http://www.houseofsixten.com/hcstaff/?p=3081#comments
sixten氏がこんどは秋姉妹ネタの漫画を描いていますな
p1
幻想郷。
はるか昔に我々の世界から去った神話の生き物や神々と人間たちが調和して暮らす世界。
今年は豊作だった。今日、人々はそれを女神に感謝するために集まっていた。
p2
「私の祝福だけでこの実りがもたらされたわけではないことを忘れないでください。それはあなたがたの懸命の努力の賜物です。お供え物をここに」
「穣子さま。芋畑を病気から守ってくださったことはなんとお礼を申し上げていいかわかりません」
「私はこの収穫の一番の出来をあなたと分かち合いたいと思うとります。こんなに黄金色で、赤褐色で、甘い芋は幻想郷いちばんの出来です」
「ご親切にどうも」
「これからも私の祝福を祈ることを欠かさないでくださいね」
「穣子さま、ありがとうございますだ」
「穣子さま、これをお受け取りくださいませ」
「穣子さま、これをどうぞ」
p3
「あら? 何か御用?」
「あんた、穣子さまへのお供えはどうしたんだい?」
「何も無いわ。どうしてそんなことを訊くの?」
「みんなあの方に何かお供えしなきゃいけねえんだ。あんたもこいつから少しお供えしたらどうだい」
「私は何もお供えすることにはなっていないの」
「この馬鹿たれ、このお方はあたしたちとは違うの。穣子さまの姉君さまで、お名前は・・・静子さまよ」
「そうね。静"葉"よ」
「静葉さま?へえ、聞いたことなかったや。本当に穣子さまの姉君さまなら、あなたさまも豊穣の女神さまじゃねえんですか?」
p4
「女神さまだけど、穣子さまとは全然違うのよ。収穫を守ったり祝福したりはしないわ。葉っぱを紅葉させるお力なの」
「そーなんですか?」
「ええ。あなたたちは、秋になったときに木々を美しくするのが誰かとか考えたこと無かった?」
「へえー。 そんなちっぽけなことのためにも神様がいるんだ」
「あ、待ってくだせ」
「これ、あなたへのお供え物です」
「ご親切にどうも」
「これからも私の祝福を祈ることを欠かさないでくださいね」
p5
「ねえ、静葉姉! 見てよこのお供え物の数々! 新記録じゃないかしら!」
p6
「そう、良かったわね」
p8
「この村の近辺に住んでる人は全員知ってるつもりだったけど。あなた新顔さんね」
「その通りです。私は2日前に幻想郷についたばかりです。 でも私はこの村に住んでいるわけではありません。幽々子さまのお屋敷の近くにある翡翠塔の庭に住んでいます。」
「じゃあずいぶんな道のりをやって来たのね ここへ何を持ってきたの?」
「秋の葉です」
「ちょっと 本当に?」
「はい、本当です!」
p9
「私がはじめて幻想郷にやってきたとき、秋の色彩の鮮やかさに驚嘆しました。 ある女神が毎年葉っぱを色づかせているということを知ったとき、納得したものです。 私がここに来たのは、個人的に静葉さまに会いたいと思ったからです。このあたりのどこかに住まわれていると聞いたものですから」
p10
「それで、誰か静葉さまがどんな姿をしているか教えてくれた?」
「ええと、たしか彼女は私とおなじくらいの長さの金髪で、スカートの裾がカエデの葉っぱのようにぎざぎざだtt」
「あ。」
「いやいや、でもあなたは背が低すぎるし。 ある種のオーラをまとっているとか何とか、もっと背が高くて、優雅なひとだと思ってたもので…」
「そうだねー。私にゃ女神のような感じの神々しさはないよねー」
p11
「とにかく、お会いできて光栄です、静葉さま。 私はルナサといいます」
「いい名前だね、ルナというと月のことだね」
「実は、月とはなんの関係もなかったりするんです」
「"ルナサ"はアイルランドのバンドの名前なんです」
「あいるらんど? それは外の世界の場所?」
「はい、私の国の名前です」
sixten氏がこんどは秋姉妹ネタの漫画を描いていますな
p1
幻想郷。
はるか昔に我々の世界から去った神話の生き物や神々と人間たちが調和して暮らす世界。
今年は豊作だった。今日、人々はそれを女神に感謝するために集まっていた。
p2
「私の祝福だけでこの実りがもたらされたわけではないことを忘れないでください。それはあなたがたの懸命の努力の賜物です。お供え物をここに」
「穣子さま。芋畑を病気から守ってくださったことはなんとお礼を申し上げていいかわかりません」
「私はこの収穫の一番の出来をあなたと分かち合いたいと思うとります。こんなに黄金色で、赤褐色で、甘い芋は幻想郷いちばんの出来です」
「ご親切にどうも」
「これからも私の祝福を祈ることを欠かさないでくださいね」
「穣子さま、ありがとうございますだ」
「穣子さま、これをお受け取りくださいませ」
「穣子さま、これをどうぞ」
p3
「あら? 何か御用?」
「あんた、穣子さまへのお供えはどうしたんだい?」
「何も無いわ。どうしてそんなことを訊くの?」
「みんなあの方に何かお供えしなきゃいけねえんだ。あんたもこいつから少しお供えしたらどうだい」
「私は何もお供えすることにはなっていないの」
「この馬鹿たれ、このお方はあたしたちとは違うの。穣子さまの姉君さまで、お名前は・・・静子さまよ」
「そうね。静"葉"よ」
「静葉さま?へえ、聞いたことなかったや。本当に穣子さまの姉君さまなら、あなたさまも豊穣の女神さまじゃねえんですか?」
p4
「女神さまだけど、穣子さまとは全然違うのよ。収穫を守ったり祝福したりはしないわ。葉っぱを紅葉させるお力なの」
「そーなんですか?」
「ええ。あなたたちは、秋になったときに木々を美しくするのが誰かとか考えたこと無かった?」
「へえー。 そんなちっぽけなことのためにも神様がいるんだ」
「あ、待ってくだせ」
「これ、あなたへのお供え物です」
「ご親切にどうも」
「これからも私の祝福を祈ることを欠かさないでくださいね」
p5
「ねえ、静葉姉! 見てよこのお供え物の数々! 新記録じゃないかしら!」
p6
「そう、良かったわね」
p8
「この村の近辺に住んでる人は全員知ってるつもりだったけど。あなた新顔さんね」
「その通りです。私は2日前に幻想郷についたばかりです。 でも私はこの村に住んでいるわけではありません。幽々子さまのお屋敷の近くにある翡翠塔の庭に住んでいます。」
「じゃあずいぶんな道のりをやって来たのね ここへ何を持ってきたの?」
「秋の葉です」
「ちょっと 本当に?」
「はい、本当です!」
p9
「私がはじめて幻想郷にやってきたとき、秋の色彩の鮮やかさに驚嘆しました。 ある女神が毎年葉っぱを色づかせているということを知ったとき、納得したものです。 私がここに来たのは、個人的に静葉さまに会いたいと思ったからです。このあたりのどこかに住まわれていると聞いたものですから」
p10
「それで、誰か静葉さまがどんな姿をしているか教えてくれた?」
「ええと、たしか彼女は私とおなじくらいの長さの金髪で、スカートの裾がカエデの葉っぱのようにぎざぎざだtt」
「あ。」
「いやいや、でもあなたは背が低すぎるし。 ある種のオーラをまとっているとか何とか、もっと背が高くて、優雅なひとだと思ってたもので…」
「そうだねー。私にゃ女神のような感じの神々しさはないよねー」
p11
「とにかく、お会いできて光栄です、静葉さま。 私はルナサといいます」
「いい名前だね、ルナというと月のことだね」
「実は、月とはなんの関係もなかったりするんです」
「"ルナサ"はアイルランドのバンドの名前なんです」
「あいるらんど? それは外の世界の場所?」
「はい、私の国の名前です」
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