《憤怒の天使/Angel of Fury》(機能変更)
 アクローマが印刷されるずっと前、ポータル・セカンドエイジにこのカードがあった。《Alabaster Dragon》や《Undying Beast》のようなカードと同じような言葉遣いで印刷されている。ポータルのそれらのカードは戦場から墓地に置かれたらオーナーのライブラリーに加えて切り直す、標準のテンプレートに直された。このため、プレイヤーがポータルのカードが再録されたかどうか考え込むことを我々が望むところではないがゆえに、すべてのポータルのカードに「死亡」を使うよう移行した。このカードはそこから漏れていた。

旧テキスト:
Angel of Furyが戦場からあなたの墓地に置かれたとき、あなたは、これをあなたのライブラリーに加えて切り直してもよい。

新テキスト:
+ Angel of Furyが死亡したとき、あなたは、これをオーナーのライブラリーに加えて切り直してもよい。

《永遠王、ブレイゴ/Brago, King Eternal》(機能影響なし)
 ~とき/~たび投票の時間である。だいたいの場合、能力の誘発が複数回あると予想できるなら、「~たび」は適切である。

旧テキスト:
飛行
Brago, King Eternalがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えたとき、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

新テキスト:
飛行
+ Brago, King Eternalがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、あなたがコントロールする土地でないパーマネントを望む数だけ対象とし、それらを追放する。その後、それらのカードをオーナーのコントロール下で戦場に戻す。

《キマイラ球/Chimeric Sphere》(機能影響なし)
 キマイラ球の2つめの能力は「飛行を持たない」クリーチャーに変わる。面白く、トランプルを持たない、武士道2を持たない、プロテクション(青の奇魔)を持たないクリーチャー。我々は、この少し標準でない言い方を調整した。

旧テキスト:
+ {2}:Chimeric Sphereは、ターン終了時まで、飛行を持つ (2/1) の構築物(Construct)・アーティファクト・クリーチャーになる。
+ {2}:Chimeric Sphereは、ターン終了時まで、飛行を持たない (3/2) の構築物(Construct)・アーティファクト・クリーチャーになる。

新テキスト:
+ {2}:ターン終了時まで、Chimeric Sphereは飛行を持つ (2/1) の構築物(Construct)・アーティファクト・クリーチャーになる。
+ {2}:ターン終了時まで、Chimeric Sphereは (3/2) の構築物(Construct)・アーティファクト・クリーチャーになり、飛行を失う。

《軽蔑/Contempt》(機能影響なし)
 第二回、~とき/~たび投票のお時間だ。たいていの場合で、この能力はこれを戦場から取り除く。この能力は1回しか誘発しないと予想する。

旧テキスト:
エンチャント(クリーチャー).
エンチャントされているクリーチャーが攻撃するたび、戦闘終了時に、そのクリーチャーとContemptをオーナーの手札に戻す。

新テキスト:
エンチャント(クリーチャー).
+ エンチャントされているクリーチャーが攻撃したとき、戦闘終了時に、そのクリーチャーとContemptをオーナーの手札に戻す。

《細胞質の根の血族/Cytoplast Root-Kin》(機能影響なし)
 「+1/+1カウンターを持つ」という、このカードの700ページに及ぶルールテキストに埋もれているのは、それの上に+1/+1カウンターが置かれているクリーチャーを参照する特別な方法だった。これを行う唯一のカードであった。よって、ほかのカードから書式を持ってくることにする。

新テキスト:(日本語版に影響なし)
移植 4.
Cytoplast Root-Kinが戦場に出たとき、あなたがコントロールする +1/+1 カウンターが置かれている他の各クリーチャーの上に、それぞれ +1/+1 カウンターを1個置く。
{2}:あなたがコントロールするクリーチャー1体を対象とし、それの上に置かれている +1/+1 カウンターを1個、Cytoplast Root-Kinの上に移動する。

《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》と《Wheel of Fortune》効果(機能影響なし)
 あなたの手札を捨てて同じ数のカード(普通は7枚)を引く行動は、いくつか異なった書き方をされていた。《ドラゴン魔道士/Dragon Mage》を含め、同種のカードには、最近印刷された《命運の輪/Wheel of Fate》の書式をもって来ることにした。

旧テキスト:
飛行.
Dragon Mageがいずれかのプレイヤーに戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札を捨ててカードを7枚引く。

新テキスト:
飛行.
+ Dragon Mageがプレイヤー1人に戦闘ダメージを与えるたび、各プレイヤーはそれぞれ、自分の手札を捨て、その後カードを7枚引く。

《魂の再鍛/Reforge the Soul》, 《知覚食らい/Sensation Gorger》, 《権謀術数/Wheel and Deal》, 《Wheel of Fortune》にも同様の変更を行った。

《偵察/Reconnaissance》(機能変更)
 小話は省略 このカードはカードの本来の意思を強制するため、最新の更新でタイミング制限を与えられた。あなたは攻撃したクリーチャーを、どうブロックされるか見た後で望む1体を引き戻せる。このカードが印刷された頃からターン構造が変化して、想定外の機能を持ってしまった。戦闘ダメージが与えられた後にクリーチャーを戻してアンタップし、擬似的に警戒を持っているかのようにできるのだ。そのときは簡単な変更に思われたが、少なくとも2つの点で私はしくじった。
 ひとつ。「擬似警戒」はかなり長い間機能していたので、そのカードの存在意義と化していた。そこは尊重すべき点だった。
 ふたつ。このカードのまわりにも、現在のターン構造のもとで、《高位の秘儀術師、イス/Ith, High Arcanist》のようなカードがデザインされ、開発されてきた。
 確かに、イスに訂正を出したりはしない。究極的には、マジックをもっと面白くするために私はここにいる。このカードに行われた変更は、たとえ意図どおりだとしても、幾人かにとってはゲームがつまらなくなり、逆に誰にとってもゲームが面白くなったわけではない。だから、私は最新のオラクル更新のときに疑ったように、来た道を戻ることにした。皆には迷惑をおかけした。


+ {0}:あなたがコントロールする攻撃クリーチャー1体を対象とし、それを戦闘から取り除くとともにアンタップする。

《ぐらつき/Topple》(機能影響なし)
 友達と議論することがないように、理解の助けになる「戦場に出ているクリーチャーのうち」を追加した。

旧テキスト:
+ 戦場に出ているクリーチャーのうちパワーがもっとも大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(もっとも大きいパワーを持つクリーチャーが2体以上いる場合、あなたは、その中のいずれか1体を対象にとる。)

新テキスト:
+ パワーがもっとも大きいクリーチャー1体を対象とし、それを追放する。(もっとも大きいパワーを持つクリーチャーが2体以上いる場合、あなたは、その中のいずれか1体を対象にとる。)

《ガラクタの壁/Wall of Junk》(機能影響なし)
 ~とき/~たび投票。たいていの場合で、この能力はこれを戦場から取り除く。この能力は1回しか誘発しないと予想する。

旧テキスト:
+ 防衛.
Wall of Junkがブロックするたび、戦闘終了時に、これをオーナーの手札に戻す。(これが戦場にある場合にのみ戻す。)

新テキスト:
+ 防衛.
Wall of Junkがブロックしたとき、戦闘終了時に、これをオーナーの手札に戻す。(これが戦場にある場合にのみ戻す。)

《風の早船/Windscouter》
 ~とき/~たび投票。たいていの場合で、以下略。

旧テキスト:
飛行.
Windscouterが攻撃かブロックをするたび、戦闘終了時に、これをオーナーの手札に戻す。(これが戦場にある場合にのみ戻す。)

新テキスト:
飛行.
+ Windscouterが攻撃かブロックをしたとき、戦闘終了時に、これをオーナーの手札に戻す。(これが戦場にある場合にのみ戻す。)

召集の注釈文(機能影響なし)
 去年能力の細部が変化して、注釈文にも変更があった。マジック2015で戻って来るにあたって追加を少ししたかった。どんなときでもルールの意味するところを伝えることができるのは大事だと思う。いくつかテストした後、新規プレイヤーでもわかるだろうテキストを見出した。

基本のパワーとタフネス(機能影響なし)
 《蛙変化/Turn to Frog》のような、クリーチャーのパワーとタフネスを特定の値に定めるカードは、カードにクリーチャー「が1/1になる」と書かれている。ほかの継続的効果のためにこれが真実ではないことがよくあるので、常に混乱をもたらした。オーラ、+1/+1カウンター、《巨大化》などだ。1/1になったはずなのに実際は3/5であるのは確かに気味が悪い。この混乱を軽減するのを手伝うため、我々は新しい用語を思いついた。「基本のパワーとタフネス」である。特定の値に定めるカードは、そのクリーチャーの右下にある根本の数字を変えているだけだと本質的に強調するために新しいテンプレートを使うことになった。他の効果はそのまま適用される。全部で47枚のカードが更新された。たくさんのバリエーションがあるので、ここにすべて書き出すのは無理がある。ギャザラーで検索すると48枚ヒットする。《ファイレクシアの堕落者/Phyrexian Debaser》を除外すればいい。《変わり谷/Mutavault》のような、自分自身をクリーチャー化する目立つカードがこの変更を受けていない。我々が調べたところ、《栄光の頌歌/Glorious Anthem》がある状態でクリーチャー化したときに3/3になるのがわからない人は少なかったのだ。

《羊術/Ovinize》
《変身術士の戯れ/Polymorphist’s Jest》
《激浪の刻み獣/Riptide Mangler》
《川滝のミミック/Riverfall Mimic》
《歩哨/Sentinel》
《セレンディブの魔術師/Serendib Sorcerer》
《姿奪い/Shape Stealer》
《岸砕きのミミック/Shorecrasher Mimic》
《Singing Tree》
《肌変わり/Skinshifter》
《蛇変化/Snakeform》
《魔術師の女王/Sorceress Queen》
《突然の俗化/Sudden Spoiling》
《求道者テゼレット/Tezzeret the Seeker》
《ボーラスの工作員、テゼレット/Tezzeret, Agent of Bolas》
《海溝喰らい/Trench Gorger》
《変化/Turn》 // 《点火/Burn》 (《変化/Turn》)
《蛙変化/Turn to Frog》
《ヴァティ・イル=ダル/Vhati il-Dal》
《Wall of Tombstones》
《ヴェリズ・ヴェルの翼/Wings of Velis Vel》
《森潜みのミミック/Woodlurker Mimic》

占術の注釈文(機能影響なし)
 テーロスブロックで占術の注釈文の差異を確立した。それは単語と注釈文の距離にも基づいている。私はさかのぼって古い占術のカードの注釈文も更新した。13枚のカードが更新された。

デュアルランド(機能影響なし)
 デュアラン10種はオラクルにルールテキストを持たなかった。これはおかしい。本来のデュアランの印刷されたテキストを考慮するべきだ。ショックランドにあった注釈文と同じ物を加えた。MOやギャザラーで、少しでもカードを理解しやすくなるだろう。

自分自身をクリーチャー化するエンチャント(機能影響なし)
 その特殊タイプ、サブタイプ、タイプを保持する、クリーチャーに変化するパーマネントの能力には3つのテンプレートがある。《穏やかな霞/Halcyon Glaze》《オパール色の輝き/Opalescence》《動かぬ生/Still Life》《信仰の証/Testament of Faith》の4枚は土地のクリーチャー化と同じテンプレートを使っている。タイプを保持することがより明示的なほうに変更する。この変更は能力の種類を標準化する大きな計画の第一歩である。来年より前には起きないかもしれないが。

+ あなたがクリーチャー・呪文を1つ唱えるたび、ターン終了時まで、Halcyon Glazeはこれの他のタイプに加えて飛行を持つ (4/4) のイリュージョン(Illusion)・クリーチャーになる。

+ 他の各オーラ(Aura)ではないエンチャントは、それの他のタイプに加えて、基本のパワーとタフネスがそれぞれその点数で見たマナ・コストに等しいクリーチャーである。

+ {緑緑}:ターン終了時まで、Still Lifeはこれの他のタイプに加えて (4/3) のケンタウルス(Centaur)・クリーチャーになる。

+ {X}:ターン終了時まで、Testament of Faithはこれの他のタイプに加えて防衛を持つ (X/X) の壁(Wall)・クリーチャーになる。

アンティ(機能影響なし)
 アンティを賭けてプレイすることは長らく忘れ去られていたマジックの遊び方である。アンティを賭けることは認定大会で禁止されているし、法に抵触するかもしれないことは覚えておいてほしい。しかしそれらのカードは存在するわけで、私はその言葉遣いに責任がある。アンティを動詞として用いた文に一貫性がなく、その使用方法は総合ルールで定義されているので、私は標準的でない使い方をしているカードに少し訂正を加えた。
 
《Amulet of Quoz》
旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にAmulet of Quozをあなたのデッキから取り除く。
{T},Amulet of Quozを生贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードをアンティに加えてもよい。そうしない場合、あなたはコイン投げをする。あなたがコイン投げに勝った場合、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。あなたがコイン投げに負けた場合、あなたはこのゲームに敗北する。この能力は、あなたのアップキープの間しか起動できない。

旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にAmulet of Quozをあなたのデッキから取り除く。
+ {T},Amulet of Quozを生贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーは自分のライブラリーの一番上のカードをアンティにしてもよい。そうしないなら、あなたはコイン投げをする。あなたがコイン投げに勝ったなら、そのプレイヤーはこのゲームに敗北する。あなたがコイン投げに負けたなら、あなたはこのゲームに敗北する。この能力は、あなたのアップキープの間しか起動できない。

《Contract from Below》
旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にContract from Belowをあなたのデッキから取り除く。
あなたの手札を捨てる。あなたのライブラリーの一番上のカードをあなたのアンティに加える。その後、あなたはカードを7枚引く。

新テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にContract from Belowをあなたのデッキから取り除く。
+ あなたの手札を捨てる。あなたのライブラリーの一番上のカードをアンティにする。その後カードを7枚引く。

《宝石の鳥/Jeweled Bird》
旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にJeweled Birdをあなたのデッキから取り除く。
+ {T}:Jeweled Birdをアンティに置く。そうした場合、そのアンティにあるあなたがオーナーである他の全てのカードを、あなたの墓地に置く。その後、カードを1枚引く。

旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にJeweled Birdをあなたのデッキから取り除く。
+ {T}:Jeweled Birdをアンティにする。そうしたなら、そのアンティにあるあなたがオーナーである他の全てのカードをあなたの墓地に置く。その後、カードを1枚引く。

《嵐のイフリート/Tempest Efreet》
旧テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にTempest Efreetをあなたのデッキから取り除く。
+ {T},Tempest Efreetを生贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはライフを10点支払ってもよい。そのプレイヤーがそうしなかった場合、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚、無作為に選んで公開する。公開されたカードとTempest Efreetの所有権を交換する。公開されたカードをあなたの手札に加え、Tempest Efreetをあらゆる場所からそのプレイヤーの墓地に置く。

新テキスト:
あなたがアンティを賭けてプレイしない場合、プレイを開始する前にTempest Efreetをあなたのデッキから取り除く。
+ {T},Tempest Efreetを生贄に捧げる:対戦相手1人を対象とする。そのプレイヤーはライフを10点支払ってもよい。そのプレイヤーがそうしなかったなら、そのプレイヤーは自分の手札からカードを1枚、無作為に選んで公開する。公開されたカードとTempest Efreetの所有権を交換する。公開されたカードをあなたの手札に加え、Tempest Efreetをあらゆる場所からそのプレイヤーの墓地に置く。この所有権の変更は永続する。


コメント

nophoto
Sudarat
2015年10月11日23:43

IJWTS wow! Why can’t I think of thgins like that?

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