリーチャーが1体戦場からいずれかの墓地に置かれるたび、その上に置かれているfungusカウンター1個につき、緑の (1/1) の苗木(Saproling)・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。
Sporogenesisが戦場を離れたとき、全てのクリーチャーからfungusカウンターを全て取り除く。
《硫黄の蒸気/Sulfuric Vapors(USG)》
プレインズウォーカーのために問題が浮上している。印刷されたテキストにはダメージを与えるものについて言及されていないので、「クリーチャー」に限定しないほうが良い。これによりプレイヤーから移し変えられたプレインズウォーカーへのダメージも1点増えることになる。
新テキスト:
赤の呪文が パーマネントかプレイヤーにダメージを与える場合、その代わりに、それは、その パーマネントかプレイヤーにそのダメージに1を足した値のダメージを与える。
《絡み森を歩む者/Tanglewalker(DST)》
《メルカディアの崩落/Mercadia’s Downfall(MMQ)》と同じように、多人数戦では各攻撃クリーチャーと各防御プレイヤーとの関係性は各々で扱うべきである。
新テキスト:
あなたがコントロールする 各クリーチャーは、防御プレイヤーがいずれかのアーティファクト・土地をコントロールしている限り、ブロックされない。
《犠牲/Victimize(USG)》
印刷されたテキストでは、クリーチャーの生け贄は呪文の効果の一部だった。オラクルでは追加コストに変えられていた。これを戻す。
新テキスト:
あなたの墓地にあるクリーチャー・カード2枚を対象として選ぶ。クリーチャーを1体生贄に捧げる。そうした場合、選ばれたカードを タップ状態で戦場に戻す。
◆機能に影響しない変更が行われたカード
《妖精からの助言/Advice from the Fae(SHM)》など
1人のプレイヤーが自分より多い何かを持つかどうかをチェックするテキストが書かれたカードは数多くある。多人数戦だと他の1人だけでいいのか全員より多くないといけないのかが曖昧だ。《清麻呂の末裔/Descendant of Kiyomaro(SOK)》などは「各対戦相手よりも」というものが多い。これらのカードは「他のどのプレイヤーよりも」と直される。
変更されたカード:《減衰機関/Damping Engine(ULG)》《ガズバンのオーガ/Ghazban Ogre(CHR)》《緑濃き牧場/Greener Pastures(USG)》《周囲の圧力/Peer Pressure(ONS)》《拮抗/Rivalry(ULG)》《野生の犬/Wild Dogs(USG)》《野生のマンモス/Wild Mammoth(NEM)》
《高層のアウフ/Aerie Ouphes(EVE)》
必要な空白が無かった。日本語版に影響なし。
《アラジンのランプ/Aladdin’s Lamp(4ED)》
「切り直す」という言葉は特別なものである。ライブラリーを切り直すことに関する能力にとっても、ライブラリーの一部を切り直すことはやめたほうがいい。続唱で「切り直す」を使わなかった理由もそこである。このカードも続唱と同じようにする。
新テキスト:
{X},{T}:このターン、あなたが次にカードを1枚引く代わりに、あなたのライブラリーの一番上からX枚のカードを見て、それらの中の1枚を除いて、その全てを無作為の順番であなたのライブラリーの一番下に置き、その後カードを1枚引く。Xは0にはできない。
増幅/Amplifyの注釈文
「このカードが」と書かれているが、トークンにも適用できるべきであるから、「このクリーチャーが」に改める。
《弧状の稲妻/Arc Lightning(USG)》
「好きな数の」とは書かれているが、普通「好きな数」というと0まで含んでしまう。これでは宜しくない。0の対象は選べないし、4つ以上の対象も選べない。この場合の「好きな数」とは実際には「1、2、3つの」である。「好きな数」どころではない。「1か2」呪文が示していることがより簡単に、わかりやすくなる。だが、4以上のものまで変えてしまうと文章が長すぎて困るので、そういうものに使われている「好きな数」は残してある。
新テキスト:
クリーチャーとプレイヤーの好きな組み合わせを1つか2つか3つ対象とする。Arc Lightningは、それらに合計3点のダメージをあなたが望むように振り分けて与える。
《弧炎の魔道士/Arc Mage(NEM)》《電解/Electrolyze(GPT)》《火+氷/Fire+Ice(APC)》《意のままの射撃/Fire at Will(EVE)》《火炎弾/Flameshot(PCY)》《無秩序の点火/Ignite Disorder(M10)》《スカークの火山使い/Skirk Volcanist(SCG)》《ワーム皮の鍛冶工/Wurmskin Forger(MRD)》
「各終了ステップの開始時に」
2009年のオラクル・アップデートで「ターン終了時に」をより正確な「終了ステップの開始時に」に改めた。「終了ステップの開始時に」は基本的に1度かぎりの誘発で使われている。しかし、各ターンに誘発するような場合は、「各終了ステップの開始時に」という言い回しを使うことにする。ちょうど「~したとき」と「~するたび」の違いのようなものだ。既にこれに似たものを使っている。「各プレイヤーの終了ステップの開始時に」は、効果がプレイヤーを参照するためにそう言わなければならないのだ。
変更されたカード:《聖なる報復者アズマイラ/Asmira, Holy Avenger(MIR)》《子守り大トカゲ/Brooding Saurian(CSP)》《土地の荒廃/Desolation(VIS)》《不和の精/Discordant Spirit(MIR)》《砂丘乗りの無法者/Dunerider Outlaw(PLC)》《力場の泡/Force Bubble(SCG)》《ドラゴン変化/Form of the Dragon(SCG)》《Khabal Ghoul(ARN)》《クロヴの吸血鬼/Krovikan Vampire(ICE)》《オーサイの禿鷹/Osai Vultures(4ED)》《取り憑かれた扉/Possessed Portal(5DN)》《紅蓮術士の刈り痕/Pyromancer’s Swath(FUT)》《水銀の泉/Quicksilver Fountain(MRD)》《食屍鬼/Scavenging Ghoul(4ED)》《Spiny Starfish(ALL)》《川の殺し屋、シグ/Sygg, River Cutthroat(SHM)》《墓石の階段/Tombstone Stairwell(MIR)》《抵抗の壁/Wall of Resistance(MIR)》《疾風のデルヴィッシュ/Whirling Dervish(TSB)》《傷の反射/Wound Reflection(SHM)》
「バウンス」の注釈文
「これが戦場にある場合にのみ戻す」という注釈文を持つ手札に戻るカードが5枚ある。《消し去りの水神/Kaijin of the Vanishing Touch(BOK)》《水銀のビヒモス/Quicksilver Behemoth(DST)》《奇襲の配備/Surprise Deployment(PLS)》《ヴィーアシーノの砂漠の斥候/Viashino Sandscout(10E)》《ヴィーアシーノの砂漠の狩人/Viashino Sandstalker(9ED)》だ。これは能力の解決時に戦場になければ戻らないことを明確にしている。(初心者は墓地からでも戻せると思いがちだ)この注釈文をさらに4枚のカードに追加する。
変更されたカード:《ドラゴンの仮面/Dragon Mask(6ED)》《幻影の仔/Phantom Whelp(ODY)》《ガラクタの壁/Wall of Junk(USG)》《風の早船/Windscouter(PCY)》
《防壁/Bulwark(USG)》《闇の疑惑/Dark Suspicions(PLS)》
《防壁/Bulwark(USG)》は読み取りにくいカードだ。《Storm World(LEG)》のほうがまだわかりやすいので、こちらのテキストを使わせてもらう。《闇の疑惑/Dark Suspicions(PLS)》も同様に読みやすく変更する。
《解体/Deconstruct(MRD)》《灰塵化/Turn to Dust(MRD)》
印刷されたテキストにはマナを加える前に「その後」が使われている。呪文が打ち消されたりして最初の文章が失敗したら、2つめの文章もともに失敗することを明確にしたい。《地鳴りの撃ち込み/Seismic Spike(RAV)》がもっとも新しく、同じようなカードだが「その後」が使われていない。これに合わせて変更する。
《冒涜するハッグ/Desecrator Hag(EVE)》
highestに変更されましたが、パワー/タフネスは「大きい小さい」であるべきです。日本語版に影響しません。
《悪魔の隷従/Diabolic Servitude(USG)》
関連している能力のルールで決められたテンプレートから外れている。これを修整する。
消術/Fatesealと占術/Scryの注釈文
注釈文とカードが合っていないものがあったので、カードに合うよう注釈文を調整する。
変更されたカード:《催眠スリヴァー/Mesmeric Sliver(FUT)》《新ベナリア/New Benalia(FUT)》《神話送り/Spin into Myth(FUT)》《またたかぬ水疱/Unblinking Bleb(FUT)》
《焦熱のマントル/Fiery Mantle(USG)》《堅忍不屈/Fortitude(USG)》
この2枚は起動型能力の上に誘発型能力が書かれている。それはそういう規則に従ったものだが、現在の表記順は「それが使われやすいと思われる順番」である。戦場を離れたときの能力は最後に来るべきである。
《ギャンブル/Gamble(USG)》
このカードは「その後」が2回も使われているので見苦しい。修整する。
《Goblin Artisans》《モグの暗殺者/Mogg Assassin(EXO)》《戦いの潮目/Tide of War(CHK)》
16枚のコインフリップカードのうち、この3枚だけが「あなたがコイン投げに買った場合」「そうでない場合」という言葉遣いをしている。他のものに合わせて統一する。
《スズメバチ砲/Hornet Cannon(STH)》
「そのクリーチャー」を「それ」に変えた。
《ギザギザ稲妻/Jagged Lightning(USG)》
《酷暑/Swelter(JUD)》に合わせた。
《荒れ狂うインプ/Maddening Imp(TMP)》《嘲り/Taunt(POR)》
攻撃しなければならないクリーチャーはひとまとまりとして扱う。同種のカードとも統一する。
《マスティコア/Masticore(UDS)》
《剃刀毛のマスティコア/Razormane Masticore(10E)》と同じようにテキストを修整する。
《根囲い/Mulch(STH)》
《獣狩り/Beast Hunt(ZEN)》《アニマの賢者/Sages of the Anima(ARB)》と統一する。
フェイジングの注釈文
余分な空白を消した。影響なし。
《魔力の汚点/Power Taint(USG)》
古い「Aするか、Bする」言葉遣いを使っている。これは「Bしない限りAする」という言葉遣いに直す。
《荒れ狂う鬼の奴隷/Raving Oni-Slave(SOK)》《隔離するタイタン/Sundering Titan(DST)》
誘発条件は違うが、効果はどちらも同じである。《デッドウッドのツリーフォーク/Deadwood Treefolk(PLC)》にあわせて修整する。
《空乗りの見習い/Skyrider Trainee(GPT)》
《巣立つミサゴ/Fledgling Osprey(UDS)》の書き方に合わせる。単純な「~限り」のテキストを使う。日本語のテキスト不統一。とくに影響なし。
《テフェリーの世界/Teferi’s Realm(VIS)》
英語の文法間違いを正す。日本語版に影響なし。
《束の間の開口/Temporal Aperture(USG)》
接続詞を「その後」に変えた。
《スランのタービン/Thran Turbine(USG)》
印刷されたテキストでは最大2マナ、となっているので、シンボルに変える。ただし、最大{2}では具合が悪いので{1}か{2}を加えてもよい、とする。
《時空の満ち干/Time and Tide(VIS)》
クリーチャー・カードではなく、クリーチャーとすべきである。現在はフェイズ・アウトしたクリーチャーはまだ戦場にいるからだ。後半部分は日本語的に違いがないので日本語では変わりません。
《Timetwister(UN)》
「と、その後」が使われている珍しいカードだたので、「その後」を削除した。
《湧出/Upwelling(10E)》
《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》が新しいこの種の能力のテンプレートを使っているので、それに倣う。「ターン」が消えるが、そもそもステップやフェイズが終わらないとターンが終わらないので、言及する必要が無い。《マナの座、オムナス/Omnath, Locus of Mana》はその言葉使いを使っているが、《湧出/Upwelling(10E)》の機能となんら変わるところはない。
変更されたカード:《さき子の印/Mark of Sakiko(BOK)》《夏の母、さき子/Sakiko, Mother of Summer(BOK)》《桜族の春呼び/Sakura-Tribe Springcaller(BOK)》《秋の呼び手、しず子/Shizuko, Caller of Autumn(BOK)》
《仮装の亡霊/Veiled Apparition(USG)》《仮装の大海蛇/Veiled Serpent(USG)》
印刷されたテキストどおりになるよう、いち文にまとめた。
《風食礫の壷/Ventifact Bottle(MIR)》
《サシーリウムの神語り/Sacellum Godspeaker(ALA)》にあるように、「その後」が無くても段階的処理は示せる。のでそうする。
《古木のヴァーデロス/Verdeloth the Ancient(TSB)》
《死の男爵/Death Baron(ALA)》に合わせて修整する。
《意外な授かり物/Windfall(USG)》
「いずれかのプレイヤーが捨てたカードの一番多い数」というのは不必要に曖昧である。もっと明確にする。
《ヨーグモスの意志/Yawgmoth’s Will(USG)》
《ヨーグモスの行動計画/Yawgmoth’s Agenda(INV)》にあわせて「あらゆる領域から」を加えるべきである。
◆マロー爆発しろ
すまない。まだ爆発してないんだ。君たちと同じように俺も残念に思ってるよ。(原文どおり)
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