■瞬速を持つかのように呪文を唱える

 瞬速を持つかのようになにかを唱えることを許可する効果のテンプレートを変更している。それらの効果は「呪文」を参照している。それと対照に、それ以外のとき(追放されているために)有効でないカードを唱えることができるテキストは、「カード」を参照する。細かい点は総合ルールも参照。

この変更の影響するカードは
次元カード《Akoum》、《錬金術師の隠れ家/Alchemist’s Refuge》、《超音速のドラゴン/Hypersonic Dragon》、《変化/Turn》、《予期の力線/Leyline of Anticipation》、《クルフィックスの預言者/Prophet of Kruphix》、《ルートウォーターのシャーマン/Rootwater Shaman》、《蜃気楼のマイア/Shimmer Myr》、《ヴィダルケンの宇宙儀/Vedalken Orrery》、《春分/Vernal Equinox》、《自然の伝令、イェヴァ/Yeva, Nature’s Herald》

■《ドカーン!/Kaboom!》

 以前のテキストは、あなたがそれぞれのプレイヤーのために全部の手順を繰り返すことが明確ではなかった。すなわち、あなたはまずすべてのカードを公開し、そのあとダメージを与える部分に移る。「そのカード」とはあなたが公開したすべての土地でないカードを参照する。同時かどうか、指示している手順をコンマで区切ったリストにして少しだけわかりやすくした。(日本語訳に影響なし)

好きな数のプレイヤーを対象として選ぶ。それらのプレイヤーそれぞれにつき、あなたが土地でないカードを公開するまで、あなたのライブラリーの一番上のカードを1枚ずつ公開し続ける。Kaboom!は、そのプレイヤーに公開されたカードの点数で見たマナ・コストに等しい値のダメージを与える。その後、公開されたカードを、あなたのライブラリーの一番下に好きな順番で置く。

■《逆嶋の学徒/Sakashima’s Student》
 このカードはコピーの段階に2つの矛盾した例外を持っていた。(それがまだ忍者でもある)は、もとのクリーチャーのクリーチャー・タイプをコピーせず、ただ忍者になることを意味している。そして「加えて」はこれがもとのクリーチャーのクリーチャー・タイプをコピーしてそれに忍者を加えることを意味する。この混乱のもとを削除した。(英語版のみの問題で、日本語訳に影響なし)

忍術{1青}({1青},あなたがコントロールするブロックされていない攻撃クリーチャー1体を手札に戻す:あなたの手札からこのカードを、タップ状態の攻撃クリーチャーとして戦場に出す。)
あなたは逆嶋の学徒を、これが他のクリーチャー・タイプに加えて忍者(Ninja)であることを除き、戦場に出ているクリーチャー1体のコピーとして戦場に出してもよい。


■《永岩城の君主、今田/Konda, Lord of Eiganjo》
 標準に合わせるためにキーワード能力の順番を変え、警戒の注釈文を取り去った。

旧ルール・テキスト
破壊不能.
警戒.
武士道 5.(これがブロックするかブロックされた状態になるたび、ターン終了時まで、これは +5/+5 の修整を受ける。)

新ルール・テキスト
警戒,破壊不能.
武士道 5.(これがブロックするかブロックされた状態になるたび、ターン終了時まで、これは +5/+5 の修整を受ける。)


■《カルドラの剣/Sword of Kaldra》
 これは装備しているクリーチャーから戦闘ダメージを与えられたクリーチャーを追放する能力を持つ。だがこれは装備しているクリーチャーを強くもする。このことはダメージを与えられたクリーチャーが戦闘を生き延びる可能性が高くないことを意味し、戦闘を生き延びていないなら、追放する誘発型能力はそれを見つけることができない。これは本当に紛らわしい。事実、MOでのミラディン・ブロックのドラフトで、バグではないがたくさんのバグレポートが届けられた。この哀れなカードがもっと良く理解されるのを助けるために、我々は誘発型能力に補助の注釈文を加えた。(日本語訳に影響なし)

旧ルールテキスト:
装備しているクリーチャーは +5/+5 の修整を受ける。
装備しているクリーチャーがいずれかのクリーチャーにダメージを与えるたび、そのクリーチャーを追放する。
装備 {4}.

新ルールテキスト:
装備しているクリーチャーは +5/+5 の修整を受ける。
装備しているクリーチャーがクリーチャー1体にダメージを与えるたび、そのクリーチャーを追放する。(それがまだ戦場にある場合のみ、それを追放する。)
装備 {4}.

■「~に等しい点数のダメージを~に与える」
《ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike》のようなカードをしばし放置しておいて、我々は正当なテンプレートを2つ持っていた。これを標準化する最初の試みは少数の落伍者を残してきてしまった。それをここでまとめている。この変更は《堕落/Corrupt》、《ゴブリンの集中攻撃/Goblin War Strike》、《最後の抵抗/Last Stand》、《火炎流/Torrent of Fire》に影響する。(日本語訳に影響なし)

■《シミックのギルド魔道士/Simic Guildmage》
 何かにつけられているオーラ(か装備品)を表すのは、「つけられている」を標準で使う。

旧ルールテキスト:
({緑/青}は{緑}でも{青}でも支払うことができる。)
{1緑}:クリーチャー1体と、それとコントローラーが同じ別のクリーチャー1体を対象とする。前者の上に置かれている +1/+1 カウンターを1個、後者の上に移動する。
{1青}:いずれかのパーマネントにエンチャントされているオーラ(Aura)1つを対象とし、それをコントローラーが同じ別のパーマネントにつける。

新ルールテキスト:
({緑/青}は{緑}でも{青}でも支払うことができる。)
{1緑}:クリーチャー1体と、それとコントローラーが同じ別のクリーチャー1体を対象とする。前者の上に置かれている +1/+1 カウンターを1個、後者の上に移動する。
{1青}:パーマネント1つにつけられているオーラ(Aura)1つを対象とし、それをコントローラーが同じ別のパーマネントにつける。

《North Star》
古い時代に印刷されたテキストは、「いずれかのタイプのマナ」に関連した。これは長い時間にわたって「色」になった。そして、それはコストに無色マナが来るまではそれでよかった。これは極端なケースだが、《大いなる歪み、コジレック/Kozilek, the Great Distortion》を唱えたいときに14個の《森》と《North Star》がある場合だ。我々は君たちを応援しているぞ。


旧ルールテキスト:
+ {4},{T}:このターンの呪文1つについて、あなたはその呪文のマナ・コストを支払うためにマナをいずれかの色のマナであるかのように支払ってもよい。(追加コストは通常どおり支払う。)

新ルールテキスト:
+ {4},{T}:このターンの呪文1つについて、あなたはその呪文のマナ・コストを支払うためにマナをいずれかのタイプのマナであるかのように支払ってもよい。(追加コストは通常どおり支払う。)

■《ミミックの大桶/Mimic Vat》
合体カードよりも前は、一度に2枚以上のカードに触ることができるような《ミミックの大桶/Mimic Vat》の起動型能力はそれが可能ではなかった。刻印能力は有用なクリンナップ機能を持っており、たとえ誘発型能力をコピーしたとしても、あなたはただ一つのトークンを持ちうるだろう。しかしながら、今は合体したパーマネントが死亡して、《ミミックの大桶/Mimic Vat》で追放されうる(その両方のカードが追放される)ので、少しひねりが必要となった。その2枚のカードのコピーのトークンを戦場に出すのはとんでもない。なので、2枚以上のカードが使用可能であるという奇妙な場合は単にその一枚を選ぶことにする。

旧ルールテキスト:
+ 刻印――トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。そうした場合、Mimic Vatにより追放された他の各カードをオーナーの墓地に戻す。
{3},{T}:その追放されているカードのコピーであるトークンを1体戦場に出す。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。

新ルールテキスト:
+ 刻印――トークンでないクリーチャーが1体死亡するたび、あなたはそのカードを追放してもよい。そうした場合、Mimic Vatにより追放された他の各カードをオーナーの墓地に戻す。
{3},{T}:その追放されているカード1枚のコピーであるトークンを1体生成する。それは速攻を得る。次の終了ステップの開始時に、それを追放する。

■《現し身/Personal Incarnation》
起動の制限はちょっとおかしかった。どのプレイヤーもこの能力を起動してよい。誰でも!いやいや待ってほしい。これはオーナーに限られる。なぜそれを先に言わなかったのだろう。

旧ルールテキスト:
+ {0}:このターン、Personal Incarnationに与えられる次のダメージ1点は、その代わりに、そのオーナーに与えられる。この能力は、どのプレイヤーも起動してよいが、Personal Incarnationのオーナーのみが起動できる。
+ Personal Incarnationが死亡したとき、オーナーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。

新ルールテキスト:
+ {0}:このターン、Personal Incarnationに与えられる次のダメージ1点は、その代わりに、そのオーナーに与えられる。この能力は、Personal Incarnationのオーナーだけが起動してよい。
+ Personal Incarnationが死亡したとき、オーナーは自分のライフの端数を切り上げた半分を失う。

■《イオナの祝福/Iona’s Blessing》
追加のクリーチャーをブロックすることをクリーチャーに許可する効果に「各戦闘で」という補足部分を加えることが前回の更新から抜け落ちていた。

旧ルールテキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受け、警戒を持つとともに、追加で1体のクリーチャーをブロックできる。

新ルールテキスト:
エンチャント(クリーチャー)
エンチャントされているクリーチャーは+2/+2の修整を受け、警戒を持つとともに、各戦闘で追加で1体のクリーチャーをブロックできる。


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