テンプレート変更
【”カード”を”誰かの”墓地から置く/戻す】> 現状日本語版への影響はありません。何処にある何を何処へどうする、という現在の日本語テンプレートは明確で理解しやすいからです。というかまずputとreturnをなんとかしようとしないのかマゴ
時々、呪文や能力がプレイヤーにカードを墓地から別の領域に移動させようと指示するとき、墓地「から」他の領域に「置く/戻す」と書いている。また、その墓地「にある」カードを他の領域に「置く/戻す」とも書かれている。この文章が個人的には自然だと思っている。《第二の日の出/Second Sunrise(MRD)》は別の目的で「にある」が使われているのでこれはそのまま残す。
以下詳細である。
《アカデミーの廃墟/Academy Ruins(TSP)》
「あなたの墓地」
《ゴルガリの凶漢/Golgari Thug(RAV)》《ハッグの垣魔道士/Hag Hedge-Mage(EVE)》《霧覆いの平地/Mistveil Plains(SHM)》
「いずれかの墓地」
《不穏の標/Beacon of Unrest(10E)》《債務者の弔鐘/Debtors’ Knell(GPT)》《困惑する策謀/Disturbing Plot(SHM)》《墓を掻き回すもの/Grave Scrabbler(FUT)》《グリクシス/Grixis(PCH)》《Hymn of Rebirth(ICE)》《ごみ引きずり/Junktroller(RAV)》《鉱山の採掘/Mine Excavation(SHM)》《ナヤの魔除け/Naya Charm(ALA)》《鼠の墓荒らし/Nezumi Graverobber(CHK)》《遊牧の民の神話作家/Nomad Mythmaker(10E)》《霊都の灯籠/Reito Lantern(CHK)》《堕ちたる者の蘇生/Revive the Fallen(MOR)》《隆盛+下落/Rise+Fall(DIS)》《墓場からの復活/Rise from the Grave(M10)》《収穫するものテネブ/Teneb, the Harvester(PLC)》
「対戦相手の墓地」
《罪+罰/Crime+Punishment(DIS)》《腕力魔道士の代言者/Forcemage Advocate(JUD)》《鬼の下僕、墨目/Ink-Eyes, Servant of Oni(BOK)》《虚無魔道士の代言者/Nullmage Advocate(JUD)》《波動魔道士の代言者/Pulsemage Advocate(JUD)》《くぐつ師の徒党/Puppeteer Clique(SHM)》《防衛魔道士の代言者/Shieldmage Advocate(JUD)》《拒絶魔道士の代言者/Spurnmage Advocate(JUD)》
「単一の墓地」
《ヨツンの兵卒/Jotun Grunt(CSP)》
「すべての墓地」
《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(M10)》
「そのプレイヤーの墓地」
《戦舞いの蘇生/Pyrrhic Revival(EVE)》
「アンティ」
《宝石の鳥/Jeweled Bird(CHR)》
【戦闘】
戦闘、と戦闘フェイズについて、一部のカードに一貫性が無かった。《歩哨の樫/Sentry Oak(LRW)》のテキストをもとに、同種のテキストを直すことにする。
「あなたの戦闘フェイズの開始時に」→「あなたのターンの戦闘の開始時に」
《破城槌/Battering Ram(5ED)》《ヨハン/Johan(CHR)》《立つか転ぶか/Stand or Fall(INV)》
「各対戦相手の戦闘フェイズの開始時に」→「各対戦相手の戦闘の開始時に」
《闘争か逃亡か/Fight or Flight(INV)》《惰性の網/Web of Inertia(JUD)》
《白兵戦/Hand to Hand(TMP)》の新テキスト:
戦闘の間、プレイヤーはインスタント呪文を唱えられずマナ能力でない起動型能力を起動できない。
《荒れ狂うインプ/Maddening Imp(TMP)》の新テキスト:
飛行.
{T}:アクティブ・プレイヤーがコントロールする壁(Wall)でないクリーチャーは、このターン可能ならば攻撃する。次の終了ステップの開始時に、これらのクリーチャーのうち、このターンに攻撃しなかった各クリーチャーを破壊する。この能力は、いずれかの対戦相手の ターンの間で戦闘より前しか起動できない。
《Melee》の新テキスト:
Meleeは、あなたのターンの間、 戦闘の間でブロック・クリーチャーが指定されるより前しか唱えることができない。
このターン、防御プレイヤーの代わりに、あなたが各クリーチャーをそれぞれどのようにブロックさせるかを選ぶ。
このターン、クリーチャーが攻撃してブロックされないたび、それをアンタップし、 それを戦闘から取り除く。
それ以外の「戦闘フェイズ」を使っているカードは、追加の戦闘フェイズを加えるものやフェイズを飛ばすものなので、そのまま残しておくのが望ましい。
【あなたは~1つにつき~してもよい】
「あなたは”なにか”1つにつき”なにごとか”してもよい」というテキストである。実に紛らわしい言葉遣いである。《清水のゴブレット/Clearwater Goblet(5DN)》を見てみよう。「あなたのアップキープの開始時に、あなたはClearwater Gobletの上に置かれているchargeカウンター1個につき1点のライフを得てもよい。」3個の蓄積カウンターが乗っているとして、これは「0点か3点のライフを得てもよい」か「0、1、2、3点のライフを得ることができる」なのかどちらだろうか?裁定では0点か3点だ、と述べているが、その理由を合理的に説明できない。以下3枚はその曖昧さを排除するために変更した。
《清水のゴブレット/Clearwater Goblet(5DN)》の新テキスト:
烈日.(これはその上に、それを唱えるために支払われたマナの色1色につき蓄積(charge)カウンターが1個置かれた状態で戦場に出る。)
あなたのアップキープの開始時に、あなたはClearwater Gobletの上に置かれている chargeカウンターの数に等しい点数のライフを得てもよい。
《宝石の手の汚染者/Gempalm Polluter(LGN)》の新テキスト:
サイクリング {黒黒}.({黒黒},このカードを捨てる:カードを1枚引く。)
あなたがGempalm Polluterをサイクリングしたとき、プレイヤー1人を対象とする。あなたは「そのプレイヤーは、 戦場に出ているゾンビ(Zombie)の数に等しい点数のライフを失う」ことを選んでもよい。
《マナの残響/Mana Echoes(ONS)》の新テキスト:
クリーチャーが1体戦場に出るたび、あなたはあなたのマナ・プールに、 {X}を加えてもよい。Xは、あなたがコントロールするそのクリーチャーと共通のクリーチャー・タイプを持つクリーチャーの総数である。
【この効果を無視する】
3枚のカードに、「そのターンの残りの間、この効果を無視することができる」という効果がある。しかし、これはその一部を指しているのか全員を指しているのかが不明瞭である。プレイヤーAが一番多くのパーマネントを持ってターンを始めたとする。ターンが進むうちにプレイヤーBのパーマネントがもっとも多くなり、プレイヤーBがクリーチャー呪文を唱えるとする。プレイヤーBはそれができるだろうか?どうしたら、「この効果を無視する」が機能するだろうか?我々はその行動をとったプレイヤーだけがそのターン効果を無視できると明確化する新しいテンプレートを作った。それ以外のプレイヤーは全員そのまま従い続けなければいけない。
《減衰機関/Damping Engine(ULG)》の新テキスト:
他の各プレイヤーよりも多くのパーマネントをコントロールしているプレイヤーは、土地をプレイできないうえ、アーティファクト呪文とクリーチャー呪文とエンチャント呪文を唱えることができない。そのプレイヤーはパーマネントを1つ生贄に捧げてもよい。 そうしたならそのプレイヤーはターン終了時までこの効果を無視する。
《ぼんやり/Lost in Thought(JUD)》と《ヴォルラスの呪い/Volrath’s Curse(TMP)》も同様。
【”その後”のあるべき場所】
おまえは今まで「その後あなたのライブラリーを切り直す」を見た数をおぼえているのか? 数え切れないだろう?
技術的には、「その後」という言葉はそこにある意味はない。そこに無くても順番どおりに指示された行動をするはずだ。我々は「その後」を入れることによって文章に一区切りをつけ、段階的指示を直感的に読みやすくしている。たいてい「その後~」から文章がはじまるようになっているが、一部のカードはそうなっていなかった。《Prophecy(HML)》や《一掃/Scour(UDS)》のサイクルである。それらの「その後」の位置を文章の先頭に来るようにした。
《Prophecy(HML)》の新テキスト:
対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上のカードを公開する。そのカードが土地カードである場合、あなたは1点のライフを得る。その後、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
次のターンのアップキープの開始時に、カードを1枚引く。
《撲滅/Eradicate(UDS)》、《冥府からの誕生/Infernal Genesis(PCY)》、《ネブカドネザル/Nebuchadnezzar(CHR)》、《鎮圧/Quash(UDS)》、《一掃/Scour(UDS)》、《塩まき/Sowing Salt(UDS)》、《木っ端みじん/Splinter(UDS)》も同様。
2枚のカードは文章の途中に「その後」があるが、これは標準テンプレートとは一致しないので削除される。
《再誕のパターン/Pattern of Rebirth(UDS)》の新テキスト:
エンチャント(クリーチャー).
エンチャントされているクリーチャーがいずれかの墓地に置かれたとき、そのクリーチャーのコントローラーは、自分のライブラリーからクリーチャー・カードを1枚探し、そのカードを戦場に出してもよい。そのプレイヤーがそうした場合、そのプレイヤーは自分のライブラリーを切り直す。
《新緑の連続/Verdant Succession(ODY)》も同様。
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