機能に影響しないオラクル変更点

《リリアナ・ヴェス/Liliana Vess(M10)》
 墓地から領域を移動するときのテキストの標準的な位置から移動していたのを直した。(日本語には影響なし)

Goblin Caves, 《ゴブリンの祭殿/Goblin Shrine(CHR)》, 《エッセンスの漏出/Essence Leak(INV)》, 《溶岩使いの技/Lavamancer’s Skill(ONS)》
 能力が特定の効果を持つかどうかを見るために状態をチェックし続ける場合、われわれは「~限り」をその条件が真であるときに使うことにする。特定の時にチェックが行われるだけの場合、例えばクリーチャーが攻撃かブロックできるかどうかの場合はこれまでどおり「場合」を使う。


Goblin Cavesの新テキスト:
エンチャント(土地).
+ エンチャントされている土地が基本の山(Mountain)である限り、ゴブリン(Goblin)・クリーチャーは +0/+2 の修整を受ける。

《ゴブリンの祭殿/Goblin Shrine(CHR)》の新テキスト:
エンチャント(土地).
+ エンチャントされている土地が基本の山(Mountain)である限り、ゴブリン(Goblin)・クリーチャーは +1/+0 の修整を受ける。
+ Goblin Shrineが戦場を離れたとき、これは、各ゴブリン(Goblin)・クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。

《エッセンスの漏出/Essence Leak(INV)》
エンチャント(パーマネント).
+ エンチャントされているパーマネントが赤か緑である限り、それは「あなたのアップキープの開始時に、あなたがこのパーマネントのマナ・コストを支払わない限り、このパーマネントを生贄に捧げる」を持つ。


《溶岩使いの技/Lavamancer’s Skill(ONS)》
エンチャント(クリーチャー).
エンチャントされているクリーチャーは「{T}:クリーチャー1体を対象とする。このクリーチャーは、それに1点のダメージを与える」を持つ。
+ エンチャントされているクリーチャーがウィザード(Wizard)である限り、それは「{T}:クリーチャー1体を対象とする。このクリーチャーは、それに2点のダメージを与える」を持つ。

Natural Selection
 《先触れ/Portent(ICE)》のためになされた変更はブレていた。事実、ある特定のルール・テキストの検索を容易にし、信頼性が増すという、テンプレートについての信念があるのだが、オラクルは趣旨貫徹しているわけではない。必要の無い機能が変わらない変更を紹介したくはないが、気を引き締めるためにもここで紹介させてもらう。

新テキスト:
+ プレイヤー1人を対象とする。そのプレイヤーのライブラリーの一番上から3枚のカードを見て、その後それらを望む順番で戻す。あなたは「そのプレイヤーは、自分のライブラリーを切り直す」ことを選んでもよい。

《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary(MMQ)》&《骨の仮面/Bone Mask(MIR)》
 この2枚のカードは特に慎重にならなければならない。例をあげよう。あなたが《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary(MMQ)》をコントロールしているとき、あなたの対戦相手があなたへ《稲妻/Lightning Bolt(M10)》を唱えた。《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary(MMQ)》は3点のダメージを軽減してあなたのライブラリーは3枚削れる。これは正しいが正確ではない。ダメージよりライブラリーの枚数が少ない場合、あなたのライブラリーのカードはすべて追放されるだけである。

《崩れゆく聖域/Crumbling Sanctuary(MMQ)》の新テキスト:
+ プレイヤーにダメージが与えられる場合、その代わりに、そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上からその点数と同じ枚数のカードを追放する。

《骨の仮面/Bone Mask(MIR)》
+ {2},{T}:このターン、あなたが選んだ発生源1つが、次にあなたに与えるダメージを軽減する。あなたのライブラリーの一番上から、これにより軽減されたダメージに等しい枚数のカードを追放する。

《スカイシュラウドの森/Skyshroud Forest(TMP)》
 マナ・シンボルの順番が違った。(影響なし)

《星のコンパス/Star Compass(PLS)》
 《友なる石/Fellwar Stone(9ED)》と同じようにする。

新テキスト:
Star Compassはタップ状態で戦場に出る。
+ {T}:あなたのマナ・プールに、あなたがコントロールするいずれかの基本土地が生み出すことのできる色1色のマナ1点を加える。

《鬱後家蜘蛛/Gloomwidow(SHM)》
 このブロック制限は《雲の精霊/Cloud Elemental(10E)》に見られるような「高空ブロック」と似た感じだが、地上に居る蜘蛛に同じパターンを使わないようにする。熟慮の末にテンプレートとして定着させるつもりである。

新テキスト:
到達.
+ Gloomwidowは飛行を持つクリーチャーのみをブロックできる。

Leaping Lizard
 類似能力を持つカードと順番が違うので統一する。(あんかばリストでは基本テンプレートで翻訳しているので影響なし)

Energy Storm
 複数のクリーチャーのコントローラーについて言及する場合、影響されたクリーチャーとそれをコントロールしているプレイヤーは同じであると想定して単数所有格を使っている。しかし、このカードにとっては複数のプレイヤーがそれぞれ飛行を持つクリーチャーをコントロールすることは可能なので、複数形所有格を使う。これら2つは機能的な変更ではない。(日本語に影響なし)

《遅延の盾/Delaying Shield(ODY)》&《極悪な死/Nefarious Lich(ODY)》
 この2枚だけが「あなたにダメージが与えられる場合」とは違った言葉遣いだったので、一般的なテンプレートに統一する。

Icy Prison
 オラクルテキストでは「追放されたクリーチャー」を戻すように書いてあるが、その時点でクリーチャーでない可能性があるため具合が悪い。《忘却の輪/Oblivion Ring(ALA)》方式に従う。

新テキスト:
Icy Prisonが戦場に出たとき、クリーチャー1体を対象とし、それを追放する。
あなたのアップキープの開始時に、いずれかのプレイヤーが{3}を支払わない限り、Icy Prisonを生贄に捧げる。
+ Icy Prisonが戦場を離れたとき、その追放されたカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

《天啓/Revelation(CHR)》&《さまよう眼/Wandering Eye(NEM)》
 「すべて」が無くとも判別できる。これを取り除く。

《天啓/Revelation(CHR)》の新テキスト:
+ プレイヤーは、自分の手札を公開したままでゲームを行う。

《さまよう眼/Wandering Eye(NEM)》の新テキスト:
飛行.
+ プレイヤーは、自分の手札を公開したままでゲームを行う。

《果敢な抵抗/Defiant Stand(POR)》
 ポータルは親切なテキストであろうとしていたが、ここではアンタップさせる前にそのクリーチャーがタップ状態かどうかを確認する不要な言葉が追加されていた。《古参兵の反応/Veteran’s Reflexes(WWK)》にしたがって修整する。

新テキスト:
+ Defiant Standは、攻撃クリーチャー指定ステップの間で、かつこのステップにあなたが攻撃されている場合にしか唱えることができない。
+ クリーチャー1体を対象とする。それはターン終了時まで +1/+3 の修整を受ける。そのクリーチャーをアンタップする。

《純粋な意図/Pure Intentions(SOK)》
 2つめの能力はこれ自身が捨てられることで1回だけ誘発するので、「とき」を使うのが望ましい。

新テキスト:
このターン、対戦相手がコントロールする呪文や能力によってあなたがカードを捨てさせられるたび、それらのカードをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。
+ 対戦相手がコントロールする呪文や能力によってあなたがPure Intentionsを捨てさせられたとき、次の終了ステップの開始時に、Pure Intentionsをあなたの墓地からあなたの手札に戻す。

《裂け目の突破/Through the Breach(CHK)》
 《陰惨な再演/Gruesome Encore(MBS)》のように、「得る」であって「持つ」であるべきではない。

新テキスト:
+ あなたの手札にあるクリーチャー・カードを1枚戦場に出してもよい。そのクリーチャーは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、そのクリーチャーを生贄に捧げる。
連繋(秘儀) {2赤赤}.

《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader(APC)》&《墓荒らし/Grave Defiler(APC)》
 前回の更新で、このサイクルのカードには「望む順番で」が追加されたが、この2枚が抜け落ちていた。幸いにもそれを埋め合わせる機会がやってきた。

《ゴブリンの首謀者/Goblin Ringleader(APC)》
速攻.
+ Goblin Ringleaderが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを公開する。これにより公開された全てのゴブリン(Goblin)・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。

《墓荒らし/Grave Defiler(APC)》
+ Grave Defilerが戦場に出たとき、あなたのライブラリーの一番上から4枚のカードを公開する。これにより公開された全てのゾンビ(Zombie)・カードをあなたの手札に加え、残りをあなたのライブラリーの一番下に望む順番で置く。
{1黒}:Grave Defilerを再生する。

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