機能変更でないオラクル変更点

「死亡」
 前回の変更時に言っておいたとおり、基本セット2012では新しい用語「死亡」が使われる。これは「~が戦場からいずれかの墓地に置かれた」ことを意味し、クリーチャーにのみ使われる。403枚のカードが更新されている。

《覚醒のドルイド/Awakener Druid(M10)》
 森をクリーチャー化する効果は「戦場にあり続ける限り」と書かれているが、他のカードは「戦場に残り続けている限り」と書いている。これにあわせる。

新テキスト:
+ Awakener Druidが戦場に出たとき、森(Forest)1つを対象とする。それは、Awakener Druidが戦場に残り続けている限り、緑の (4/5) のツリーフォーク(Merfolk)・クリーチャーである。それは土地でもある。

Evaporate
 以前のテンプレートは白と青の両方のクリーチャーを見るときに紛らわしいかもしれない。《燃えさしの突風/Ember Gale(SHM)》が一番わかりやすい。

新テキスト:
+ Evaporateは、白か青かその両方の各クリーチャーにそれぞれ1点のダメージを与える。


《霊の通り路/Ghostway(GPT)》
 複数のパーマネントのオーナーについて言及するとき、それらが1人のプレイヤーがオーナーであるようなら単数形の所有格、それらが複数のプレイヤーがオーナーであるようなら複数形の所有格を使う傾向がある。どれが正解というわけでもなく、単にスタイルの問題である。ただこのカードはそれらとも違うので、このスタイルに従わせる。(日本語版には影響なし)

新テキスト:
+ あなたがコントロールする各クリーチャーを追放する。次の終了ステップの開始時に、それらのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

《山賊の頭、伍堂/Godo, Bandit Warlord(CHK)》
 追加戦闘フェイズについての記述が独特だった。これを通常どおりの言い方に変えた。

新テキスト:
Godo, Bandit Warlordが戦場に出たとき、あなたは「あなたのライブラリーから装備品(Equipment)カードを1枚探し、それを戦場に出す」ことを選んでもよい。そうした場合、あなたのライブラリーを切り直す。
+ Godo, Bandit Warlordがそれぞれのターンに最初に攻撃するたび、これとあなたがコントロールする全ての侍(Samurai)をアンタップする。このフェイズの後に、追加の戦闘フェイズ1つを行う。

《静風の日暮/Higure, the Still Wind(BOK)》《マローの魔術師ムルタニ/Multani, Maro-Sorcerer(ULG)》、Rashka the Slayer
 201.4cでは伝説のクリーチャーが最初に名前を参照するときには名前を全部記述する、と決められている。2回目に参照されるときには短い名前を使う。諸般の事情でこの3枚はその規則から外れていた。(日本語には影響なし)

Irini Sengir
 みんな大好きイリニ様は色の順番が白、緑になっており、通常これは緑、白が普通である。なので訂正する。

新テキスト:
+ 緑のエンチャント呪文と白のエンチャント呪文は、それを唱えるためのコストが{2}多くなる。

《島魚ジャスコニアス/Island Fish Jasconius(4ED)》
 ツイッターでこれに変更を加えることは述べていた。マジック・オンラインで解析することがより容易になるだけでなく、これの文章の順番を変更することでルール・マネージャーとしての格が上がるとかそんな感じである。

新テキスト:
+ Island Fish Jasconiusは、あなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
+ あなたのアップキープの開始時に、あなたは{青青青}を支払ってもよい。そうした場合、Island Fish Jasconiusをアンタップする。
+ Island Fish Jasconiusは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていない限り攻撃できない。
+ あなたが島(Island)をコントロールしていないとき、Island Fish Jasconiusを生贄に捧げる。

Marjhan
 古いことわざにもあるように、Marjhanに触らないでジャスコニアスに触ることはできない。これも同様に変える。

新テキスト:
Marjhanは、あなたのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
+ {青青},クリーチャーを1体生贄に捧げる:Marjhanをアンタップする。この能力は、あなたのアップキープの間しか起動できない。
Marjhanは、防御プレイヤーが島(Island)をコントロールしていない限り攻撃できない。
{青青}:飛行を持たない攻撃クリーチャー1体を対象とする。Marjhanは、ターン終了時まで -1/-0 の修整を受けるとともにそれに1点のダメージを与える。
+ あなたが島(Island)をコントロールしていないとき、Marjhanを生贄に捧げる。

Pyramids
 このカードは土地からダメージを取り除くことで土地が破壊されることを阻止する。この文章は族霊鎧と再生の注釈文で見られる。注釈文にはいいが、ルール・テキストとしては「負う」を使うのが好きである。《オーガの処罰者/Ogre Enforcer(VIS)》でしか使ってないし、これからも印刷されはしないだろうが、ここでは適切だろう。

新テキスト:
+ {2}:以下の2つから1つを選ぶ。「土地につけられているオーラ(Aura)1つを対象とし、それを破壊する。」「+ 土地1つを対象とする。このターンにそれが次に破壊される場合、その代わりに、それが負った全てのダメージを取り除く」

《毒蛇製造器/Serpent Generator(CHR)》
 このカードは生み出すトークン・クリーチャーが持つ能力について異常な書き方をしている。他のカードは「それ」を使っているのだ。

新テキスト:
+ {4},{T}:無色の (1/1) の蛇(Snake)・アーティファクト・クリーチャー・トークンを1体戦場に出す。それは「このクリーチャーがいずれかのプレイヤーにダメージを与えるたび、そのプレイヤーは毒(poison)カウンターを1個得る」を持つ。(poisonカウンターを10個以上得たプレイヤーは、このゲームに敗北する。)

《影の息/Shade’s Breath(ONS)》
 このカードの本来の文章は色の変更とタイプの変更を離して書いている。その当時のルールだと一緒に書いていると相互作用がおかしくなるからだった。現在の種類別システムならもっと自然な書き方でこのカードの働きを書くことができる。

新テキスト:
+ ターン終了時まで、あなたがコントロールする各クリーチャーの色は黒のシェイド(Shade)になり、「{黒}:このクリーチャーはターン終了時まで +1/+1 の修整を受ける」を得る。

《スカイシュラウドのエルフ/Skyshroud Elf(TMP)》
 妖怪「色マナの順番変え」が現れていたのでこれを撃退した。

新テキスト:
{T}:あなたのマナ・プールに{緑}を加える。
+ {1}:あなたのマナ・プールに{赤}か{白}を加える。

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