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p30
「どうやらあなたたちを見くびっていたみたいね。正々堂々と私を負かしたのだから、大人しく追放されておくわよ」

「私はその逆転劇じゃない。私が地下にいるからといって、世界の残りやあなたのような神から妬みが除かれることは無い」
「あなたがそれを知る前にわたしは戻ってくる。もっと強くなって」
「あなたの信者があなたを見捨てた途端、私があなたに誘いをかけるチャンスがまたやってくることは間違いないわ」

「やりましたね!きっと倒せると信じてました!」

「そうだったの? 私は実際に勝つまで、勝てると思ってなかった」

「他の神様なら誰でも簡単に彼女を倒すことができたでしょう。でも私はほかの神様より弱いから。 私の考えでは、私は全力を出して、あなたの力は極力抑えて彼女と戦おうと考えていたの。 私が倒されても、あなたが彼女を倒せるくらいに消耗させるように」

「そうだったんですか。でもそうなる前に倒せてよかったです」

p31
「私はまだこのスペルカードというものをどうやって使うのか知りません。 あなたが負けていたら、私はあの人に対して無力だったでしょう」

「待って、どういうこと?」

「あなたも知っているとおり、神も悪霊も恐れを感じることができる。 あなたは戦うことができないのに、どうやって少しも恐れを持たずに悪霊に立ち向かっていたの?」

「どうして怖がることがあるんですか? 私には神様がついていたんですよ」

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『神様ってのはね、信者の信仰心から力を得るの』

「あなただったのね、ルナサ。 あなたがいてくれたから、私は勝てたんだ」


p33
「あなた、本当に普通の人間なの? 天使だとか、妖精か、騒霊とかじゃなくて? 博霊の巫女みたいな主人公でもなくて?」

「私はバイオリンを弾くことができる程度のアイルランドから来た女の子ですよ。 幻想郷にはあまり見かけないですけど、それ以外は普通ですよ。 どうしてそんなことを聞くんですか?」

「私は幻想郷で一番弱っちい神様だから。 私の力は葉っぱの色を変える程度の力だから。 私が戦いの仕方を覚えるよりも、すでに村の人々は今の私よりもっともっと強い神様や英雄によって守られているから。 誰一人として私に助力を請うたり保護を求めたりしない。 ほかの神様と比べれば、私なんてただの人だし」

「でも、今はそのただの人がどんなにか強くなれるかということを理解した」

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「長い間、私は思っていたの。私の神様の力は幻想郷の人々を救うには弱すぎると。 でもあなたは普通の人間の力以外を使わずに悪霊を倒すことを手伝ってくれた。 つまりそれは、私の力がどれだけちっぽけでも、人を助ける役に立つってことだと思うの。 どう思う?」

「私、村長さんのところに行く用事があったんです。 よかったら一緒にいかがですか? あなたが助けられる人を見つけるためにも」

「それがいいかな 落ち葉を熊手でかきあつめるだけとか、農作物を運ぶだけだとしても、私に手伝えることがなにかあるはず」

p36
「何かいまいちだな……」

「やあ少年、君は運がいいね。 神様が手伝ってくれるそうだよ」

「言ったでしょ、私、絵は描けないって」

「まあまあ、とにかく手を貸してあげましょう」

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