Dark Ascension Update Bulletin (2)
2012年1月27日 【マジック】 コメント (1)◆機能に影響しないオラクル変更点
Adarkar Unicorn
余分な「どちらか」を削除した。
+ {T}:あなたのマナ・プールに{青}か{1青}を加える。このマナは、累加アップキープのコストを支払うためにしか使用できない。
《古代の聖塔/Ancient Ziggurat(CON)》、《パルンズの柱/Pillar of the Paruns(DIS)》、《原初の彼方/Primal Beyond(MOR)》
これらのカードはマナ・プールにマナを加えることと、そのマナを何に支払うことができるかという制限がある。そのマナを使って2つの呪文を唱えることはできないのだから、もう少し明確なテンプレートにする。(単純に複数形が単数形になっただけです。日本語に影響なし。)
Chromatic Armor
このオーラは選ばれた色の発生源が与えるダメージをすべて軽減する。しかし「a source」という単語で単一の発生源を選ばなければならないような誤解をする人もいた。これを明確化する。(単純に単数形が複数形になっただけです。日本語に影響なし。)
《終わりなき囁き/Endless Whispers(5DN)》とReincarnation
この2枚は「その墓地」を参照する。「死亡した」ではなく「戦場からいずれかの墓地に置かれた」と書かれているときに意味が分かれてしまう。
《終わりなき囁き/Endless Whispers(5DN)》の新テキスト:
+ 各クリーチャーは「このクリーチャーが死亡したとき、対戦相手1人を対象として選ぶ。次の終了ステップの開始時に、そのプレイヤーはこのカードをオーナーの墓地からそのプレイヤーのコントロール下で戦場に出す」を持つ。
《Reincarnation》の新テキスト:
+ クリーチャー1体を対象として選ぶ。このターンにそのクリーチャーが死亡したとき、オーナーの墓地にあるクリーチャー・カード1枚を、そのクリーチャーのオーナーのコントロール下で戦場に戻す。
《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro(SOK)》、《嵐の運び手/Storm Seeker(CHR)》、《突然の衝撃/Sudden Impact(10E)》
そのプレイヤーの手札のカードの数だけ特定のプレイヤーにダメージを与える能力のテンプレートはいくつかある。《ルーン炎の罠/Runeflare Trap(ZEN)》のテンプレートはいくらかわかりやすいので、この3枚にも導入する。(日本語版には基本的に影響ありません。)
《仇麻呂の凝視/Gaze of Adamaro(SOK)》の新テキスト:
プレイヤー1人を対象とする。Gaze of Adamaroは、そのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札のカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
《嵐の運び手/Storm Seeker(CHR)》の新テキスト:
プレイヤー1人を対象とする。Storm Seekerは、そのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札のカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
《突然の衝撃/Sudden Impact(10E)》の新テキスト:
プレイヤー1人を対象とする。Sudden Impactは、そのプレイヤーに、そのプレイヤーの手札のカードの枚数に等しい点数のダメージを与える。
《象牙の塔/Ivory Tower(4ED)》
マジック・スタイルガイドでは、ライフを参照する場合に我々に数を言う場合は数字を使うよう指定している。それには増えるであろうライフの数値を計算する場合も含む。(日本語版は常に数字を使っているのでまったく影響無し。)
《紐人形/Leashling(RAV)》
他のカードの起動コストには「from」が使われているのだからこれもそうしたほうが、いいような、あー、そうしよう。
《紐人形/Leashling(RAV)》の新テキスト:
+ あなたの手札からカードを1枚あなたのライブラリーの一番上に置く:Leashlingをオーナーの手札に戻す。
《手練れの戦術/Master Warcraft(RAV)》とMelee
これらのカードに使われているテンプレートはしたいことを説明するのに不十分だ。対プレインズウォーカーや多人数戦を始めるにあたって誰が決定するかが実際わかりにくい。きっとこれらのバージョンは少しはマシだろう。(Meleeは機能変更も少々しているが、この戦闘だけに影響するのが正しいだろうと現状思っている。)
《手練れの戦術/Master Warcraft(RAV)》の新テキスト:
Master Warcraftは攻撃クリーチャーが指定されるより前しか唱えることができない。
+ このターン、どのクリーチャーが攻撃するかはあなたが選ぶ。
+ このターン、どのクリーチャーがブロックするか、それらのクリーチャーがどのようにブロックするかはあなたが選ぶ。
《Melee》の新テキスト:
+ Meleeは、あなたのターンの間、戦闘中でブロック・クリーチャーが指定されるより前しか唱えることができない。
+ この戦闘で、どのクリーチャーがブロックするか、それらのクリーチャーがどのようにブロックするかはあなたが選ぶ。
+ この戦闘で、クリーチャーが攻撃してブロックされないたび、それをアンタップし、それを戦闘から取り除く。
Merseine
これが網カウンターを持っているかどうかは不連続の時間でチェックされる。ならば「as long as」ではなく「if」と書くべきだ。
《Merseine》の新テキスト:
エンチャント(クリーチャー).
Merseineは、その上に”網(net)カウンターが3個置かれた状態で戦場に出る。
+ Merseineの上にnetカウンターが置かれている場合、エンチャントされているクリーチャーは、それのコントローラーのアンタップ・ステップの間にアンタップしない。
+ エンチャントされているクリーチャーのマナ・コストを支払う:Merseineからnetカウンターを1個取り除く。この能力はどのプレイヤーでも起動してよいが、エンチャントされているクリーチャーをコントロールしているプレイヤーだけが起動できる。
《人形遣い/Puppet Master(CHR)》
対戦相手の《人形遣い/Puppet Master(CHR)》のコントロールを得た場合、古いオラクルテキストではあなたがあなたの手札にそれを戻すように見えた。ルールがそういった万が一の場合を補完する用意があるものの、そんな場合にそれに頼るのも好きではない。
《人形遣い/Puppet Master(CHR)》の新テキスト:
エンチャント(クリーチャー).
+ エンチャントされているクリーチャーが死亡したとき、そのカードをオーナーの手札に戻す。これによりそのカードがオーナーの手札に戻された場合、あなたは{青青青}を支払ってもよい。そうした場合、Puppet Masterをオーナーの手札に戻す。
《コーのシャーマン/Shaman en-Kor(STH)》
クレリックとシャーマンの間には順番がある。でも説明はできない。アルファベット順じゃないかとも思うけれどでもそれだけじゃない何かがある。とにかく、順番が逆だった。
新タイプ:+ クリーチャー -- コー(Kor)・クレリック(Cleric)・シャーマン(Shaman) (1/2)
Winter’s Chill
このカードは「この効果を防ぐ」ためにマナを支払うことを許可する少しだけすごく複雑な効果がある。「防ぐ」というのは標準的ではないので言い直した。
《Winter’s Chill》の新テキスト:
+ Winter’s Chillは、戦闘中、ブロック・クリーチャーが指定されるより前しか唱えることができない。
+ Xは、あなたがコントロールする氷雪土地の総数を超えることはできない。
+ 攻撃クリーチャーX体を対象として選ぶ。それらのクリーチャー1体につき、それのコントローラーは{1}か{2}を支払ってもよい。そのプレイヤーがそうしない場合、戦闘終了時に、そのクリーチャーを破壊する。そのプレイヤーが{1}だけを支払った場合、この戦闘で、そのクリーチャーに与えられる全ての戦闘ダメージとそのクリーチャーが与える全ての戦闘ダメージを軽減する。
コメント
「1マナしか生まないから、そのマナで2つ以上唱えられないだろ常考」みたいなこと言ってますが、《マナの反射/Mana Reflection》(や《Little Girl》)との相互作用がフォーラムなどで問題になってるみたいですね。
・マナの反射があっても2つ目の呪文に使えない、実は意図的な機能変更でした派
・マナの反射の存在忘れてました、意図的じゃない機能変更でした派
・単数複数の違いなんてよく無視される(《聖トラフトの霊/Geist of Saint Traft》+《倍増の季節/Doubling Season》など)から機能変更じゃない派
の3通りの意見があるとか。